第13話

「セラさんのにおいがする」


「あの……やめてください」


 一時的な隠れ家として使用することになったセラの暮らしている十階建ての寮の、三階にあるセラの部屋に到着した瞬間、深呼吸をしてからの開口一番に放った幸太郎の一言に、セラは苦笑を浮かべながらも完全にドン引きしていた。


「取り敢えず、入ってください。リビングで一休みしましょう」


 セラは玄関に上がって三人分のスリッパを出して、部屋に入るように促した。


 いの一番にセラの部屋に入る幸太郎。彼の後に続いて、麗華とリクトも入った。


 キッチンが一体化しているリビングにはテレビやテーブルやソファ等が置いてあり、窓にはいくつかの写真が飾られていた。


 リビングに到着した瞬間、幸太郎は椅子に座ってテーブルに突っ伏した。


「ちょっと! 人の部屋に入って、いきなりそんな態度は失礼ですわよ!」


「あ、ごめんね、セラさん」


「気にしないでください。ずっと歩きっぱなしでしたから仕方がありませんよ。ゆっくりくつろいでください、今飲み物を持ってきますから」


 麗華に注意されて、さすがに幸太郎もマナーがなっていないと思って姿勢を正してセラに謝る。そんな彼にセラは優しい笑みを浮かべて気にしていないと言った。


 幸太郎の隣にリクトは座り、リクトと向かい合うように麗華は座る。


 しばらくして、コップに入った四人分の冷たい麦茶持ってきて各人の前に置いたセラは、幸太郎と向かい合うように座った。セラが置いた麦茶をすぐに幸太郎は飲み干した。


「取り敢えず、私の部屋に到着しましたが……これからどうしましょうか」


 セラの質問にしばし考えた後、麗華は対面に座っているリクトが着ている白い軍服のような服をジロジロと見つめた。


「そうですわね……今後のことを考える前に、リクト様の服をどうにかしましょう」


「ぼ、僕のですか?」


「そのようなお召し物では、ここから出るという時に目立ってしまいますわ。セラさん、何か目立たない色の上着を持っていませんか?」


「わかりました。リクト君、こっちに来てください」


「さあ、リクト様、着替えに向かいましょう」


「は、はい、わかりました……」


 麗華に言われるがまま、彼女とセラに連れられてリクトはリビングの隣の部屋に向かう。


 何かと男手も必要だろうと思い、幸太郎も一緒に向かおうとするが――

「ストップですわ。あなたはここで待っていなさい」


「同性の僕がいた方がリクト君も緊張しないと思うけど」


「今から向かう部屋にはセラさんの衣服が置いてありますわ――そんな部屋にあなたが来るということは、餌場に野獣を放り込むものですわ」


 冷たくそう吐き捨て麗華は一瞥もくれずに幸太郎の前から去り、隣の部屋へと向かった。


 なるほど、そういう考えもあったんだ……。


 純粋にリクトの着替えを手伝うためであり、別に他意がなかった幸太郎だが、麗華の説明を聞いて思わず納得してしまい、その考えに至らなかったことに後悔した。


「さあ、リクト様……服を脱がしますわよ」


「あ、あの……麗華さん、それくらい、自分でできますから……その……ひゃっ!」


 ゴソゴソと衣擦れがする音ともに、リクトの少女のように驚く声が隣から聞こえてきた。


「リクト君、何だか女の子みたいな身体つきですね、それに、肌もきれいですし」


「そ、そんな……せ、セラさん、そんなにマジマジと見つめないでください……」


「か、かわいいですね、リクト君」


「ゴクリ……り、リクト様、さ、さあ、早くそのシャツをお脱ぎになって、上半身を……」


「ちょ、ちょっと、麗華さん? んぁ、な、何をそんなに急に……」


 感嘆の声を上げるセラ、生唾を飲み込んでいる麗華、戸惑いの声を上げるリクト。


 ……ふむ、これは、中々……


 壁一枚隔てた隣の様子を妄想する幸太郎。


 少女のようなしなやかな身体つきで白い肌の少年は、出会ったばかりの年上の女性に裸身を見られ、涙目を浮かべて彼女たちの視線から逃れるように両手で自身の身体を隠す。しかし、非力な彼には無駄な抵抗であり、女性たちは少年の手を広げ、露わになった薄い胸板を見つめる。白磁を思わせるような滑らかさを持つ少年の胸板の感触を確かめるように二人の指先が這う。すると、少年の白い肌は羞恥で少しずつ赤みを帯び、自身の胸を這う指の感触にため息にも似た切なそうな声を出してしまい、未成熟な雄の本能が刺激される――それに興奮を覚えた女性たちはさらに彼の未発達な身体を開発しようと――……


 年上二人にいいように弄ばれる少年の図を妄想し、幸太郎は興奮を隠し切れない。


 リクト君みたいな、女の子みたいな男の子――いいかもしれない……ハッ!


