02 多忙な昼
優雅な朝食を終えた後は、まず都内でショッピングであった。
目的は、邑崎愛音に贈るブレゼントの購入である。彼女はこの春に高校を卒業し、大学入試に合格したのだ。本格的なパーティーは来週の試合の後にという取り決めになっていたが、花子も多忙の身であったため、今から準備に奔走する必要があったのだった。
「今さらですけど、邑崎さんはまだ十八歳なんですよね。わたしが十八歳の頃なんて、なんの実績もありませんでしたから……本当に感心してしまいます」
ワゴン車の助手席に収まった小柴あかりは、そのように申し述べていた。
軽快にハンドルを切りながら、花子は「ふふん」と鼻を鳴らしてみせる。
「わたいは永遠の十五歳だから、愛音と出会った当時から妹気分だっただわね。あかりんも魔法少女として生まれ変わったからには、ソウルエイジを設定するべきなんだわよ」
「そ、そうるえいじって、なんですか?」
「その名の通り、魂の年齢なんだわよ。あかりんはわたいの後輩魔法少女なんだから、十四歳以下が妥当だわね」
「い、いやあ、この年で十四歳を名乗るのは、あまりに馬鹿馬鹿しいというか……あ、いえ! 決して鞠山さんを非難しているわけではないのですけれど!」
「天然あかりんは、時として誰よりも失礼だわね」
「はうう。ど、どうも申し訳ありません……で、でも、鞠山さんは本当にお若いと思います」
「永遠の十五歳に若い呼ばわりしたって、なんの賞賛にもならないだわよ。あかりんも、まだまだ魔法少女としての教養が足りていないだわね」
そんな言葉を交わしている間に、目的のビルが見えてきた。
雑貨に強いファッションビルである。邑崎愛音はファッションに対するこだわりが強いため、衣服やアクセサリーではなく雑貨を贈る心づもりであった。
ローラー作戦で全フロアの雑貨屋を巡り、花子は化粧入れにちょうどよさそうな小物入れを、小柴あかりはアロマのバスオイルを購入する。そうして駐車場の車に戻るなり、小柴あかりはまた可愛らしい笑顔を花子に向けてきた。
「色々とアドバイスをありがとうございます。わたしはこういうプレゼントを選ぶセンスがないので、本当に助かりました」
「プレゼントなんて、真心がこもっていればいいんだわよ。ちなみにあかりんのバースデーには、うり坊とおそろいのエプロンドレスを贈る予定なんだわよ」
「あはは。猪狩さんも、捨てるに捨てられないって困ってましたよ。……え、あの、まさか本気ではないですよね?」
「それは、当日のお楽しみなんだわよ」
可愛い後輩をからかいながら、花子は再び運転に勤しんだ。
次に向かうは、池袋である。用件は、ロックバンド『モンキーワンダー』とのミーティングであった。
「あ、来た来たぁ。花ちゃんさんにあかりんちゃんも、どうもお疲れ様でぇす」
待ち合わせのカフェに乗り込んでいくと、二名の女性が待ちかまえている。『モンキーワンダー』のヴォーカル担当である定岡美代子と、ベース担当である原口千夏だ。花子たちにのんびり笑いかけてきたのは、より能動的な気性をしている原口千夏のほうであった。
「わざわざこんな場所まで、ありがとうございまぁす。花ちゃんさんだって、忙しい身なのにねぇ」
「ふふん。全国ツアー真っ只中の大人気ロックバンドのメンバーほどではないんだわよ」
「あははぁ。あたしらなんて、まだまだこれからさぁ」
どことなくキツネを思わせる容姿の原口千夏は、いつでもにこやかな表情だ。いっぽうタヌキに似た容姿である定岡美代子は、本日も真面目くさった面持ちであった。
「でも本当に、こっちの都合に合わせてもらって感謝しています。今日もこれから、ライブなもので……」
「まったくかまわないんだわよ。そんな多忙な中で時間を作ってもらって、こっちこそ感謝してるんだわよ」
本日は、年明け早々から行われていた全国ツアーの最終日であったのだ。そのリハーサル前のわずかな時間を使って、彼女たちはこの席を設けてくれたわけであった。
「花ちゃんさんたちも、お昼はこれからでしょう? ここのパンケーキは、なかなかおすすめだよぉ」
「それは魅惑的なお誘いだわけど、残念ながらわたいたちは減量期間の真っ只中なんだわよ。摂取カロリーを綿密に計算してるんで、予定外の食事は口にできないんだわよ」
「ああ、来週にはもう試合なんだっけぇ。それじゃあ試合が終わったら、是非ここのパンケーキを楽しんでみてねぇ」
そんなやりとりを経て、花子と小柴あかりはそれぞれジャスミンティーとグリーンティーを注文した。
