第一話 幕間

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『――珍しいね、たっつんがあーいう依頼受けるの』

『確かにな。普段ならお断りだ。ガキの相手は好きじゃない』

『じゃあ、なんで受けたの? まさか、現役JKとあんなことやこんなこと出来るから?』

『んなわけねーだろ。あんなガキに目がくらむほど節操無しじゃねえ。金だ、金。今年に入ってマルチキャリアの部品と、ケミリアペイントの値段が二割増しになったからな、稼ぎになるなら何でもいいさ』

『そうねー、ウチは稼ぎが悪いもんねえ……赤字になってないのが唯一の救いって感じ』

『それに、ああいう奴を見てると――』

『?』

『――いや、何でもない。ほらヘレナ、仕事に戻るぞ』

『……全く、たっつんは素直じゃないねえ』

『うるせえ、怠けてねえで仕事しやがれ』

『ほーい』


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