第23話.『新たな仲間と共に』




 私達3人は、森の中を固まって移動していた。

 揃って隠れ家への岐路についているわけだが、誰も何も喋らない。

 先の戦闘で受けた強制解除の術が身体に堪えたらしく、今は刀に戻っている。

 安静にしていた方が良いと、私が無理やり戻らせてベルトに挿した。

 ローウェルは、大した問題じゃない。

 私は、歩きながらも必死に提供する話題を考えていた。

 だって、気まずいじゃん!




 私達とルーシアスの戦いが、死闘寸前まで発展してしまった午後の昼下がり。

 ルーシアスの誤解がキリカの説得で解けた頃には、真っ赤な太陽が西の山に沈み始めていた。

 このオリゾン・アストルでも、太陽は東から昇り、西へと沈む。

 つまり、夕暮れが迫っているのだ。

 キリカとル-シアスの実家であるソルシエール家は、秘境『シビルの里』を治めている魔術師の名家だ。今住んでいる『隠れ家』からは、どんなに早くても丸一日かかってしまう距離らしい。

 と言うわけで、


「今日はもう日が暮れるし、夜道の移動は危ないよね。出発は、明日の早朝にした方が良いんじゃないかな?」

「私もそれが良いと思います。急ぎとは行っても、1日程度の猶予はあると思います。一応、帰宅次第、お父様にその事を連絡しようと思います」

「うん、よろしくね」


 私がキリカに話しかけた瞬間、キリカの向かい側を歩いていたルーシアスが反応した。素早くこっちを見たルーシアスは、物凄い形相で私を睨んでいる。

 とりあえず、視線を逸らした。本当に誤解が解けたのか、疑わしいったらありゃしないよ。

 でも、キリカの弟だしなぁ。彼とも交流を深めておいた方がいいよね。


「私とキリカちゃんは、そう言う意見なんだけど……ルーシアス君は、どう思う?」

「……姉上がそう決めたのなら、僕はそれに従う」

「提案したの、私なんだけどな……」


 プイッと明後日の方を向いたルーシアスは、私ではなく近くの木と会話している。私はこっちだから、人と喋る時はムカつく相手でも目線を合わせようね?

 いやでも、ぶっきら棒な言い方だったが一応、返事は返してくれたから良しとしよう。

 ただ、ルーシアスの物事の判断基準が『キリカ』なのが、ちょっと気になった。自分の意思はないのか? 年代的にちょっと前に話題になってた『さとり世代』ってヤツか?

 私はキリカ越しにルーシアスを見つめながら、眉に皺を寄せた。

 すると急にこっちを向いて、


「そうだ、姉上! 今夜の夕食は、僕が腕によりを掛けて姉上の好物を作りますよ」

「ふぇ? ルーシアスさんが作るのですか? 夕食なら私が……」

「姉上は勇者……様のお世話でお疲れでしょうから、後の事は僕に全て任せて下さい」

「でも、食事を作るのは私の役目で……」

「そこの勇者様には、ある物を適当に食べさせておけばいいんですよ」


 満面の笑顔で、キリカに話しかけ始めたのだ。

 さっきの不機嫌オーラは何処へ行ったんだ。キリカを労わるルーシアスの全身からキラキラが迸っている。たぶん、目の錯覚だけど……。

 キリカと楽しげに会話する彼は、15歳の少年が浮かべる歳相応の表情だ。

 私への態度と扱いが雲泥の差だし、そもそも今のルーシアスは私の存在をこの場から消している。押しの強い物言いに、キリカが困惑しているのが見て取れる。

 ルーシアスは、私以上に過保護だった。リアルなシスコンって、こんな感じなのか。

 姉を駄目にする弟なんて、初めてお目にかかったぞ。

 なんであれ、この世界の『救世主』である勇者の扱いが酷い。「ある物を適当に」って、私は家庭に居場所のない休日の父親か!?

