第31話.『宴の席にて』




 墓所を出ると、橋の袂にソルシエール家の侍女が立っていた。

 それを見るなり、ルーシアスは眉間に深い皺を刻んだ。頭を下げる使用人達を無視して、大股で橋へ向かう。

 15年間――、いや正確には屋敷で過ごした7年間か。彼は他人に対してこの態度で通してきた。それを今すぐ改めるなんて、意識していたって難しい。

 すぐには変わらないか、と落胆しつつ侍女の案内を素直に受けた。




屋敷に到着した頃には、空は満天の星空に変わっていた。

鳥居に掛けられた提灯や門前の大灯篭にはめ込まれた照明石が、明々と点灯している。屋敷中、すっかり夜の装いに変わっていた。

風情ある屋敷に一歩踏み入れば、石畳の両脇にズラッと並んだ使用人達が一斉に頭を下げた。声量に迫力のある「お帰りなさいませ」に気圧されつつ、ルーシアスと共に列の間を進む。

その先で、美しく着飾ったミシルが私達を出迎えた。

私の歓迎会を催すと言っていたから、里長の妻(・)らしく正装したのだろう。

その傍にラルジャンやキリカ、ローウェルの姿はなかった。

恭しく一礼したミシルは、私とルーシアスを別々の一室に案内した。

そこには、使用人の女性が数人とファムさんが控えていた。


「ファムさん、ここで何してるんですか?」

「シャリオン様、お喋りは後にしてくださいまし。さあ皆さん、勇者様にお召し物を!」


 ファムさんの言いつけで、手に服や櫛、装飾品を持った使用人達が私を包囲した。追い剥ぎ顔負けの素早さで、服を引っぺがされ、冠婚葬祭用と思われる衣装を着せられる。着付けが終わると、今度は鏡台の前に座らされ、髪を整えられた。

