五百四十話 元影翼旅団のカリィ

 

 ◇◆◇◆



 ここはサスベリ川を見据える【名もなき町】。

 時間帯は夜。

 シュウヤとロロディーヌが狼月都市ハーレイアに戻った数刻後だ。


 小さい月と大きい月の残骸が煌々とサスベリ川を照らす。

 灯台と高台に位置する繁華街からも人工的な光がサスベリ川を射す。それら無数の縦に伸びた光源群がサスベリ川の川面で幾重にも重なり夜を彩るさまは巨大な銀の燭台に見える。


 または、戦神ヴァイスが天に向け何かを叫ぶ姿にも見えた。


 そして、町の岩回廊の柳通りには見晴らしのいい酒場を兼ねた妓楼がたくさんある。

 この岩回廊に並ぶ通りは【柳の妓楼通り】や【闇の妓楼町】と呼ばれていた。


 今も身ぎれいに着飾った華奢な娘たちが、荒くれ者たちに向けて足をくねらせ、賛美、喝采、享楽の声を発しながら妖艶に各店の門框に誘う……妓楼も様々だ。


 その【闇の妓楼町】の一つ。

 戸を終始締め切った部屋が多い妓楼ヨシゾウ。

 卑猥な形のヨシゾウの各部屋から厭らしい女のうめきと懇願の声が響く。

 このヨシゾウでは季節ごとに娘が数人むさ苦しい男たちに誘導されながら妓楼に入る。


 娘たちは美しい。

 が、華奢で幼さを残す娘ばかりだ。


 だがしかし、そんな娘たちも数日経つと身ぎれいに着飾り、商売用に仕込まれた笑顔で愛想を振り撒くようになるのが、この妓楼町の定めであった。


 そんな妓楼町の手前に巨大な妓楼がある。

 そこはヨシゾウとは規模が違う。

 この妓楼の名は〝相克のナダハチ〟。

 創作料理が評判の妓楼だ。

 この【名もなき町】の闇側で有名なヨシゾウとは違う意味で有名な人気妓楼の一つだ。

 二階席では、柳と川の景色が楽しめることもあって、いつも賑やかで混雑していたのだが、今日は違った。


 その原因は二人の客だ。

 皮蛋と魚の食事を口にしつつ様子を探り合う二人の男。


 この二人以外の客は少ない。

 他の客も居るには居るが……人殺しを生業とするような胆が据わった者たちのみで、剣呑な雰囲気となっていた。


 並木のシダレ柳が風で揺らぎ音を立てる。

 二人が持つ杯の酒も揺れた。

 この食事を楽しむ二人は一見普通の姿なのだが……言いようのない妖気を醸し出していた。

 見張りの影や部屋の隅に身をすくめた連中も、この二人の存在を注視する。


 二人のうちの一人はボサボサな髪の男。

 そのボサボサな髪の男がニヒルに表情を動かすと、


「この料理が好きなのかイ?」


 その言葉を聞いた対面の男。

 冒険者然とした男は手にしたフォークを伸ばしながら、


「あぁ、この地域特有の料理だ。名はアルゼサーモンだったか。美味いぞ」


 そう話をしつつボサボサな髪の男に向けて、お前も魚を食えと促す。

 そして、『この料理が好きなのかイ?』と喋ったボサボサの髪をした男が食べていた魚料理を見た。


 そのアルゼサーモンの料理は頭部だけ、ぐちゃぐちゃに潰れていた。


 この酒肴は嫌いか。

 と、冒険者然とした男は考え、


「……お前は気に入らないようだな」


 低い声でそう喋る。

 ボサボサな髪を持つ男は悪態笑顔カーススマイルを作り、


「……ボクは食が細いからね。で、バッソリーニ。【ビヨルッド大海賊団】の仕事以外にも、他の用事があるからここにきたんだろう?」


 と質問する。

 冒険者然の男ことバッソリーニは、風変わりな声と奇妙な笑顔を作る男を凝然と見据えながら、


「……カリィ。お前はボケているのか? その、胸元のブローチはなんのためにつけているんだ」


 バッソリーニはカリィを馬鹿にしながら胸元のブローチを指摘した。

 カリィは眉をピクリと動かす。

 トレードマークと言えた悪態笑顔カーススマイルを一瞬で消す。

 その笑顔を消すさまは無機質な人形を思わせる。

 カリィの死と灰を連想させる双眸も細まった。

 その細まった双眸でバッソリーニを睨んでから自身の胸元に視線を傾けた。


 〝髑髏に槍が刺さっている〟ブローチを確認するカリィ。


「……あァ、これね。ウン、ま、そうなるかな」


 カリィは数回頷きつつ語る。

 と、頭部を斜め上に傾けた――。

 ボサボサの髪を揺らしつつ、外の景色を見やる。


 その態度と言葉を見たバッソリーニは片方の眉を下げ、


「なんだその言い草は。その〝ブローチ〟を手に入れているんだ。お前も闇のリストの一人だろう?」

「……あぁ」


 カリィの自信なさげな言葉に怪訝な顔をするバッソリーニ。


 カリィは影翼旅団のメンバーだった<導魔術>を操る短剣使いの男だ。

 そして、彼は本来雇われた側ではないサーマリア王国側に付いている。


 いつもの、お得意な危険を好むカリィらしい潜入任務を実行中でもあった。


「毎回だが、変な奴だ」