 兄弟の生睦まじい姿を見せ付けられ、急に肩身の狭くなった私は隠れ家に着くまで沈黙を守るしかなった。

 ベルトに挿したローウェルの存在が、せめてもの救いだった。




 隠れ家に到着し、井戸で手洗いうがいを済ませた私達は、各自別行動となった。

 私は、自室が壊滅状態なので、これから夕食を作ると言うルーシアスの目が届くリビングにいる。

 キリカはルーシアスの計らいで、ソルシエール家に急ぎの『野鳥便箋』を送った後、自室での『休息』と言う名の待機命令が出た。

 リビングの窓辺に置かれたソファに座り、腰に挿していたローウェルを膝の上に乗せる。

 キッチンでは、一部の隙もないルーシアスが腰につけたバッグから新鮮な食材を取り出している。

 きめ細かなサシが入ったブロック肉、ジャガイモっぽい野菜、牛乳らしき液体が入った大瓶、パン、色とりどりの果物、調味料などなど、随分たくさん入っているな。

 次から次へと出て来る食材が気になって、身を乗り出して見ているとルーシアスに睨まれた。

 あれは、これから料理をする人間の目じゃない。

 だが、ここで引いては駄目だ。私は持てる勇気を振り絞って、


「ルーシアス君、私も手伝おうか?」

「結構だ」


 はい、会話終了――。

 会話のキャッチボールすら出来なかった。投げたボールが後の小川に落ちて、どんぶらこっこと流れて行ってしまった。悲しいなぁ……。

 いや、まだだ。勇者シャリオンはこんな事では諦めないぞ!

 意を決して、ソファから立ち上がると座っていた場所にローウェルをそっと置く。

 強張る足を動かして、ルーシアスの陣地になったキッチンに突撃を仕掛けた。


「手伝いは不要だって、言ってるだろ。邪魔なんだよ」

「そう言うルー君だって、本当は疲れてるんでしょ? 何作るの? 食材を切る手伝いくらいさせてよ」

「だ、誰がルー君だ! アンタな、勇者だからって調子に乗るなよ!」


 そう言って、私にキッチンに置いてあったナイフを向けるルーシアス。

 待つんだルー君、そのナイフは調理用だぞ。

 そもそも私は調子に乗ってない。純粋な気持ちで手伝おうとしているのに、邪推し過ぎだ。どうやらルーシアス少年は、ちょうど思春期と反抗期のど真ん中にいるみたいだ。

 

「それに……何でアンタが、それを付けてるんだよ!」

「それ? ルー君よ、それってどれだい?」

「アンタが髪を結ってるリボンだ! それは僕が姉上に贈った物だぞ!!」

「ああ、これ!? キリカちゃんが私にくれたんだよ」

「な、なんだって……嘘、だろ?」


 ルーシアスの怒りの原因は、私がキリカから貰ったリボンにも要因があった。

 愕然とした様子で、ルーシアスがよろめいた。危なねぇ……。

 ナイフは私に向けたまま、頭を押さえてブツブツと小声で何かを高速で呟いている。「姉上」「嘘」「嫌われた?」だけが辛うじて聞き取れた。見開かれた目の焦点は、合っていない。

