第8話 強者

 俺もアイラも訓練、勉強の日々に慣れてきた。まだまだ魔法は使えないけど、着実に伸びている部分もある。

 いつかは魔法が使えるとよいものだ。せっかくあるのだからそう思うぐらいは許してほしい。


 そんな時のことだった。俺たちは奇妙な噂を聞いた。

 不気味な子供二人が農村の外れに住み着いた、というものだ。子供は女の子一人、男の子一人。どちらも子供とは思えないのだとか。彼らはとても大人びていて、周りの人間は不気味がっているという。

 随分と際立った特徴だ。子供でありながら年にそぐわないふるまいともあれば、もしかして俺と同じ転生者という可能性はないだろうか。そんな疑問が浮かんだ俺はアイラにこの話を持ち掛けていた。

「会いに行ってみないか?」

「レイルくんが行くならついていくかな。でもどうして?」

「気にならない?」

「べつに」

 アイラはきょとんと首をかしげて返す。

 なにこの子可愛い。

「友達はたくさんいた方がいいだろ?」

「レイルくんがいるからいいじゃん。他の人はどうでもいいとか言わないけど、たくさんいればいいってもんじゃないもん」

 五歳にしてはしっかりとした考えを持っていた。


 少しだけだがほっとする。

 自分に好意を向けてくれているのは嬉しいが、ずっとべったりで一人しか見えていない、そんな状況はまずい。ずるずるとその好意に甘えてしまう自分の姿が脳裏に浮かび、そして振り払う。それはそれで楽しそうだけどさ。共依存はお互いに良くない。アイラがほかの人がどうでもいいというわけではないと口にしたことで、そのことをなんとなくではあれどわかっている気がして安堵したのだ。

