ACT.6 Hisako Haibara's March

01 前哨戦

《アトミック・ガールズ》三月大会からさかのぼること、二週間と数日――三月の第一水曜日である。

 灰原久子が弾むような足取りで六本木の街を闊歩していると、かたわらの多賀崎真実が苦笑を投げかけてきた。


「あんたはずいぶん、ご機嫌みたいだね。そんなに今日の仕事を楽しみにしてたのかい?」


「あったりまえじゃーん! 撮影の仕事なんて、めっちゃひさびさだからねー! ここ数日は、スキンケアにも気合を入れてたんだよー! おかげで、お肌もつやつやっしょ?」


「あたしにゃ、そんな違いもわかりゃしないよ。あんまりはしゃぎすぎて、猪狩のやつをうんざりさせないようにね」


 久子はこれからグラビア撮影の仕事であり、隣には真実がいて、向かう先には瓜子が待っている。それらの要素が組み合わさって、久子の足取りを軽くしているのだ。


「だいたいあんたたちは、もうすぐタイトルをかけてやりあう間柄だってのに、二人まとめてグラビア撮影とはね。ちょいとひさびさに、パラス=アテナの無節操さを思い知らされた心地だよ」


「ムセッソーでも何でもいーじゃん! あたしとうり坊の水着ポスターなんて、バカ売れ確定なんだからさ! やっぱ前回の興行でコケちゃったから、運営陣も必死なんじゃないのー?」


「ってことは、集客力のないあたしらが原因ってことか。苦労をかけるあんたたちには、頭が上がらないね」


「そんなことないってばー! マコっちゃんは調整試合だったんだから、集客には関係ないっしょ! ミミーの復帰がもっと早ければ、この前の大会だって大盛り上がりだっただろうにねー!」


 次の大会において、久子は瓜子と、真実は魅々香こと御堂美香と対戦するのだ。それらの試合が世間の注目を大いに集めていることは、久子もインターネットを通じて確認していた。


「次の大会はチケットも完売したっていうし、そこであたしらのポスターを売ったら大儲けっしょ! あたしには小遣いていどのギャラしか入らないけど、ここは《アトミック・ガールズ》のために珠のお肌をさらしまくってやるさー!」


「だから、往来で騒ぐんじゃないよ。……それでどうして、あたしまでつきあわされなきゃいけないんだろうね」


「べつにいーじゃん! コーチたちだって、オーバーワークに気をつけろって言ってたしさ! トレーニングなんて、夕方からの五時間で十分っしょ!」


 そんな言葉を交わしている間に、目的地である撮影スタジオに到着した。

 久子は意気揚々と、ガラスの扉をくぐる。受付で来意を告げると通行証を手渡されて、二階に向かうように指示された。


 階段を使って二階にあがると、見慣れた人物が廊下で談笑している。その姿に、久子は「あれー?」と声を張り上げることになった。


「トシ先生じゃん! 今日の撮影って、トシ先生が引き受けてくれたのー?」


「あら。おひさしぶりね、久子ちゃん」


 坊主頭で眼鏡でヒゲの、ひょろひょろに痩せ細った中年男性――トシ先生こと坂上塚俊郎が、久子の姿をじっと検分してきた。


「……うん。お肌の調子も、上々のようね。これなら、瓜子ちゃんとのペア撮影も許可できるわ」


「へっへーん! そこのところは、ぬかりないさ! トシ先生こそ、きっちり可愛く仕上げてよー?」


「アタシを誰だと思ってるのよ。さっさと準備をしてきなさいな。ドレッシングルームは、すぐそこよ」


「はーい! 今日もよろしくお願いしまーす!」


 初対面の際には腹立たしく思えてならなかった人物であるが、今ではすっかり気安い仲である。久子が彼に撮影されるのは、これが三度目であったのだった。


 過去の二回は、ともに格闘技マガジン特別増刊号のグラビア撮影となる。最初の撮影で肌のコンディションをけなされた久子は、数ヶ月がかりでスキンケアに励み――そして再会を果たした折には、そんな努力を認められることになったのだ。それで久子もわだかまりを捨てて、名カメラマンたる彼に敬意を表することになったのだった。