 はたから見ても正気の沙汰じゃないのが分かる、これはリアルホラーだ。世に言う『ヤンデレ』の顔ですよ、始めて見たわ。

 ルーシアスのいけないスイッチを入れてしまったみたいだ。

 弟からのプレゼントを他の男にホイホイあげちゃったキリカの罪は重い。あの時、いらないときっぱり断っておけば良かったと、今更後悔する。

 両手を挙げて、抵抗の意がない事をアピールしつつ、交渉も続ける。


「こ、ここで私達がまた喧嘩したら、キリカちゃんが悲しむよ? ルー君はそれでも良いの?」

「姉上が……悲し、む?」


 キリカの名前が出た途端、ルーシアスの反応がピクリと反応した。

 ふふーん。だんだん、ルーシアスの扱い方が分かってきちゃったぞ。


「そうそう。それにさ、私達が仲良く夕食を作ってキリカちゃんに食べてもらえば、喜んでくれるんじゃない?」

「……」


 私の提案に、ルーシアスは難しい顔で考え込む。

 数十秒間、たっぷり間を置いてから私を横目でチラッと見上げた。


「アンタは……そこの野菜の皮を全部剥いておけ」

「はいはーい、任せなさい。あー……このリボンは、キリカちゃんに返した方が良いのかな?」

「アンタが身に付けた物を姉上に返すだって? 冗談は寄せよ、姉上が穢れてしまうだろう」

「……うっす、あり難く頂戴しますっす!」


 ルーシアスはそれだけ言うと、私から2歩分の距離を開けてブロック肉の仕込みに入った。唇を尖らせて不満タラタラな表情だが、皮剥きの手伝いは許可してくれた。私はルーシアスに見えない様に、ニヤリと口元を歪ませる。

 フヒヒ。ルー君ってば、チョロい男の子だぜ。前世の私の弟より扱い易くて助かるよ。

 下拵えを粗方終えると、ルーシアスは鍋を手に取った。そのまま、無言で玄関に向かう。

 が、急に振り返って、山盛りの果物を剥く私を指差した。


「僕はまだアンタを信用してない。妙なマネをしたら、たとえ勇者でも……」

「分かってるって。キリカちゃんには何もしないから」

「ふんッ!」


 私が手と首を振って否定すると、ルーシアスは乱暴に玄関の扉を閉めて出て行った。

 足音が遠ざかるのを確認して、私は溜息をついた。

 ナイフをシンクに置いて、リビングの方に振り返る。

 ソファに悠々と足を組んで座るその人物に、愚痴を零す。


「だ、そうですよ。これから、どうなるんだろう……ねぇ、師匠?」

「どうもこうも、手懐けるしかあるまい? 獣と違って言葉が通じる分、いくらかはマシだろう」

「確かに。あの子、人見知りの激しい猫みたいだよね。それより師匠、身体の具合はもう良いの?」

「ああ、問題ない。心配をかけたな。小生も手伝った方が良いか?」

「ああ、それならキリカちゃんの様子を見てきて欲しいな。私が行くと、ルー君が怒るだろうから」

「了承した。巫女の弟が戻るぞ」

「ん、了解でーす」


 ローウェルはソファから立ち上がり、キリカの部屋へ向かう。ノックして部屋に入ったのを確認して、私は一口大に切った果物を皿に盛りつけた。

 その直後、ルーシアスが玄関から入って来る。何を作るのかと、ルーシアスに尋ねれば面倒臭そうに「ビーフシチューだ」と言い、水の入った鍋に予め炒めておいた野菜を投入した。「何で、ビーフシチュー?」って聞き返すと、キリカちゃんが肉料理好きだからだそうだ。

 私は正直に「楽しみだなぁ」と呟いたが、なぜか睨まれてキッチンから追い出された。

 しばらくすると、ルーシアスがかき回す鍋からいい香りがしてきた。

 暇だけど、ローウェルも私も疲れているし、時間が時間だから日課の特訓は無しだ。たまには、こう言う1人の時間も良いか。寛ぎながらメインディッシュが完成するのを待つとしよう。