「失礼だな。こう見えて忙しイんだ。君と会う前にも一仕事を終えたばかりだし。だから、このブローチのことは、ついでってことだよ」

「……ほぅ、ビヨルッド大海賊団でもない、フリーなお前が、闇のリストの件をついでとは恐れ入る」

「フリーだからこそだよ。ボクにも仕事があるからね」

「そうかい。で、その一仕事とは、この【名もなき町】でも暗殺を?」


 バッソリーニの問いに、カリィは悪態笑顔カーススマイルで応えた。


「どうだろう。バッソリーニは?」

「なんで嗤う……ま、暗殺に関してはその通り。縄張りの長には金を渡して筋を通した」

「へぇ、気が回るんだ。大海賊団の一員とはいえ、律儀に汚れ仕事を頑張るんだね」

「……だからここに居るんだろう。他にも依頼以外に重要な事柄がある」


 と、ブローチに視線を送るバッソリーニだが……。

 その視線に気付かないカリィ。


「重要な? 殺しに加えて遊女たちと遊ぶつもりかな」

「まぁな。弟ではないがそれなりに楽しむ・・・さ。それに、ここは危険も多いが本来は楽しむ場所だろう。〝死んで花実が咲くものか〟ってな?」


 ……闇のリストの招集を受けたのは個人的なことだからな。

 あの暗黒のクナが復活と聞けば気になるのは仕方がない。

 まだ古都市ムサカでの任務やら、銀船やらと、サーマリアの任務は色々とあるが……個人的に、せっかくここにきたんだ。

 楽しむ時に楽しまないとな。

 死んでしまえばおしまいだ。


 と、思考するバッソリーニ。


「なるほどね」


 カリィは目を細めながら語る。


「カリィは【ロゼンの戒】と揉めた奴の追跡か暗殺か?」

「惜しイ♪」


 と声を高くすると、酒を飲んだ。

 気を昂ぶらせるカリィ。


「惜しいか。どうせ俺と同じ公爵繋がりの依頼だろうに。あ、分かった。天然果実の輸送に乗じて行われている禁忌類を横流ししている貴族たちの情報収集&海賊退治だろう?」

「半分正解♪」


 カリィ、喰えない野郎だが、フリーの暗殺者としての実力は相当なモノ。

 一緒にムサカで仕事をしたからよく分かる。

 ロルジュ公爵側の組織も保険は多数用意しているだろう。


 だとしたら、カリィこいつも俺と同じようにアズラ海賊団から抜けた野郎が操る銀船を追っていたりするのか?

 闇のリストについても嘘かもしれない。

 かまをかけて探るか。


 バッソリーニは、カリィの背後関係を考えつつ口を動かす。


「……け、何が半分だ。そのブローチといい、〝嘘だらけのこの世〟だ。そのブローチも偽物か?」


 そのバッソリーニの言葉を聞いてカリィは眉をひそめつつ、


「知らないほうがイイこともあるよ」


 と、発言。

 カリィは双眸が澱んでいく。

 その奥に、毒々しい狡猾な光が浮かんでいた。


「知らないほうがいいか。しかし、闇のリストの会合をついでと言いきるとはな……この名もなき町の繁華街でもある闇の妓楼町で、だれが見てるかも聞いているかも分からないってのに、あいも変わらず変態・・だ」


 カリィは〝闇のリストの会合〟と聞いて色めき立つ。


 へぇ、〝呼・ば・れ・た〟とは会合のことだったのか。

 ボクの殺した奴の中に闇のリストが居たようだ♪

 魔力を内包したブローチがお洒落だから、たまたま、胸元に飾っただけなんだけど♪

 ――得したなァ。

 左腕と首に傷を負ったように、殺した奴も異常に強かったし……。

 ボクを興奮させる強者が、他の闇のリストの中に居るかもしれなイ。


 アルフォードも任務をこなそうと頑張るボクの趣味にあれこれ言わないし……。

 今日は船の移動はしないで、この【名もなき町】を探索して楽しもうかなァ。


 と思考しながら股間を滾らせたカリィ。

 股間と髪の毛に気持ちを出したが、顔には出さず、冷淡な表情のまま、バッソリーニに向け、


「……そこは勇気のある奴と褒めてほしイなァ」


 と嗤いながら喋っていた。

 バッソリーニは寒気を覚えながら、


「け、言ってろよ。にしても遅い」

「ニールセンかイ?」

「そうだ。そういや博打好きの弟が、ムサカの暗黒街で世話になったようだな?」

「うん、まァね……先勝ちは糞勝ちと言うじゃなイか」


 再び、濃厚な悪態笑顔カーススマイルを作るカリィ。


「なぜ、嗤う」

「ハハハッ、そう怪しむなって。君たちとボクはオセベリアの兵を殺し合った仕事の仲間だろう。つれなイナァ」

「お前のその表情を見るたび、外連に満ちた剣法からの……情け容赦のない正確無比な暗殺技を思い出すからな」

「ボクもバッソリーニの〝波累双手衝〟の技を思い出したヨ。見えない魔力の環を扱うし、あれは凄イ。確か、呪い島ゼデンに伝わる邪道流とか?」


 こいつはムサカで俺の仕事を見ていたからな。

 見えない魔力の環と秘密の機動を有する邪道流武術の一端に気付いたか。

 だとすると黒霧の呪い島ゼデンを知るのか?