「あ、すみません。そちらは女性用の更衣室なのですが……」


 と、久子たちがドレッシングルームに踏み込もうとすると、撮影のアシスタントらしき女性がそんな言葉を投げかけてくる。

 久子は一瞬きょとんとしてから、眉を吊り上げることになった。


「それってまさか、マコっちゃんに言ってるの? だとしたら、こっちも黙ってられないんだけど!」


「馬鹿、やめときなって。まぎらわしい格好をしてるあたしにも責任はあるんだろうからさ」


 真実がそのように取りなすと、その女性は大慌てで頭を下げてきた。


「あ、そ、そちらの御方も女性だったのですね。申し訳ありません。お帽子で、お顔があまり見えなかったもので……」


「気にしないでください。いつものことなんで」


 女性はぺこぺこと頭を下げながら、久子たちの前を通りすぎていく。その背中をにらみつけながら、久子は「ちぇーっ!」と声を張り上げた。


「確かにマコっちゃんは、そこらの男より男前だけどさ! でも、男と間違えるなんて失礼すぎるっしょ!」


「あんたのほうこそ、言ってることが支離滅裂だよ。いいから、さっさと支度をしなって」


 真実は何を気にする風でもなく、苦笑を浮かべている。その頭にかぶっているのは、かつて久子がプレゼントしたキャップであった。

 さらに、首から下に着ているのは、ワークジャケットにカーゴパンツであり――確かに、男性的な服装ではあるだろう。なおかつ彼女は雄々しい面立ちをしており、体格もがっしりとしているため、厚めの上着を着込んだこの季節であれば男性と見間違う可能性もありえるのかもしれなかった。


「でも、マコっちゃんの売りは男よりカッコいい女ってところなんだからさ! やっぱ、男と見間違うってのは、失礼だよ!」


「そんなもんを売りにした覚えはないよ。あんたみたいに女臭いやつと並んで立ってたら、いっそう男みたいに見えるんだろうさ」


「えー? あたしらだったら、おたがいの魅力を引き立てあって、ソージョーコーカが生まれるんじゃない?」


 そうして久子たちがやいやい騒いでいると、談笑を再開していたトシ先生がうろんげに呼びかけてきた。


「いつまでそこで騒いでるのよ? 準備が遅れたら、そのぶん撮影の時間が削られちゃうのよ?」


「わかってるってばー! もー、ついさっきまでゴキゲンな気分だったのになー!」


 久子は憤懣を抱え込みながら、ドレッシングルームのドアを押し開いた。

 すると、鏡の前でヘアメイクをされていたガウン姿の瓜子が力ない視線を向けてくる。


「灰原選手、多賀崎選手、お疲れ様です。ずいぶん騒がしかったみたいですけど、何かあったんすか?」


「おー! うり坊はもう来てたんだねー! メイクもばっちりで、チョー可愛いじゃん!」


「や、やめてくださいよ。可愛いことなんて、ひとつもありません」


 瓜子はそのように語っていたが、彼女はちょっとしたナチュラルメイクで印象が一変するのだ。それほど派手な顔立ちではないため、メイク映えするのであろう。さらに、いつも無造作なショートヘアーまで整えられれば、もう盤石だ。あとはそのガウンを脱ぎ捨てるだけで、驚異的な魅力が炸裂するはずであった。


「うり坊のグラビアはあちこちで見てるけど、生で拝見するのはけっこーひさびさだもんねー! うわー、テンション上がってきた! あたしだって、負けないからねー!」


「じ、自分は最初から完敗してますよ。お願いですから、自分のことは放っておいてください」


 瓜子はこれほどの魅力を携えているのに、外見のことを取り沙汰されるのが苦手であるのだ。外見を磨くためにさまざまな苦労を重ねてきた久子には、今ひとつ理解し難い心情であった。


 久子はかつて、外見に大きなコンプレックスを抱いていた。高校を卒業する年まで、久子は癖っ毛で、にきび面で、肥満体で、毛深かったのだ。それで性格まで可愛げがなかったものだから、学生時代はまったく異性に相手にされていなかったのだった。


 それで一念発起した久子は、渋る両親を説き伏せて上京した。都内の大学に通うために、故郷の山梨を出て一人暮らしを開始したのだ。

 そうして久子はろくに講義も出ないままアルバイトに明け暮れて、自分磨きにすべての力を注ぎ込んだ。まずは全身の永久脱毛に取り組み、それが完了したならばエステサロンに通いたおし、癖っ毛は縮毛矯正した。そうして半年も経った頃には、過酷な労働と貧しい食生活で肥満体型もぽっちゃり体型まで落とすことがかなった。


 今から思い返すと、その頃には人並みの容姿に落ち着いていたのではないかと思う。

 しかし、久子の欲求は留まるところを知らなかった。不遇の青春時代を送っていた久子は、人並みていどでは満足できなかったのだ。

 それでさらなる資金を注ぎ込んで、自分の限界を追い求めることになった。「美容整形には手を出さない」という自分なりの指針を定めて、名のあるエステサロンを巡り、ダイエットに励み、縮毛矯正で傷みがちな髪にもケアを怠らず、さらにはファッションの勉強にも取り組んだのだ。