 あっと言う間に着替えが完了した。

 着替えって言うより、着せ替え人形だよな、これ。

 鏡に映る私は、烏帽子をつけていないお内裏様みたいだ。金属製の装飾品が地味に重い。元々着ていた服は、「洗濯致します」と持っていかれてしまった。

 部屋を出るタイミングで、隣の部屋から同じく正装したルーシアスが出てきた

 衣装の色は、私が深紫色で、ルーシアスが深緋色だ。

 お互い、顔を見合わせる。

 無言だが、げんなりした表情のルーシアスも、私と同じ事を考えるんだと思う。

 この衣装、とてつもなく動きづらい……。




 案内された会場は、敷地の中心部に建つ畳み敷きのだだっ広い能楽堂っぽい建物だ。その座敷には、すでに沢山の来賓が座っていた。

 全員がソルシエール家の分家や親戚、外戚の家長達なのだろう。

 ファムさんくらいの年配者が多い。中には若い人もいるが、どう見たって私より年上だ。各席に膳が用意され、その上には豪勢な料理と杯が用意されている。 

 座敷の上座、そこには絢爛豪華な二曲一双の屏風が飾られている。

 その前にラルジャンとミシルが並んで座っている。

 両脇に設けられた席に、浮かない表情の正装したキリカ。

 その向かい側には、眉間に皺を寄せてあからさまに不機嫌なローウェル。

 彼も、浅縹(あさはなだ)の着物に正装させられていた。

 緊張の面持ちで、会場に一歩入ると座敷がシンと静まり返った。

 私が極席の前を通過すれば、隣り合った人々が何やら耳打ちし合っている。そんな様子を目の当たりにして、気分が良いわけがない。

 私はローウェルの隣に、ルーシアスはキリカの隣に通された。

 ラルジャンの目がキリカに釘付けになってる。

 うーん、気になってしょうがない。




 なんであれ、これで主賓は揃った。

 集まった一族の面々にミシルが、心ここに在らずのラルジャンに代わって挨拶を述べる。キリカ、ルーシアス、ローウェル、そして46代目勇者である私を順に紹介する。

 私の紹介が終わると、会場が一瞬ざわつく。

 一族一人一人の自己紹介と祝辞が始まったが、一人目から話が長くて聞く気が失せた。服の飾りを弄っていると、視線を感じた。

 何処からだろうと、バレない様に少しだけ首を動かして辺りを探る。

 視線は、ラルジャンの背後――屏風の裏側にたどり着いた。

 目が合った瞬間、悲鳴を上げそうになった。口内を、奥歯で力いっぱい噛んで押し殺す。チリッと痛みを感じ、舌先で噛んだ部分を確認すれば鉄の味がした。



 そこには主の有事の備えて、控えるクラオトの姿があった。

 屏風の裏側で、白い衣装と顔だけが暗がりに浮かんでいたから、亡霊かと思った。

 彼の銀色の瞳が、照明の明かりを反射してキラリと光っている。

 小さく会釈をすると、彼も会釈し返してくれた。

 ここで、暇を持て余した私の好奇心が顔を出す。

 題して『クラオトさんは、何処まで対応してくれるのか?』検証である。

 膳の下からこっそりクラオトさんの方に手を伸ばした。

 クラオトに向かって「グー」「キョキ」「パー」とサインを出して見せる。「グー」した状態で、手を軽く上下に2回振る。

 3回目の振りで「パー」を出すと、クラオトは「チョキ」を出してきた。

 じゃんけん勝負、一回戦はクラオトの勝ちだった。

 ぐぬぬ、負けないぞ!

 結局、9回戦までじゃんけんをして、10回戦からは「あっちむいてホイ」も追加した。ほんの暇つぶしのつもりが、本気になっていた。

 結果は、33-4……私の惨敗だった。

 クラオトさん、強すぎ……。私は阪神か。

 はぁっと息を吐いて前を向けば、何故か会場の全員が私を見ていた。


「……へ?」


 間抜けな声が漏れた。 

 あれ? もう自己紹介って終わっちゃったの?

 話を聞いていなかった私には、今がどう言う状況なのか分からなかった。

 ヤバい。ど、どどどうしよう……。下唇を舐めたが、すぐに乾いてカサカサになった。私、何すればいいの? 誰か助けて!


「シャリオン、自己紹介だ。皆に自己紹介をせよ」


 私の尋常じゃない顔色を見たローウェルが、小声で教えてくれた。

 あ、自己紹介ね! オッケー、任せとけ! 

「話はちゃんと聞いとけ」って顔に書いてあるけど、勇者の専用武器はバックアップも完璧だ。私が膳の下で、グッと拳を握って見せると「やれやれ」と、こめかみ押さえている。

 私は立ち上がり、下腹に力を入れた。

 よーし、派遣で培った挨拶の妙技、ここで披露してやろうじゃないか。


「ミシル様からもご紹介に挙がりました。46代目勇者の大役を創生神より授かり、この世界に使わされましたシャリオン・ガングランと申します。若輩者ではありますが、誠心誠意、勇者としての責務を果たし、このオリゾン・アストルとソルシエール一族の為、尽力していく所存です」


 座敷全体に通る声で、勇者としての抱負を熱く語って見せる。

 最後にクラオトさんがしていたみたいに、胸に手を当てて深く一礼した。

 我ながら完璧な自己紹介だったと自負して、着席する。

 随分と間を置いてから、来賓からワッと歓声が上がった。私に拍手を送る者もいた。

 そうだ、これが正しい勇者の歓迎のされ方だよ。こう言うのを待ってたんだ。

 これで良いんだろう? って、意を込めたドヤ顔でミシルを見る。

 目を丸くしていたミシルだったが、口元だけで笑うと小さく頷き返して来た。

 次にキリカに目配せをすれば、ニコッと微笑んでくれた。

 ルーシアスも意外だと言わんばかりの顔で見ている。

 私だって、やれば出来るんだよ? 