 口を尖らせるアイラが可愛くって思わず譲歩しそうになるが、ここは見聞を広めるためだ。

「まあ……いい子たちかもしれないじゃないか。行ってみようぜ」

「そういうなら……」

 農村に行くことに決定。




 ◇


 まだ子供なので馬は使えない。徒歩でのんびりと行くことになる。

 国内では森に入らなければ魔獣などに襲われることはない。

 それに農村と俺達の住む居住区は近い。以前貧民街から歩いてきたが、それよりはずっと近い。

 だから行くだけならば子供の足でも充分に行ける範囲だってことだな。


 柔らかな草が短く生えている草原の中に、草が刈られて整備された道を行くと畑などが見えてきた。


 その中に噂の小さな家がある。

 近寄ると同い年ぐらいの男の子が畑を耕していた。

 綺麗な白髪で、黄色人種であった。生気はないのに、死相もない。そんなまっさらな顔は結構怖い。

 だがその行為と表情を見て恐怖はどこかへ行ってしまった。そいつは楽しそうに、命を育み、そして未来に向かって生きていたからだ。

「レイルくん…………」

 アイラが背後で俺の服を掴む。

 強気なことを言っていた割には人見知りしているのか、となんだかおかしくなって、さっきまでの緊張はどこかへいってしまった。


「一旦休憩にしない?」


 家の中から女の子が出てきた。長い黒髪の日本人のような見た目の少女であった。

 透き通るような肌に緩やかにかかる黒髪がその美しさを際立たせていた。

 本当に五歳かよ。キラキラしてるぞあいつ。

 この世界の成長速度の速さにか、それとも彼女自身がまとう雰囲気にはため息をもらす。

 隣にいたアイラが思わず見惚れていた。

 女の子がふとあたりをきょろきょろと見た。

「あら? お客さん?」

「え? どこだよ? あ、本当だ」

 しっかりと身を隠していたし、視界にも入らないように気をつけていたはずなのにあっさりばれてしまった。

 スパイ活動は向いていないと心のメモ帳に書き留めた。

 俺たちは二人の前に出ていった。


「こそこそしていてごめんな。話しかける機会を窺ってたんだ。俺はレイル」

「アイラです」

 二人続けて自己紹介をする。

「私はカグヤ」

「俺はロウ。これでも夫婦だ」


 ツッコミどころ満載の自己紹介にどうしたものかと悩み、

「竹から生まれたのかよ……」

 と呟いた。それは隣のアイラでさえも聴き取れるかどうかという小さな声だったはずなのに、何故かカグヤはばっちりと聞こえており、態度を急変させて俺に掴みかかってきた。

「なんであんたが(私の過去を)知ってんのよ!」

 そして隣にいたロウの方を見ると、ロウは慌てて

「か、勘違いだ! そもそもこいつとは初対面だろ!?」

 とちぎれんばかりに首をぶんぶんと横に振った。

「月からの使者はこなかったんだな」

「だ・か・ら! どうしてあんたが(私の黒歴史を)知ってんのよって聞いてるでしょ?!」

 カグヤの絶叫が畑に響いた。

 何故と言われても前世では有名な童話だったので、その知識からとっただけの俺には説明のしようもない。

「いや、ほら、さ? 隠していたことでもなかったんだから吟遊詩人とかに語り継がれてここまで伝わってるのかもしれないじゃねえか?」

 ロウのあたふたとしたフォローによって助かった。

「まあいいよ。適当に言っただけで、カグヤの過去なんて全然知らないし、言いたくないなら聞かないからさ」

「そうね、そうしてくれたら助かるわ」


 それから四人で様々なことを話した。

 噂通り、同年代とは思えないほどはっきりとした受け答え、言葉の端々から見え隠れする経験の量は少なくともただの子供ではなかった。


 俺からも幾つか質問したが、こいつらが転生者ということはなかった。

 カグヤ、と名乗るのに、かぐや姫を知っている俺に対して取り乱したことを考えるとその時点で除外されていたのだが。


 やはり彼らは子供二人でこの国に来たという異常性に気味悪がられたらしい。

 大人たちは腫れ物を触るように過度な干渉は控えていた。

 おかげで誰にも邪魔されることなく、ここで二人暮らしを楽しんでいるらしい。

 なかなか楽しそうだ。


 転生者ではない場合、見た目に似合わない言動に対するもう一つの可能性もあるだろうと思っていた。

「二人は人間か?」

 自分が言えたものかという気もしていたが、魔族が姿を変えたりしているのではないかという話だ。

「…………多分」

「なんだよその間は」

「生みの親がいないから」

「なんかごめん」

 地雷を思いっきり踏み抜いて気まずい。

 カグヤはぱたぱたと手を振って笑いながら言った。

「いいよいいよ。最高のお父さんに育てられたから」

 幸せだったのだろう。

 それが伝わる、大人の仕草だった。

「そういやどうやって生活してるんだ?」

 畑だけでは足りないことはないのだろうか、と素朴な疑問。

「たまに二人で働きにいくな。狩りとかもするし」

「魔法が使えるのか?」

「魔法は学ぶ機会がなくってねー。剣とか使ってるかな」

「剣を使えるなら教えてくれないか? 我流で素振りしかしてないんだ」

「それならカグヤの方だな。俺よりもカグヤの方が強いし」


 意外だな。

 いや、男女差別をするつもりはなかったけど、この子は強いのか。


「へえ、そうなのか。いいのか?」


 この「いいのか?」には二つの意味が含まれている。

 一つはカグヤに対して「教えてもらってもいいのか?」という意味。

 もう一つはロウに対して「好きな女の子が他の男につきっきりになるかもしれないけどいいのか?」という意味である。


「それぐらいお安い御用よ」

「夫婦だからな」


 二人はそれぞれに暗に示した問いかけの意味を汲みとり、それぞれに答えた。

 ロウのカグヤに対する絶対の信頼には憧れるものがあった。





 ◇


 その日からはアイラとの訓練、勉強の日々にカグヤが加わった。


 カグヤに剣を教わる代わりに科学と物理法則やエネルギーの概念、そして魔法を教えた。

 カグヤは魔法の才能があり、教えていくうちに次々と覚えていった。


 アイラはさらにもう幾つかの銃を作り出し、使いこなすことに成功していた。


 カグヤは歳の割に理解力があり、道理をわきまえているため、順序立てて理屈をしっかりと説明してやると大抵理解した。

 アイラは授業を受けている時の集中力がすごかった。物覚えがとても早かった。

 二人はあまりにも優秀な生徒だった。


 アイラに銃だけでなく、他にも武器を教えることにした。

 鎖の両端に親指サイズの鎖がついたものなど、鎖が中心の武器である。


 カグヤはとても強かった。俺がいくら教わっても、手も足も出ないほどに。

 そしてそれと同じぐらいに、俺も自分の弱さをひしひしと感じていた。

 いくら鍛錬してもどうも人並みの域は越えなかった。まあ、鍛錬してればそれぐらいにはなるよね、という程度である。

 カグヤがあっさりと修得した魔法でも、全く上達はしなかった。魔力がこれっぽっちも操作できないのだ。



 このままではのんびりと金を稼ぐだけの日々になってしまうかもしれない。

 そんなわけのわからない漠然とした不安を抱きながら生活していくのだった。



 ◇


 随分とこの都市にも慣れた。

 人通りの少ない路地裏を、見つかりたくない相手に見つからぬように抜けて好きな場所へと移動できる。そうなると、この煩雑でややこしい街は貴族のそれよりも安全な庭である。