 そうして故郷を出てから一年後――久子はまずまず理想的な外見を手にすることができた。

 ただその代償として、親から勘当を言い渡されることになった。無理を言って入学した大学にまったく通っていなかったことが露見したためである。


 それで仕送りを打ち切られたため、今度は生活費のために働くことになった。また、手にした美容を保つためにも、それなりの資産が必要であった。

 結果――久子は、水商売に勤しむことにした。都心で手っ取り早く稼ぐには、それが一番であったのだ。

 その際に打ち立てた指針は、「体を売らない」というものとなる。その頃の久子はいまだ恋愛経験が皆無であったため、燃えるような熱愛というものに焦がれてやまなかったのだった。


 しかし、そこで久子は、大きくつまずくことになった。

 久子が夜の商売を始めてみると、異様なぐらいもててしまったのだ。


 もちろんその大半は、お店の客である酔漢たちであった。助平心を剥き出しにした中年親父どもが、ハイエナのように群がってきたのだ。

 それらの猛攻をくぐりぬけて、久子は自分なりの熱愛を求め続けた。


 そうして最初の恋人と巡りあったのは、勘当されてから半年後の二十歳の秋口であった。

 相手は、行きつけの美容院の美容師となる。久子よりも二歳年長で、いずれは自分の店を持ちたいという意欲に燃える、二枚目の優男であった。

 ついに初めての恋人を獲得した久子は、幸福の絶頂に陥った。それで冷静な判断力を失い――気づけばなけなしの貯金を持ち去られて、失意の底に沈むことに相成ったのだった。


 その三ヶ月後、新たな出会いがあった。久子の働くバーにやってきた、大手商社のビジネスマンである。職場のお客には深入りすまいと決めていた久子であったが、その人物は上司に無理やり連れてこられた身であり、まだ二十代の若さであったのだ。

 久子は再び、幸福の絶頂に陥った。

 しかしその人物は、既婚者であった。それを隠して、久子と秘密の恋愛を楽しんでいただけであったのだ。


 失意の久子は職場も変えて、今度こそという思いで運命の相手を探し求めた。

 厳しく自分を律したために、なかなか出会いは訪れなかった。そうして一年ばかりもかけて、ようやく巡りあったのは、同い年の大学生であった。

 真面目そうで、優しそうで、それでいて頼り甲斐のありそうな、朴訥とした若者である。笑ったときのえくぼがとても可愛らしくて、久子はたちまち恋に落ちた。


 しかしその若者は、久子の他に四人もの恋人を抱えていた。

 なおかつ、大学生というのも嘘だった。そしてまた、久子のなけなしの貯金を持ち逃げしてしまったのだった。


 それで久子は、自分に愛想を尽かすことになった。

 つくづく自分には男を見る目がないのだと、心の底から思い知らされてしまったのだ。


 人生の指針を見失った久子は、男ではなく酒に溺れた。

 そうして自堕落な生活にひたっていると――久子の身に、またじわじわと肉がつき始めた。しかし、それで生活をあらためる気にもなれなかった。恋愛をしても幸福になれないのなら、美容を保つ意味もないのではないか――そんな思いにとらわれてしまったのだ。


(あんな生活を続けてたら……きっとあたしは、終わってたんだろうなぁ)


 久子の人生が一変したのは、二十二歳の年の瀬であった。

 昼から酒に溺れた久子は、千鳥足で職場に向かい――その行き道で、四ッ谷ライオットの前を通りかかったのだ。


 大きなガラス面の向こう側で、数名の人間がトレーニングに打ち込んでいる。それは久子にとっても通勤のたびに見かけていた光景であったのだが、その日はいくぶん事情が違っていた。むくつけき男どもの中に、ひとりの女性がまぎれ込んでいたのである。


 その女性は、一心にサンドバッグを殴りつけていた。

 髪は短いし、顔立ちは厳ついし、体格もがっしりしているが、女性であることに間違いはない。背丈は百六十センチそこそこで、汗に濡れたTシャツの胸もとはわずかながらに膨らんでいた。


 それに、女性としては逞しい身体つきであるが、その場にはもっと逞しい男どもが居揃っている。そんな中で、女性がひとり黙々とサンドバッグを叩いている姿が異様に見えてならなかった。

 もちろんダイエットに関して勉強しまくった久子は、トレーニングジムで行うボクササイズというものも知識として修めている。だが、その女性の目的がダイエットなどでないことは明白であった。そちらの女性は両目をぎらぎらと輝かせながら、親の仇のようにサンドバッグを殴りつけていたのだ。