おかげ様で、歓迎会中は気分が良かった。

味付けはちょっと薄いけど、料理は美味しいし、久しぶりのお酒が美味しかった。ただ、一族の人が代わる代わる個人的な挨拶に来て、それに対応するのが面倒だった。

取引先の人と世間話でもしてると思えば、多少は気が楽になった。

ラルジャンも隣にミシルがいるからか、一言も喋らず大人しくしていた。

キリカとルーシアスも喋らない。家族間の会話がない。

だが、親戚一同は誰もその事を気にかけていない。

ラルジャンが精神疾患なのも、両親と子供達が不仲なのも、すでに周知の事実。

これがソルシエール家のデフォルトなのだろう。

何はともあれ、大成功を収めた歓迎会は、ミシルの一声でお開きになった。





「どうして、こうなった……」


 勇者は、またしてもピンチを迎えていた。

 円卓の前に腰掛けた私は、身を硬くしている。

 チラリと目線を上げれば、目の前に、黒衣の夜着に身を包んだミシルがいる。

 彼女は、優雅な所作で2人分の茶を入れている。茶の良い香りが漂うこの部屋は、ミシルの別宅にある彼女の寝所だ。

 生け花、ガラスや陶器、木材、金属と素材豊かな調度品の数々。

 二部屋続きの寝室の奥には、大きな天蓋つきのベッドも置かれている。

 いかにも、格式高い貴婦人の部屋と言ったインテリアだ。

 夫がいながら、寝室に独身の男を上げるなんて、なかなか大胆な行動に出るな。でも、それを咎めるものは誰もいない。

 それは、何故か? 答えは至ってシンプルだ。

 彼女が、この家の実権を握る女主、ミシル・ソルシエール……その人だからだ。

 私の身に何が起きたのか? あの時、私は少しばかり酔っていた。

 自分でも混乱しているから、記憶が途切れ途切れだ。

 紙芝居みたいに、ここまでの経緯が脳内でダイジェスト化される。




 歓迎会終了後、親戚一同を正門から送り出した。

 クラオトさんに連れられて、ラルジャンが退場した。

 久しぶりに再開したキリカとラルジャンは、何やら話がしたそうだった。

 だが、それを例外なくミシルが妨害した。

 すると、ルーシアスがミシルに食って掛かった。

 私とキリカで仲裁に入るが、憤慨したルーシアスがキリカを連れて、離宮へ強制退場。仲裁に夢中になっていたら、頼みの綱のローウェルはいなくなっていた。

 いつの間に……武器が主人を置いていくって駄目じゃね?

 結果、酔っていた私は正門に置いていかれた。

 そして、背後にいたミシルに「勇者様とゆっくりお話できる良い機会ですわ。私の別宅にいらしてくださいな」と誘われた。

 ほろ酔い気分が見事にぶっ飛んで、素面に戻った。

 断れば良かったのに、無言の圧力が怖くて『YES』を選択してしまった。

 イエスマン勇者のシャリオンは、ミシルの寝室に上がり込む状況に陥った。

 逃げたい。ここに長居をしたら、外にいる使用人達に確実に勘違いされる。

 これ、世間体も悪いって……。

 この優雅にお茶入れてる美女は、既婚者で一児の母親ですよ?

 このままだと、「勇者と奥様が淫らな行為をなさっている」って有りもしない噂を早朝一番に流される。

 私の勇者盛名が、マイナスに振り切ってしまう。

 ミシルは何を考えているんだ? 何故、このタイミングで私を招いたんだ?

 おああ、早くキリカとルーシアスが篭城している離宮に行きたい。


「うふふ、もっと肩の力を抜いてくださいませ。今の勇者様は、叱られた子供のようですわ」

「すみません。ちょっと、緊張していまして……」


 色鮮やかな薄紅色のお茶を出されたが、飲む気になれない。

 この身体、男体とは勝手が分からない部分が多い。

 突然、私の意に背いてやんちゃを始めてしまう。特に下半身がね……。

 今だって、カップから昇る湯気の向こうで揺れるミシルの豊満なバストに目が釘付けだ。

 性格に難有りだけど、ミシルの外見はナイスバディの美女だ。

 あんな絶景を見るなって言うのが無理な話だよ。

 特に理由のない、視覚の暴力に勇者の精神力はガリガリ削られてる。

 己の煩悩と戦う私の百面相が、よほど面白かったのだろう。

 ミシルは目を細めて、カップに口を付ける。

 ああ、カップになりたいなぁ……ん? 違う、そうじゃない!


「時に勇者様は、キリカをどう思われますか?」

「キリカさん、ですか?」


 意外な質問だった。

 ミシルからキリカの話題を持ち出してくるなんて……これは、何かあるな。

 頭を切り替え、真剣な顔付きでミシルと向き合う。

 余裕ぶって、お茶でも飲みますかね。


「健気ですし、優しくて、とても良い子です。私の世話役には勿体無いです」


 ここで、キリカの株を爆上げしておこう。


「そう言って頂けて安心致しましたわ。どうでしょう、キリカを勇者様の妻(・)として迎えてみては?」

「はい?」


 手に持ったカップを落としそうになった。

 それは、私にキリカちゃんと結婚しろって事ですかい?

 やっとルーシアスとの仲が進展したのに、振り出しに戻っちゃうじゃん。

 戻るどころか、ルーシアスが暗黒面(ダークサイド)に落ちてしまう。

 返事を拱いていると、ミシルは憂いを帯びた表情で、頬に手を当てた。


「私とて母親、あの子を心配しているのですよ。私は16で、背の君と婚約致しました。キリカも立派な大人です。あの子の生い立ちを考えれば、好いた殿方に嫁ぐのが一番の幸せなのではないかと……」


 ミシルは言葉を詰まらせ、夜着の袂で目元を押さえた。

 なるほどね、そう来たか。

 今までの事は全て水に流し、前妻の娘の将来を本気で心配する優しい模範的な継母だ。

 ふーん、女優並みに演技がお上手ですこと。そうやって、何人の男を騙してきたんです?

 生憎、私はそこらの男とは訳が違う。

 肉体は男でも、精神は女――。

 同性として、ミシルの言葉の裏にある真髄を見抜くくらい、朝飯前だ。

 読めたぜ、ミシル。アンタの考える策謀がな!