 ルーシアスと私の合作である豪勢な夕食を4人で囲む。

キリカが美味しそうに肉料理を頬張り、ルーシアスが甲斐甲斐しく面倒を見ていた。

 食事が済み、食器の後片付けをキリカとルーシアスが手際よく終わらせた。

 今は、お風呂の順番待ちをしている。

 一番風呂には、唯一の女子であるキリカが入っている。

 ギリギリまで私に一番風呂を譲ろうと、何かと理由をつけて遠慮していたが、ローウェルの一喝で脱衣所を兼ねた洗面所に駆け込んで行った。

 私がキリカの入浴を覗かない様に、ルーシアスが洗面所の前に陣取り、一挙一動を監視している。

 そんな事しなくても、元同性の入浴なんて覗かない。どんだけ信用されてないんだよ。監視されている私は、瞑想中のローウェルの隣に非難している。


「ねぇ、師匠。私、何処に寝れば良いの? 部屋がメチャクチャで寝れないよ」

「ここに寝ればよかろう」


 瞑想しつつ、ソファを指差すローウェル。

 私は年甲斐もなく駄々を捏ねた。ソファでなんて寝たら、闘いで溜まった疲れが取れないじゃないか。

 文句を言いつつ今度は、この原因を作った張本人であるルーシアスを見た。気まずそうな顔をしている。自分が仕出かした事だから、ぐうの音もでないのだろう。


「……空き部屋になっている客間を使えば良いだろう」

「客間はルー君が使うんじゃないの? お客様だし」

「僕は……」

「ハッ!? まさか、キリカちゃんと一緒に寝るつもりなの?」

「ば、馬鹿か! そんな事するわけないだろうッ!!」

「わー、師匠見てよ。ルー君の顔、真っ赤だよ!」

「シャリオンよ、あまり若人を虐めてやるな」

 

 顔を真っ赤にして怒鳴るルーシアスに、吹きそうになるのを必死に堪える私、そんなニヤ気顔の私を嗜めるローウェル。

 ルーシアスが私に掴みかかろうとするのを、ローウェルを盾に回避する攻防戦を繰り広げていたら、頭にタオルを巻いた寝巻き姿のキリカが洗面所から出てきた。


「ふぅ、次の方どうぞ。あら? 何だか皆さん、楽しそうですね。ルーシアスさんも随分と打ち解けて……」

「姉上! この状況をどう見たら、打ち解けているように見えるんですか!」

「ほらほら、ルー君。先にお風呂に入ってきちゃいなよ。私は、客間に布団を運んどくからさ」

「そう言って、僕のいない隙に、姉上に何かするつもりなんじゃないのか?」

「だから! 何もしないって! 何なら一緒にお風呂に入る?」


 ルーシアスが凄い剣幕で、素早く数歩後に下がる。

 だって、君の意見を尊重すると一緒に入浴するしかないじゃん。

 ローウェルがルーシアスの監視を引き継ぐ形で、この場は丸く収まった。


「そうだ、客室と書庫には僕が収納した荷物があったはず」

「それでしたら、私達3人で片付けてしまいました」

「あの量をですか? お手数をお掛けしました、姉上。僕は入浴してきますので、何かされそうになったら、大声で呼んでください。すぐに駆けつけますから」


 キリカにだけお礼を言って、ルーシアスが洗面所の扉を閉めた。

 私とローウェルはどちらからともなく、顔を見合わせた。どうやら私達は同じ事を考えているらしい。その後、お茶を入れているキリカを同時に見た。

 キリカは、私達の不可解な行動に首を傾げている。


「あのゴミの山って……」

「あやつの仕業だったのか!」


 ルーシアスの入浴中、私とローウェルはキリカに謝罪し続けた。由緒正しき神器であるローウェルですら、己の過ちを認めて頭を深々と下げた。

 この隠れ家を『ゴミ屋敷』にした犯人(ヤス)は、キリカではなくルーシアスだったのだ。

 私達の入れ替わり立ち代りの懺悔を見たキリカは、一瞬で顔面蒼白になった。

 注いでいたお茶を盛大に零し、慌てて布巾を取ろうとした矢先に、テーブルの脚に足の小指をぶつけて悶し、私達の気迫と痛みで終いに泣き始めてしまった。

 今度は泣き止ませるための謝罪が始まり、それはまさに終わりのない『いたちごっこ』だった。

 風呂から上がったルーシアスにこの惨状を目撃され、彼の逆鱗に触れたのは言うまでもない。危うく、2戦目が始まってしまう寸前まで発展した。

 元はと言えば、君のせいでこうなったんだぞ?