小柴あかりは固い表情で、背筋を真っ直ぐのばしている。小柴あかりは花子を通して彼女たちと交流を結ぶ前から、『モンキーワンダー』の熱烈なファンであったのだ。そんな小柴あかりの姿に、原口千夏はまたのんびり微笑んだ。
「あかりんちゃんは、まだ緊張してるのかなぁ? あたしらがそんな大した人間じゃないってことは、もうバレバレだと思うんだけどなぁ」
「い、いえ。部外者の身でのこのこついてきちゃって、どうも申し訳ありません。何か部外秘のお話でもあれば、すぐに席を外しますので……」
「そんな堅苦しいこと言わないで、リラックスしてよぉ。あたし、もっとあかりんちゃんと仲良くなりたいなぁ」
原口千夏が笑顔で身を乗り出すと、小柴あかりは真っ赤になりながら身を引いてしまう。そして、定岡美代子が相棒の頭をぺしんと引っぱたいた。
「こら。どさくさまぎれに、ナンパしないの。花ちゃんさんの関係者に手は出さないって約束でしょ?」
「手を出すなんて、人聞きが悪いなぁ。あたしの下半身は、そこまで無節操じゃないよぉ」
「その言い草が、無節操だって言ってるの。ぐっちーは放っておいて、ミーティングを進めましょうか」
本日の議題は、六月に開催が決定された『NEXT・ROCK FESTIVAL』についてである。おおまかな内容はメールのやりとりで仮決めされていたので、本日は細部を詰めるために対面することになったのだった。
「わたしたちはこれから新曲のレコーディングなんで、五月の中旬まで身動きが取れないんですよね。スタジオリハは、五月の終わりからで大丈夫そうですか?」
「問題ないんだわよ。わたいもアトミックのオファーがあったら五月の第三日曜日まで時間を作りにくいんで、ちょうどよかっただわね」
「その前に、ステージ衣装のアイディアを固めておきたいんですけど……そろそろ何か、新機軸を打ち出したいところですよね」
「そうだわね。わたいは魔法少女としてのイメージを残せれば、最大限そちらに寄り添う所存だわよ」
こういう際に場を取り仕切るのは、実質的なリーダーである定岡美代子となる。原口千夏はパンケーキをついばみながら、時おり場をまぜっかえすぐらいのものであった。
そうして三十分ばかりも語り合うと、だいたいの案件に目処がつく。そのタイミングで、原口千夏が身を乗り出してきた。
「そういえば今回のイベントって、『ワンド・ペイジ』と『ベイビー・アピール』はそれぞれ単体の出場で、『トライ・アングル』はオファーをお断りしたんだってねぇ。やっぱりまだ、ユーリちゃんは復帰の目処が立たないのかなぁ?」
「そうだわね。詳細は語れないけど、まだリハビリのさなかであるようだわよ」
「うーん。頭蓋骨の陥没骨折なんて、どう考えても大怪我だもんねぇ。うり坊ちゃんは、さぞかし落ち込んでるんだろうなぁ」
と、原口千夏は切なげに息をついた。
「ぐっちーにしては、シリアス成分が多めだわね。さては本気でうり坊を狙ってるんだわよ?」
「あはは。うり坊ちゃんはモロにタイプだけど、あたしが割り込むスキなんてこれっぽっちもないでしょ。うり坊ちゃんは、ユーリちゃんにぞっこんだからなぁ」
そんな風に言いながら、原口千夏は短く刈り上げたサイドの髪を撫でさすった。
「でも、そんな下心がなくったって、うり坊ちゃんは放っておけないよぉ。花ちゃんさんだって、それであれこれお世話を焼いてるんでしょう?」
「ふん。ぐっちーが想像してるほど、わたいはうり坊に深入りしてないだわよ。ずぶずぶ深みにはまってるのは、こちらのあかりんだわね」
「わ、わたしはただ、ファイターとしての猪狩さんを尊敬しているだけです。……あ、もちろん、モデルとしても素敵だと思いますけれど……」
小柴あかりが頬を染めながらもじもじすると、原口千夏はまた軽妙に「あはは」と笑った。
「最近は、どこに行ってもうり坊ちゃんの水着姿やら何やらがあふれかえってるもんねぇ。これってもう、ユーリちゃんを追い抜く勢いなんじゃない?」
「ふん。ピンク頭は殿方の色欲を刺激する要素が強すぎるから、店頭のポスターなんかで起用するにはどうしたって制限がかけられるんだわよ。その点、うり坊は同性にも反感を抱かれない健康的な色香だから、あれこれ使いやすいわけだわね」
「なるほどぉ。まあ、あたしはうり坊ちゃんのほうに色欲を刺激されちゃうけどねぇ。あの引き締まった腰のラインとか、垂涎ものだもんなぁ」
「でも」と、定岡美代子がメンバーの軽口をさえぎった。