「なるほど。キリカさんを私と結婚させて、ルーシアス君を彼女から引き離す……そう言う魂胆ですか?」


 飄々とした口調で冗談めかして言ってみる。

 茶を一口飲んだ。ふむ、いいお茶だ。

 ポーカーフェイスを崩さないミシルの眉が、ピクッと動いたのを見逃さなかった。


「ふふふ。勇者様は、面白い事を仰るのですね」

「この程度の稚拙な作話で、喜んで頂けるとは……では、もっと面白い話をして差し上げましょうか?」


 大袈裟に両手を広げてみせた。

 道化になりきっって、不敵に笑って見せる。




 ミシルの考えはこうだ。

 今のルーシアスは、ミシルの言う事をまるで聞かない。

 当たり前だ。彼はキリカを慕い、彼女を守るために

 さらに言えば、キリカを虐げてきたミシルを憎んでいる。

 ラルジャンはあの通り、もう長くはない。

 このまま、ルーシアスが里長になったら自分はどうなる?

 ルーシアスの性格は、自分に似ている。

 かつてヒミカやキリカにした様に、自分を死ぬまであの離宮に幽閉するだろう。復讐するとなれば、徹底的にするはず。何とか、やめさせなければ……。 




 ならば、邪魔なキリカを嫁がせてしまえばいい。

 ルーシアスの知らない所で、適当に見繕った男と婚姻を結ばせる。

 慕っていた姉が、知らない内に他の男と結婚し、自分から遠ざかっていく。

 ルーシアスは深く傷つくだろう。かつての自分のように……。 

 



 傷心のまま、里長に就いたルーシアスを自分が慰めればいい。

 キリカを忘れ、自分を頼るようになればいい。

 そう、今のラルジャンの様に……。

 息子と2人で、この家をずっと守っていこう。やっと、母と子の関係を修復できる。逃してまった幸せな時間、ヒミカに奪われた幸せを手に出来る。




 キリカの結婚相手は……。そうだ、あの46代目勇者が適任だろう。

 すでに成人していると言うから、さらに好都合だ。

 世界の救世主である勇者と共にキリカはここから出て行く。

 相手が勇者ならルーシアスも諦めるだろう。幸いな事に、あの勇者は見るからに単純そうだ。懐柔に手間は掛らないだろう。





「どうです? なかなか面白い話だったでしょう?」

「勇者様の想像力には、感服致しましたわ」

「想像力だけは自信があるんです。と言う訳ですので、私はキリカさんと結婚する気はありません」


 ミシルの反応は、話を聞くと変わらない。笑みを崩さず、茶を飲む動作も至って普通だ。

 女主は伊達じゃないな。顔色一つ変えない。

 うん、分かってた。これくらいじゃ、揺すぶりにもならないね。

 さあ、私の意思は伝えたし、ここに居座る理由はない。

 こんな胸糞悪い所からは、さっさとおさらばしよう。

 私の癒しは、あの3人しかいない。1人は武器だけどさ。

 席を立った私に、ミシルが「勇者様」と静かに呼び止めた。


「哀れなキリカを救いたい……とは思いませんこと?」

「キリカさんにとっての救いが、私との結婚だと?」

「女にとって、結婚は最上級の幸せですわ。それ以上の幸せがありますの?」

「ほほう、それはご両親の英才教育の賜物ですね。それで? 今の貴女は幸せなんですか?」


 席に座り直して、ミシルに率直な疑問を正面から投げつけた。

 ミシルの表情から笑みが消えた。喜怒哀楽のどれも感じられない能面じみた顔だ。強いて言うなら、これは『虚無』の表情だ。


「幸せかどうかは……私自身が決める事ですわ」

「では、その言葉、そっくりそのままお返しします。キリカさんの幸せは、キリカさん自身が見つけるものです。もちろん、ルーシアス君もです。いい加減、過去に囚われるのはやめにしませんか? 人を憎み続けるのは、疲れるでしょう?」

「この世に生を受けてまだ4日の貴方様に、私達家族の一体何がお分かりになるのかしら?」


 はぁ、ですよねー。

 言われるだろうなとは思ってたし、自分でも「何様だよ」とは感じてた。 

 でも、前世の記憶を引き継いだまま転生してるんです。

 家族関係と恋人関係で大失敗してるから、口出しするんですよ。



 死んでみて、やっと分かったんだ。

 誰かを憎みながら生きるのは、疲れるし、馬鹿げてる。

 私は、キリスト様や仏陀様みたいな崇高な存在じゃないけど、悟ってしまった。恨んでいる時間だけ、自分の人生を損しているのだから。

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