 新世界への扉を開きそうになった幸太郎は頭を振って邪念を討ち払い、気を紛らわせるため、ふいに窓際に飾られている写真を見た。


 写真にはティア、セラ、優輝が写っていた――写真に写る三人の顔立ちは幼かった。


 三人とも、肩を組み合って、弾けるような明るい笑みを浮かべている。


 常にクールなティアでさえも明るい笑みを浮かべていた。


 ――でも、あの時のセラさん。


 写真を見る限り、三人はとても仲が良さそうだった。


 しかし、先ほど優輝と会った時のセラの態度は複雑そうで、久しぶりに会った友人に対するものではないような気が幸太郎にはしていた。


 気になっている幸太郎だったが、着替えを終えたリクト連れて、セラと麗華が戻ってきたので思考が中断されてしまった。


 何をされたのか、リクトは恥ずかしそうに顔を赤くして俯いていた。

リクトは白いシャツの上に黒のジャケットを着て、ダメージジーンズをはいていた。


 着替えが終わったリクトは着ている服でさっきよりも男らしくなっているように見えた。少しサイズが大きめだが、着ている本人の容姿が整っているので気にはならなかった。


 三人はさっき自分が座っていた椅子と同じ場所に座る。幸太郎も小走りでリクトの隣に座った。


「それでは、これからのことを話し合いますわ」


 麗華のその一言に、表情を硬くするセラとリクト。幸太郎は眠そうに欠伸をしていた。


「今回の一件、輝士団が絡んでいるかもしれないということを察して、リクト様には申し訳ありませんが、私の知り合の輝動隊に連絡をしましたが……連絡には出ませんでしたわ。私の電話には確実に出る人物なので、おそらく何か電話に出れないわけがあるのでしょう」


 麗華の説明に、幸太郎は輝動隊隊長であり彼女の幼馴染の伊波大和を思い浮かべる。


「つ、つまり、僕の事件を、き、輝士団の方々が捜査しているということですか?」


 自分を襲撃した輝士団が事件の捜査に当たっているかもしれないことに、不安そうで怯えたような顔をするリクト。そんな彼の言葉に、厳しい顔をしているセラは頷いた。


「当然と言えば当然です。輝動隊の協力を断って煌王祭の警備を教皇庁が主導して行っていたのですから、煌王祭中に発生した事件を解決するため、そして、自分たちの面子を保つために、たとえ身内に裏切者がいようとも輝動隊には頼らないでしょう……前の事件で輝動隊が輝士団の協力を拒んだ時と同じようなことが起きているのだと思います」


「セラさんの言う通りですわ。そして、教皇庁は犯人を見つけるよりも先に、あなたの保護を優先させるつもりですわ。あなたは教皇の息子ですから、教皇エレナはそう指示するのではありませんか? リクト様はどう思われますか?」


「え? えっと……その……そ、そうかもしれません。あ、そ、そうだと思います」


 突然麗華に意見を求められ、困惑するリクトは自分の意見を言わずにただ、麗華とセラの意見に同調した。そんな彼を見て麗華は小さく嘆息した。


「リクト君、あなたが教皇庁で信頼できる相手に連絡はできますか? 連絡が取れれば、あなたの無事を確認した後、その方に協力してもらって輝士団内にいるかもしれない犯人を見つることができるかもしれないのですが……」


「す、すみません……僕が信頼している、専属ボディガードの高峰広樹さんという方は、特別席で襲われた僕を助けるために――それに、エレナ様は普段は連絡手段を持っていない方なので……」