「猪狩さんは、本当にすごいですよね。大晦日の試合なんて……わたし、涙が止まらなかったですもん。格闘技の試合で涙を流したのは、あれが初めてです」
「うんうん。あたしも、鳥肌もんだったなぁ。普段のうり坊ちゃんからは想像できないような迫力だったよねぇ」
すると今度は、定岡美代子が切なげに息をついた。
「わたしたちも、もっと頑張らないとなぁ。音楽と格闘技なんて、まるきり別ものなんだろうけど……なんか、色々と考えさせられちゃったよ」
「んー? うちらの活動に、なんかご不満でもあるのかなぁ?」
「不満ってわけじゃないけど……最近は、タイアップがつかないと新曲のセールスものびないしさ。事務所頼りの活動って、悔しくない?」
定岡美代子の眼差しに、どこか思い詰めた光が灯される。それを見て、原口千夏は困ったように微笑んだ。
「あたしは音楽一本で食べていけるだけで、十分にハッピーだけどねぇ。今回のツアーだって問題なく最終日を迎えられたし、そこまで思い詰めなくてもいいんじゃないかなぁ?」
「でも……この前の『ワンド・ペイジ』とか、すごかったじゃん。動員数はもちろん、ライブの内容がすごかったし……なんか、地力の差を見せつけられた気分だよ」
しばらく静観していた花子は、お茶で口を湿してから発言した。
「みよっぺたちは、全国ツアーのさなかに人様のライブまで堪能したんだわよ?」
「はい。ちょうど仙台で、同じ時期にライブがあったんです。それで、移動日を調整して観戦に行ったんですけど……『ワンド・ペイジ』は、すごかったです。もともとすごかった迫力が、倍増してました」
「あの迫力が倍増したら、ステージが爆散しそうだわね」
「本当に、そんな勢いでしたよ。わたしの心臓だって、爆散しそうでした」
もとより彼女は、『ワンド・ペイジ』のフリークであったのだ。おおよそ同世代で、メジャーデビューの時期もそれほど離れていなかったため、あちこちのイベントで顔をあわせる機会が多く――それですっかり心をつかまれたのだという話であった。
「噂によると、『ベイビー・アピール』のほうもそれに負けてないみたいです。ベイビーさんだって、それほどキャリアに差はないのに……ほんと、自分が不甲斐ないです」
「ふん。どうやらみよっぺは、全国ツアーの疲れがたまってるみたいだわね。今日はツアーの最終日なんだから、まっさらな気持ちで挑むべきだと思うだわよ?」
「それはそうなんですけど……」と、定岡美代子は唇を噛んでしまう。根が善良な原口千夏も、相棒がこうなってしまうと軽妙なおしゃべりがひっこんでしまうのだ。であれば、花子がひと肌脱ぐしかなかった。
「『ワンド・ペイジ』と『ベイビー・アピール』が盛り上がってるのは、おそらくピンク頭の影響なんだわよ。ピンク頭があのざまで、『トライ・アングル』の活動もままならなくなったから、それを原動力にしてるわけだわね」
「はあ……『トライ・アングル』が活動できないから、そのぶん自分たちのバンドに集中してるってことですか?」
「そうじゃなくって、ピンク頭のために頑張ってるんだわよ。この休業期間に『ワンド・ペイジ』と『ベイビー・アピール』まで沈滞したら、『トライ・アングル』の再結成もままならなくなるんだわよ。だから、ピンク頭の帰る場所を死守するために、一念発起してるわけだわね」
定岡美代子と原口千夏は、仲良く目を丸くすることになった。
「えーと……ワンドやベイビーの誰かが、そんな風に言ってたんですか?」
「わたいはうり坊から入手した情報を入念に精査しただけだわよ。わたいの分析に、何か不服でもあるだわよ?」
「いえ……確かにあの人たちなら、そんな風に考えるかもしれませんね。気持ちがひとつになっていないと、あんなステージはできないでしょうし……」
と、定岡美代子はまた肩を落としてしまう。
「きっとわたしたちに足りないのは、そういう気迫なんでしょうね。音楽センスや演奏力だけじゃなく、気持ちの部分まで負けちゃってるんです」
「ふん。自分で負けを認めたら、それこそ負け犬街道まっしぐらなんだわよ。まったく、不甲斐ないことだわね」
花子は目に力を込めて、定岡美代子の力ない顔を見据えてみせた。
「みよっぺ、よく聞くだわよ。『ワンド・ペイジ』や『ベイビー・アピール』がどれだけ立派なバンドでも、わたいがコラボしようとは考えないだわよ。その理由が、わかるだわよ?」
「え……? それはまあ……ワンドやベイビーなんて、そもそもジャンルが合わないでしょう?」
