第四章 福猫さんの秘密(その二)
わたしはいつも通りに学校に行く。そして教室にはいる。教室に入った瞬間「ドン、ドン…」と音が聞こえた。「この音なんだろう?」「さあ…」みんなにも聞こえるらしい。そんなざわめきの中、「屋上に金貨落ちてた。」という言葉がわたしの耳に聞こえた。金貨っていったら福猫さん!福猫さんに何か関係があるのかな。きっと屋上に行ったら全て解ける!わたしは屋上に向かった。そこには…すっごく大きい福猫さんの顔!?
「また会ったにゃーね。はい金貨。」
福猫さんはのんびり言う。
「これ一体どうなってるの?」
わたしは聞く。
「ああ、これにゃーね。ボクがこの大きい建物にとりついているのにゃー。そうしたら、ここが幸福になるのにゃー。そうそう、何年何組?」
「2年C組ですけど。」
「あーそこボクの心臓の部分にゃー。」
「だからあんなにドンドンいってたのか。」
ようやく謎が解けた。そして、学校が終わり、家に帰ってわたしの部屋に入ると、「ドンドン」と音が聞こえだした。もしかして…そう、そのもしかして通りベランダに福猫さんの顔があった。
「また会ったにゃー。はい金貨。」
福猫さんはのんびり言った。
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