「それ以外の人はいませんか?」


 セラの質問に、リクトは気まずそうに首を横に振った。


「リクト君って友達いないんだ」


 ボディガードの高峰と、自身の母親であるエレナくらいしか信用できる人間がいないというリクトに、素直な感想を述べる幸太郎。


 突然の幸太郎の一言にリクトは思いきり面を食らっていた。


 相手のことを考えない幸太郎のストレートすぎる一言に、セラは責めるような目で彼を睨むが、珍しく麗華は彼に対して何も言わなかった。


「こんな男の言うことなど気にしないでください。どんな状況でも、もしもの時にはあなたを助けてくださいと、高峰さんに頼まれましたから必ずお守りいたしますわ」


 真剣な表情でリクトにそう言った麗華。その一言にリクトは驚いていた。


「高峰さんが……?」


「彼はあなたを心配し、土下座までして私たちにあなたのことをよろしく頼むと、言ってきたのです……リクト君はとても大切に思われているようですね?」


 優しげで羨ましそうな顔をしているセラの言葉に、自分を守ってくれた高峰、そして、自分を大切に思ってくれている高峰を置いて逃げたことに強い後悔が生まれたリクト。


 溢れ出した強い後悔が目から零れ落ちそうになる。堪えようとしたが、胸を締めつける後悔は涙となって流れ落ち、リクトは小さく嗚咽を上げて、腕で顔を押さえる。


 声を上げないように小さな子供のようにすすり泣いているリクトに、セラと麗華は慰めることせずただ彼が泣き止むのを待っていた。


 湿っぽくなる雰囲気――気の抜けるような腹の音が響き渡る。


「お腹空いたぁ……」


 腹の音を鳴り響かせた幸太郎は、テーブルに上体をだらしなく突っ伏した。


 そんな幸太郎の様子に麗華は心底呆れ、セラは呆れながらも微笑ましく思い、泣いていたリクトは涙で赤く腫れた目を幸太郎に向け、不思議そうに彼を見つめていた。


「ホント、あなたは空気を読みませんわね……」


「仕方がないよ、もう二時過ぎだし……リクト君もお腹空いてるよね」


「え? あ、あの、僕は……」


 唐突に幸太郎に同意を求められ、戸惑いの表情を浮かべるリクトは、何も答えることはできなかったが、返答の代わりにリクトのお腹から小さな空腹を告げる虫の音が聞こえた。


 気恥ずかしそうに頬を赤く染めて俯くリクトに、麗華は深々とため息を漏らした。


「仕方がありませんわね……確かに、よく考えれば腹も減っては戦ができぬ――セラさん、何か食べるものはありますか? 軽く食べられるもので結構ですわ」


「ええ、一応ありますが――」

「せっかくだから、セラさんと鳳さんの手料理が食べたい」


 セラの話を遮って、何気なく言い放った幸太郎の一言に、面を食らう麗華とセラ。


「私は別に構いませんが……鳳さんはどうですか?」


「た、ただでさえ切迫した状況だというのに、そんな悠長なことをしている暇はありませんわ! さっさと食べて、さっさと今後のことを考えますわよ!」


 料理が趣味なセラは昼食を作ることは別に構わない様子だったが、不自然なほど麗華は慌てていた。そんな様子の麗華を見て、幸太郎は一人得心したように頷く。


「鳳さん、料理できないの?」


「し、失礼な! 私のような完璧超人に不得意なことはありませんわ!」


 純粋に浮かんだ疑問をそのまま口にする幸太郎に、動揺を隠し切れていない様子の麗華。


「セラさんはいつもティアさんに手料理を振る舞ってるって話を聞くから、得意なのはわかるけど、一応お嬢様の鳳さんってそもそも料理するの?」


 思ったことを淡々と言い放つ幸太郎。自分を侮辱された麗華はもう我慢の限界だった。


 机を思いきり叩いて、勢いよく椅子から立ち上がる。


「いいでしょう、あなたの舌を唸らせるほどの一品を振る舞いますわ!」


「それじゃあ、少し待っていてください。一時間ほどで終わらせますから」


 ビシッと効果音が出るほど勢いよく幸太郎を指差して、麗華は力強い言葉でそう宣言し、キッチンへと向かった。彼女の後に続いてセラもキッチンへ向かい、料理をはじめる。


 本来であるならばじっくり今後のことを話し合わなければならない状況で、料理をはじめるセラと麗華、そして、麗華を焚きつけた幸太郎をリクトは不思議そうに見つめていた。


「リクト君、色々と聞きたいことがあるんだけどいい?」


「は、はい、構いませんよ」


「それじゃあ、リクト君って普段何してるの?」


 幸太郎は好奇の光を宿した目で、リクトに質問をはじめる。




―――――――――――




「リクト様の居場所を掴んだようだな」


 騎士団本部内にある、アカデミー都市の各エリア内に設置された監視カメラの映像を映し出している多数の液晶モニターが設置されているモニタールームに、急いで向かって来たのか、少し息切れしているクラウスは慌ただしい様子で入ってきた。