「ジャンルというより、美意識の問題だわね。オーガニックなオルタナ・ジャズ・ロックも、毒々しいヘヴィ・ミクスチャー・ロックも、魔法少女と調和しないんだわよ。わたいが求めているのは、コスプレ上等のキュートな歌ものポップ・ロックなんだわよ。みよっぺだって、それを求めて『モンキーワンダー』を結成したはずなんだわよ」
「それはまあ……その通りですけど……」
「あんな爆音バンドに迫力で対抗しようっていうのが、そもそもの心得違いなんだわよ。ファンが『モンキーワンダー』に求めているのは、迫力じゃなくてキュートさなんだわよ。あいつらが不動明王だとしたら、『モンキーワンダー』は菩薩観音なんだわよ。迷える衆生を救うには、どちらの存在もかけがえがないんだわよ」
花子があえて頓珍漢な言葉を並べたてると、定岡美代子は困惑しきった様子で目を泳がせた。そして、原口千夏のほうがひさびさに「あはは」と笑う。
「なんだかよくわかんないけど、とにかく他のバンドと自分たちを比べたって意味はないよねぇ。あたしもワンドさんやベイビーさんはかっこいいと思うけど、ああいうバンドをやりたいわけじゃないからさぁ」
「うん……まあね……」
「それにみよっぺは、うり坊ちゃんの試合でもショックを受けちゃったんだっけ? でも、それを言ったら花ちゃんさんのほうが、よっぽどしんどい立場じゃん。音楽に勝ち負けはないけど、格闘技は勝ち負けを競ってなんぼなんだからさぁ。しかも花ちゃんさんなんて、うり坊ちゃんと同じ階級なわけだしねぇ」
原口千夏のそんな言葉に、定岡美代子は愕然と目を見開いた。
「そういえば……花ちゃんさんは去年、猪狩さんと対戦してましたよね」
「そうだわね。わたいにとっては一世一代の、タイトルマッチだっただわよ。結果は、ご承知の通りだわね」
「それでも、花ちゃんさんは……心がめげたりしないんですか?」
「どうしてわたいがめげないといけないんだわよ? 次に試合を組まれたら、今度こそ勝利してみせるだわよ」
「あんな……あんなにすごい猪狩さんに、勝てる見込みがあるんですか?」
「あるだわよ」と、花子は胸を張ってみせた。
決して、虚勢ではない。寝技に引き込むことさえできれば、勝利は目指せるはずであるのだ。たとえそれが、天上から針の穴に糸を通すような、過酷な試練であったとしても――可能性は、ゼロではないのだった。
「だからわたいは、ファイターを続けられるんだわよ。そんな志もなしに、ファイターを続ける気はないんだわよ」
「花ちゃんさんって……やっぱり、すごい人なんですね」
「やっとわたいの偉大さが理解できたんだわよ? だったら、そんなわたいに見込まれたことを誇りに思うべきだわね。わたいがコラボしたいのは、ワンドでもベイビーでもなく『モンキーワンダー』なんだわよ」
花子はそんな言葉でしか、彼女を励ますことができない。
しかし――定岡美代子はいくぶん涙ぐみながら、「あは」と笑ってくれた。
「なんだか魔法少女じゃなくって、魔女に見込まれたような心地ですね。でも……光栄です」
「わたいも『モンキーワンダー』のみんなと同じステージに立てるのは、光栄の限りなんだわよ。六月のステージも、かっとばしていくんだわよ?」
「はい。よろしくお願いします」
それで定岡美代子たちはライブ会場に向かう時間になってしまったため、ミーティングは終了することになった。
カフェの前で二人と別れて、小柴あかりとともに駐車場へと向かう。その道中で、小柴あかりはしみじみと息をついた。
「やっぱり鞠山さんの言葉の巧みさって、すごいですね。なんか、こっちが呆然としている間に納得させられちゃうんです」
「ふむだわよ。あまりほめられてる気がしないんだわよ」
「す、すみません。でも本当に、鞠山さんはすごいと思います」
自分は、すごくなどない。ただ強引で、自分の意見を押しつけるのが得意なだけであるのだ。花子は、そのように自覚していた。
それでも自分が慕わしく思っている相手には、安らかな気持ちでいてほしい。そのためなら、どんなに強引でも自分の意見を押し通す所存であった。
(頑張ってね、美代子さん、千夏さん。『モンキーワンダー』は、本当に素敵なバンドなんだから……他のバンドに引け目を感じる必要なんてないのよ)
そんな思いを噛みしめながら、花子は次なる目的地に向かうことにした。
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