 我を失った久子は、千鳥足でそちらのガラス戸を開くことになった。


「ねえ。女のあんたが、何をそんなに頑張ってるの?」


 ジム中の人間が、ぎょっとしたように久子を振り返ってきた。

 が、その女性だけは知らん顔でサンドバッグを殴り続けている。酩酊していた久子は、それで癇癪を爆発させることになった。


「ねえってば! あんたに言ってるんだよ! 聞こえないの?」


 それでようやく、そちらの女性はうるさそうに振り返ってきた。


「やかましいね。酔っ払いが、何の用事だよ? 警察を呼ばれたくなかったら、とっとと出ていきな」


 頭に来た久子が土足で稽古場に上がり込もうとすると、強面の男どもがずらりと立ちはだかってきた。


「おいおい、穏やかじゃねえな。うちの門下生に喧嘩を売ろうってんなら、俺たちがお相手するぜ?」


「門下生って何だよぉ。あいつは、女でしょ?」


「そうだよ。しかも、ただの門下生じゃなく、今や立派なプロ選手だ。ただ、そのデビュー戦で呆気なく負けちまってね。今は気が立ってるから、俺たちよりもおっかねえかもしれねえぞ」


「プロ選手って……何のプロ選手?」


「総合格闘技。MMA。蹴ったり殴ったり投げ飛ばしたりの、楽しい楽しい競技だよ。姐さんも興味があるなら、酒をぬいてから出直しな」


 アルコールのせいで頭の回らなかった久子は、そのまま帰宅することになった。そうして職場を無断欠勤して、「総合格闘技」や「MMA」というものについて調べまくることになったのだ。

 その翌日、久子が素面でジムに乗り込むと、昨日の男どもが仰天しつつ出迎えてくれた。


「なんだ、本当に来たのかよ。うちに入門しようってのかい?」


「……よくわかんない。その前に、あの人と喋らせてくれない?」


 昨日と同じぐらいの刻限に訪れたためか、例の女性はまたサンドバッグを叩いていた。

 男のひとりに呼びつけられると、その女性は仏頂面で近づいてくる。正面から相対すると、その女性は左の頬や前腕にいくつもの青痣をこしらえていた。


「昨日の酔っ払いか。あたしに、何の用事だい?」


「用事ってわけじゃないけど……あんたはなんで、女なのに格闘技なんてやってるの?」


「知らんよ。そこに格闘技があったからだろ」


「茶化さないでよ! こっちは真面目に聞いてるんだから!」


 久子が怒声を張り上げると、その女性は仏頂面のまま溜息をつき――大きなグローブをはめた拳で、久子の肩を小突いてきた。


「どんな答えを準備したって、あんたは満足しないだろうよ。格闘技に打ち込む理由なんて、人それぞれなんだからさ」


「他のやつは、どーでもいいよ! あたしは、あんたに聞いてるの!」


「いちいち大声を出すんじゃないよ。……あたしはただ、楽しいと思ってやってるだけだよ」


「何がそんなに楽しいの? 女なのに、顔に傷まで作っちゃって……もしもその傷が消えなかったら、どうするの?」


「ああもう、やかましいね。あたしの顔に傷なんざ残ったって、誰も悲しみゃしないよ」


 そんな風に応じながら、その女性はじっと久子の目を覗き込んできた。

 とても力強い、真っ直ぐな眼差しだ。

 かつて、このような目で久子を見てくれた人間は、他に存在しなかった。


「……あんた、何かしんどいことでもあったのかい? ストレス発散したいなら、サンドバッグでも叩いてみりゃいいさ。うちのジムはユルいから、それぐらいなら許してくれると思うよ」


 そうして久子は心も定まらないまま、馬鹿でかいグローブをはめさせられた拳でサンドバッグを殴りつけ――周囲の男どもに驚嘆の声をあげさせることになった。


「なんだ、ずいぶんいいパンチを持ってやがるな。もしかして、空手やボクシングでもやってたのかい?」

「いやいや、フォームなんかは、完全に素人だろ。それにしては、すげえ破壊力だったな」

「もっとこう、足を前後に開いて踏ん張ってみな。自分のパンチ力で手首を痛めないように気をつけろよ?」


 困惑した久子は、男どもの視線から逃げるようにして女性のほうを振り返った。

 腕を組んで久子の様子をうかがっていた女性は――他の誰よりも、びっくりまなこになっていた。


「今のは本当に、いいパンチだったね。それで未経験者だってんなら、大したもんだ。興味があるなら、あんたも入門してみれば?」


「で、でも、あたし……格闘技のこととか、よくわかんないし……」


「誰だって、最初はそんなもんだろ。退屈だったら、やめちまえばいいさ。でも……サンドバッグを叩いてるあんたは、なかなか楽しそうな顔つきだったよ」


 そう言って、その女性は青痣の浮かんだ顔ではにかむように笑ってくれた。

 そうして久子は、四ッ谷ライオットに入門し――多賀崎真実というかけがえのない友人を授かることになったのだった。

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