 ――そんな風に思っていた。


 それはいつものように訓練や勉強を終え、カグヤが家に戻った後のことだった。俺とアイラは街の外の森の近くに来ていた。

  製作途中の銃を試し撃ちするのに、街中では音が大きいというだけの話だ。そこまで深い理由はない。

 森は森でも、魔物は出ない。せいぜい虫くらいだ。小さな小さな森である。


 危険だから、と試し撃ちの際は何度もの段階を踏む。

 その中で一度、失敗したのだ。

 銃もどきは爆発して、組み立てたパーツはバラバラ。込めた弾ははじけてあたりの木に突き刺さった。

 失敗は危険だからと、安全対策はしてあった。

 アイラも俺も無事だった。

 しかし、その中で妙なことがあった。

 ある方向から激しい金属の衝突音が聞こえてきたにもかかわらず、そちらの方向にある木はまるで無傷だったのだ。それはまるで何か見えない壁に阻まれたようであった。

 アイラと俺は顔を見合わせた。

「……なにあれ?」

「何かあるのか?」

 ジッとそのなにもない空間を見つめた。

 するとぐにゃりと視界が歪んだ。

「見ツカッテシマッタカ」

 突然、森の中に何かが現れた。

 それは生物ではなかった。いや、俺の中にある知識の話だから、もしかするとこの世界ではこういう生物がいるのかもしれない。だが――それは、まるで機械だった。

 金属で覆われているとわかる体は四本の足に支えられている。顔にあたる部分には赤いガラスを透明のガラスが覆うようにしてあり、そこはむき出しだ。口や鼻らしき、つまり動物らしい器官はまるで見られない。まるでドラ○エのキ○ーマシンだ、とはくだらない比喩である。

 問題は姿を隠していたことか。

「怪しい……」

 怪しきは罰せよとでもいうのか。アイラが先走った。あれからさらに改良を重ねた投石機で発射したのは、衝撃もしくは火種で爆発するタイプの爆弾だった。火種はない。火種はなくとも、相手が火器やそれに付随する武器を使えば爆発はありうる話だ。そうでなくても相手が叩き落としたり、弾くだけでも爆発するだろう。

 アイラはきっちり我が身を守る盾を構えていた。接地し、支えを立てている。子どもの力でも爆風で飛ばされることは防げそうだ。

 止める暇もなかった。

 どうして、それをもっと教えてこなかったのか。まず対話せよ、戦う前に考えろ、と。まさか、この歳で戦うことになるとは思わなかった。


 爆発の光景を脳裏に思い浮かべるも、いつまでたっても激しい音も光も衝撃も訪れはしない。

 

 そいつはアイラの攻撃をまるで意に介さなかったのだ。

 投げられたそれを柔らかく衝撃を殺して受け止めて、両手?で包むとその中で爆発させた。すると外に一切の衝撃は漏れず、開いた手のひらには爆弾の燃えかすのようなものが残っていた。


 投げられたものを一瞬で認識するだけの感知性能、それを爆発させないように受け止めるだけの繊細な力加減、そして周りに被害を及ぼさない選択を取れるだけの判断能力。このやりとりだけでどれほどのスペックか、想像するだけでも恐ろしい。ここにステルス性能がついている可能性がある。