「ルー君、本当に床で良いの?」

「くどいな、気が散るからさっさと寝ろよ。明日の出発は早いんだぞ?」

「大丈夫、早起きは得意だから」


 男3人で寝る事になった客室は、すし詰め状態だった。

 唯一のベッドの上で胡坐をかいて座る私は、床の上で武器の手入れを始めたルーシアスに念を押す。

 クロスボウを含め、20はくだらない数の武器を一つ一つチェックするルーシアスは、こっちを見もしない。

 私と会話する気がないみたいだ。すると、ベッド脇の床に座るローウェルが助け舟を出してくれた。ルーシアスが手入れする武器を眺めて、


「ほう、どれも名のある業物だな。よくもその歳で、ここまで揃えた物だ」


 ふむと、感慨深そうに唸る。

 業物って、見ただけで分かるのか。それともローウェル自身が神器だから、武器の目利きはお手の物なのか? 悔しいけど、私にはチンプンカンプンだ。

 でも、業物って事は相当お値段が張るんじゃなかろうか。

 その唸りに反応したルーシアスが、ふふんと鼻を鳴らした。綺麗に並べられた内の1つを手に取って、扉側から私達の方に身体を向き直る。

 彼が今手にしているのは、25cmほどの銀色輝く細身の両刃剣だ。


「やはり神器、魔刀ローウェルの名は伊達じゃないですね。これは、ガリウムの一番弟子であるタリウムが打った白金の暗器です。探すのに苦労しましたよ」

「どこか懐かしい匂いがすると思えば、あの鼻垂れ小僧のタリウムが打った物か」

「名工タリウムをご存知なのですか?」

「知っているも何も、あれはガリウムが設けた10人の子供達の末っ子だからな。出産にも立ち会ったぞ」


 目を輝かせるルーシアスと、思い出話に花を咲かせるローウェル。

 2人が武器談義で盛り上がる中、私は会話に混ざれなかった。

 えー、なんで? なんで私だけ蚊帳の外になってんの? この場合って、勇者が会話の中心にいるモンなんじゃないの? 勇者=主人公=中心人物って方程式は、この世界では不正解なのか……。これじゃ、カメラのフォーカスすら合わせてもらえない映画のエキストラポジションじゃん。



 そこで気が付いた――。

 私、この2人と話せる共通の話題がない。

 女だったからって言うのもあるけど、別世界からの転生者だから、この世界のことを何も知らないのが大きいのだ。大人ではなく赤ん坊で転生していれば、こんな不遇な扱いを受けなかったかもしれない。

 ここで初めて、異世界人との大きな溝と疎外感を感じた。

 こんな事なら、キリカと同室の方がよかった。キリカの部屋のドアノブに触れた瞬間、ルーシアスに背後から刺されるだろうけど。

 2人の会話に水を差さない様に、私は静かにベッドに横になると、目を閉じた。

 ふ、ふんだ! 別に寂しくなんかないもん! 眠くなったから寝るだけだもんね! 2人で夜更かしして、寝坊すれば良いんじゃないかな!?

 2人に背を向けて狸寝入りを決め込む。

 その自分善がりな行動に「子供かよ」と自分でツッコミを入れたが、本当に眠くなってきた。ウトウトしながら2人の話に聞き耳を立てるが、それももう限界だ。

 疲れてるし、話す事もないし、仕方ないよね……。うん、仕方ない。

 朝一番に出発だし、早寝早起きは三文の徳だって近所のお爺ちゃんが言ってたもん。

 そのお爺ちゃん、早朝の散歩中に交通事故で亡くなったけど……。

 結局、私は一人寂しく眠りに落ちていったのだった。

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