 そんなクラウスを輝士団団長である久住優輝は水月沙菜を引き連れて出迎え、彼に対して胸に手を当てて敬礼をする。すると、団長に続いて、周囲の団員たちも敬礼する。


「挨拶はいい。今は状況がどうなっているのかを教えてくれ」


 クラウスの言葉に優輝は力強く頷き、得ている情報を話す。


「リクト様はノースエリアにある、セラ・ヴァイスハルトが暮らす寮にいるようです」


「監禁されているのか?」


 不安げに尋ねるクラウスだが、その言葉をすぐに首を横に振って優輝は否定する。


「風紀委員たちと一緒にいる時、周囲を警戒しているだけで拘束されている様子はありませんでした。おそらく、風紀委員はリクト様を助けているのでは?」


「結果はまだわからない――が、今のところ信用してもいいのかもしれないな」


 風紀委員を敵と見なしていない様子のクラウスに、優輝は安堵の息を漏らす。


 しかし、クラウスの表情はまだ険しいものだった。


「居場所がわかったのなら輝士団を向かわせて、リクト様を保護をするんだ。選出は君に任せる。目立たないよう、そして、もしもの時に備え、実力者を向かわせてくれ」


「わかりました――沙菜、今からすぐにでも行けるか?」


「もちろんです」


「それなら、君にお願いする。君が選んだ数人の輝士団を引き連れてリクト様の保護に向かってくれ。くれぐれも目立たないように行動すること」


 沙菜は優輝に命令されると、すぐに胸に手を当てて敬礼し、力強く頷いた。


 反論しないですぐに命令に応じる沙菜を見て、心強さを感じた優輝は小さく微笑んだ。彼のその笑みを見て、沙菜は顔をほんのりと紅潮させ、それを隠すようにして俯いた。


「君にリクト様の保護をお願いする、何としてでもリクト様の身を保護するように。状況をよく見て、接触する機会を窺ってくれ。頼りにしている」


「りょ、了解しました……何としてでも、リクト様を保護します、絶対に」


 真剣な表情で頼んできた優輝に、沙菜はさらに頬を紅潮させ、任務を遂行するため足早にモニタールームを去った。


 一瞬、自分に誓いを立てるようにして「リクト様の保護をします」と言った時、沙菜から何か薄ら寒いものを感じたクラウスだったが、気のせいだと思うことにした。


「後は、彼女が出向いて風紀委員がどんな反応をするかだ」


「大丈夫です、きっと風紀委員は――それよりも、クラウスさん。リクト様を襲撃した偽物の輝士団についての件ですが……本当にそちらに人員を回さなくてもいいんですか? 人員が足らないのであれば、ガードロボットも出動させるべきでは」


「ガードロボットの大多数は現在ウェストエリアに配備されている。今から移動させるとなると、人員も時間も必要だ。今は少しでもリクト様保護の時間が欲しい」


 リクトを襲撃した偽物の輝士団の捜索をまったくしないどころか、人員を回さず、リクトの保護を最優先に、輝士団の全力を注ぐクラウスを不審そうな目で優輝は見ていた。


「しかし、今回の一件で偽物の輝士団の他に、警備の穴をワザと開けた人間が間違いなくいると思われます。それが誰なのか突き止めなければ、根本の解決にはなりません。だからこそ、客観的な視点から見れる輝動隊の協力を申し出るべきだったのでは?」


 輝動隊の協力を取りつけるべきだと進言する、輝士団団長である身分の優輝をクラウスはジロリと恫喝するような目で睨みつけた。


 普通の人間なら怯えるほどの半端ではない威圧感を放っているクラウスだが、優輝は自分の意見を曲げることはせず、ただジッとクラウスを睨みつける。二人の険悪な雰囲気に反応した周囲の輝士団たちは息を呑んで二人の様子を見つめていた。


 しばらく沈黙と険悪な空気が続くが、先にそれらを破ったのはクラウスだった。彼は降参の意を示すように、深々とため息を漏らした。


「確かに、君の言う通り、リクト様を保護しても根本的な解決にはならない。敵の大元を断つのが一番だが、今はリクト様が最優先であり、せっかく教皇庁が優位な立場にいるのにもかかわらず、輝動隊を頼んで鳳グループに借りを作ることはできない――これは、枢機卿、そして、教皇エレナ様の指示だ」


 枢機卿――何よりも、教皇エレナの指示であるということに、優輝は反論できない。


「教皇エレナは、教皇と呼ばれていても人の母。リクト様を心配なさっている。だからこそ、教皇庁に所属している者として、教皇の望みを第一に考えて行動すべきだ」


「しかし――」

「そして、エレナ様はこう仰っていた――この私、クラウス・ヴァイルゼンの指示は、教皇である自分の指示と同等だと……これ以上言わなくてもわかるだろう?」


 リクト救出が教皇の願いであっても、それでも捜査は並行して行うべきだと反論しようとする優輝だが、最後のクラウスの発言に納得していなくとも従わざる負えなくなった。


 教皇庁トップである教皇の指示は絶対――輝士団団長を務める優輝にはそれを知っていたからこそ、これ以上反論はできず、素直にクラウスに従うことしかできなかった。


 不承不承ながらも従うことにした優輝を見て、クラウスは満足そうに微笑んだ。


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