 一瞬で勝てないと悟った。

 そいつはゆっくりとこちらに足を進める。

 どうすれば逃げられるか目まぐるしく頭の中で考えていた。

 その張りつめた緊張感の中、流暢な機械音声が響いた。

「怖ガラセタノナラ謝罪シヨウ。我々ハ争イヲ好マナイ」

「え…………?」

 そいつには嘘つく理由がなかった。

 たった一発で理解させられた実力差。俺達を生かして捕らえることだって簡単だ。何かをさせるにしても思い当たらない。

 こいつができなくて二人にできそうなことなんてあるのだろうか。

 ……どうしたらいいんだこれ。


「我々ハ隠遁生活ヲ送ル種族ダ。物ニシテ命、主ニヨッテ魂ヲ授ケラレタ。個ニシテ全ナル種族」


 そして名乗った。自然界に存在する全てのものをエネルギーとして活動できる種族。


機械族マシンナーズデアル」


 と。


 そこまで聞いてようやく思い至る。

 どうしてここまで圧倒的な種族がこそこそと身を隠して過ごしているのか。

 これだけの技術があるなら人間と関係を持ち、協力するなり支配するなりしてしまった方が種族の繁栄に繋がるのではないのだろうか。

 もしかしてこいつらは数が少なくて、下手に手を出すとその力を危惧した人間に殲滅されることを恐れているのではないか。

 それとも……


「我々ノ技術ハ人間ニハ過ギタルモノ。我ラヲ創リシ存在ハソノチカラヲ、ソシテ技術ヲ決シテ漏ラスコトナキヨウ、女王ニ仰セラレタ」


 確かにオーバーテクノロジーである。

 その在り方に納得はいく。

 おそらくこいつらを作った人物は工学に優れた世界から来たか、それとも魔導工学の天才か、人外かのどれかであろう。

 これほどの物を国が作っていれば、大量生産されてあっという間に人間国家の統一がされているだろう。

「だから人の前にはあまり姿を現さないってか。だからか。昔の冒険物語の中で噂程度にも目撃情報がでないのは」

「アア」

 こちらの質問を完璧に理解した上での簡潔な答え。おそらくかなり高性能な人工知能が搭載されている。そしてこいつは人間の領域を調査していたとのこと。

「貴様モナカナカ面白イ。だが、私ガ……イヤ我ラガ気ニ入ッタノハコッチダ」

 そう言うとアイラの頭を撫でた。機械の腕は、ぎこちなさを感じさせず柔らかに。

「物ニ愛サレシ幼子ヨ。コレハ我ラトノ繋ガリノ証、ソシテ友好ノ印」

 そいつは腕に嵌めていた腕輪を取り外した。

 そしてそれをアイラに渡した。

「多次元型収納庫ト簡易通信機ダ。使イ方ハソレ自身ガ教エテクレルダロウ」

 いいのだろうか。そんな高性能そうな物をあっさりと渡してしまって。

 どうやら人の表情から感情を読み取る機能まであるらしく、

「案ズルナ。ソレハ魔導工学ノ産物デアリ、コノ世界ニオイテモ二百年後グライニハ作ラレルデアロウ物ダ。モシカシタラ人間ノ方ニモスデニアルカモシレンナ」

「そうなのか……?」

「ソレニ、ソレハ我ラノルールノ、『気ニイッタモノヘハ譲ッテモヨイモノ』ノヒトツダ。ソレヲ渡セバ仲間デアル」

 この世界、と言った。

 やはり別の世界が関係しているのだろうか。

 アイラを仲間と呼んだ。彼らの言う仲間が、義務の生じないものであればありがたく受け取っておこう。

 漠然たる不安があるが、それをぐっと飲み込んだ。

 すると何を勘違いしたのか。

「ソチラノ君ハオソラク必要ナイダロウ?」

 どうやら俺も未知のアイテムを欲しがっていると思われたらしい。

 もらえたら嬉しいが、それが俺の予想するものであれば、アイラが持っていた方が便利なことは確かだ。

 どうしてそのことをこいつが知っているのかとかそういうのは置いておくことにする。

 アイラが気に入ったんだからアイラに渡せばよいのだ。

 どうしても使いたかったらアイラに頼むし。

「私ハ機械族マシンナーズノ中デハ上ノ下トイッタトコロダ。ダガ光魔法ニ関シテハ上ノ上、最高デハナイガ高イ方ダ」

 刹那、奴の周りの空間がぐにゃりと歪む。

 音も立てずにそいつは俺たちの前から跡形もなく消えてしまった。

 まるで白昼夢を見ていたかのような出来事であった。

「えっ?……私たち、マシンナーズさんに会ったよね?」

 夢ではなかった。

 アイラの腕には奴から貰った銀色の腕輪が今も輝いているのだから。

「ああ。それでそいつの使い方はわかるのか?」

「えーっとね……どれだけ入れても大丈夫なカバンなんだって。でねーもう一つがさっきの人?とお話できる機械だってー」

 やはりアイテムボックスと携帯電話か。

 しかし魔導工学、と言った。

 本で見る限り、そういうことができそうな魔法なんて……と自分の記憶を辿って閃く。

「光魔法か……?」

 彼?は確かに自分が光魔法が得意だと言っていた。

 勇者の伝記には光魔法とは世界の理をひっくり返す魔法である、と書かれていた。

 それならば知らないようなことができてもおかしくはない。

 瞬間移動というと、転移門ゲートを使えば誰でも行える。

 転移門ゲートというのは大陸に幾つか発見されている瞬間移動装置だ。

 同じ転移門ゲートがある場所にしか行けないのがネックだが、誰でも遠く離れた場所に行けるので旅人には重宝されているとか。

 そんなものがあれば軍事利用されてしまわないのか、と思ったら説明には

『一度に転移できる量が少ない。百人以上を転移した例はなく、一度使うと一週間から一ヶ月ほどの休憩期間がいる』

 と書いてあった。なるほど。

 しかし瞬間移動ができるならば音だけ瞬間移動させれば通信ができるのではないかと思ったのだ。

「ま、魔法の使えない俺からすれば光魔法なんて夢のまた夢だがな」

 多分、あいつは瞬間移動や姿を隠す魔法が得意だからこそ人間の調査を行っていたのだろう。

 

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