 と、カリィを警戒するバッソリーニ。


「……分かっているじゃないか」

「〝無知は知なり〟ってね」

「言うに及ばず」

「〝話の蓋は取らぬが秘密〟だヨ♪」


 そんな意味があるのかないのか分からない、禅問答のようなやりとりの後、間が空いた。


「さ、酒でも飲もうヨ」


 ボサボサの髪の持ち主ことカリィはそう語りながら嗤い、酒を促した。


「そうだな」


 短く答えるバッソリーニ。

 奥歯を強く噛む。

 頬の筋肉を刺激しながら視線を逸らしたバッソリーニ。


 背丈の高い柳を見ながら酒を飲む。

 拳を作った手を緩めつつ……揺れる柳を見る。


 そして、本来なら、今ここに居るべきニールセンのことを思考していった。


 ……ニールセン、いったい何をしているんだ。

 厠に、これほどの時間を……。

 まさか、遊女でも連れ込んだのか?


 それにしては遅すぎる。

 遊女を連続で買ったのか魔薬でも買いすぎたか?


 その憂慮した心情が僅かにバッソリーニの顔に出たことを把握したカリィは、


「遅いね、弟さん」


 と、最後通告をするように冷たく呟いた。

 バッソリーニは兄弟分の性格を気に病みつつ、


「……ニールセンならもうじきここに来る」

「そっか、もう来なイと思うけど――」


 その瞬間――バッソリーニの額にカリィの短剣の柄が生えていた。

 バッソリーニの金色の瞳孔が恐懼を宿らせながら縮む。


「……」



 カリィの死の嗤いが、バッソリーニの最期に見た顔だった。

 この時、なぜだ?

 とバッソリーニが聞こうとしたかは不明だ。

 灰色の閃光を思わせる剣突は、ビヨルッド大海賊団幹部バッソリーニでさえ気付くことはできなかった。


 バッソリーニは双眸から色褪せたような血が溢れ出る。


 周囲の者たちは、その暗殺の手際の良さに戦慄を覚えた。十二ある大海賊団は、その一つ一つが普通ではない。

 船長を含めて乗組員全員が強者であり、S級モンスターと個人で戦える能力を持つ。その影響力は海を跨ぐと云われている。その幹部をあっさりと仕留めるあの男は何者だ、と。


「嘘ばかりなこの世だけど、死んだことは真だ……」


 カリィは酒の効果か、一瀉千里のように喋ると、愛用の武器を眺めた。

 バッソリーニの頭蓋を貫通している暗器。

 その短剣の名は〝怪士ノあやかし〟。

 そして、今の暗殺術は彼の師匠にあたる導魔のリン・ミランダが得意だった<導魔術>系の暗殺術と似ているが……微妙に異なる暗殺術だ。


 カリィ独自の技と言えよう。

 導魔術<影導魔>と飛剣流進行性<飛魔剣・影殺>を合わせた技だ。


 カリィは<導魔術>を操作。

 バッソリーニの額に生えた短剣怪士ノあやかしを一般人には見えない<導魔術>の力で引き抜く。

 そのまま短剣怪士ノあやかしは宙を浮かびながらカリィの手に移動。

 カリィの手に収まった。


 バッソリーニの風穴から血が溢れ出る……。

 その頭部がゆっくりと前に倒れ皿と机に衝突。

 皿はひっくり返り、皮蛋と血が混ざりながら周囲に散る。


 カリィは気にしない。

 悪態笑顔カーススマイルを浮かべていた。


 怪士ノあやかしの短い刃にこびりついた血を舐めていく。


 ……血はまずいけど、これ癖なんだよねぇ。

 と、舌の動きを止めたカリィは視線を巡らせていく。


「……さて、そこで<隠身ハイド>か<隠行>を使って隠れている君! 何処の組織の者だイ?」


 カリィはそう発言しながら<導魔術>を発動。

 柱の上部の屋根に向け短剣怪士ノあやかしを飛翔させた――。


「チッ――」


 屋根の上に潜んでいた人物が舌打ちを響かせる。

 カリィの操る短剣を避けた人物は身を捻りながら器用に足先で机に下り立った。


 その下り立った男は小柄な鱗人カラムニアン

 竜の眷属に特攻効果がある精霊ファティウスの眼球が宿る縁が短い帽子をかぶる。

 手には竜の意匠が施された魔槍を持っていた。

 柄には巨大竜を殺した数を意味する魔法の文字が二十三個も刻まれている。


 帽子のファティウスの眼球が上向く。


「この宿の修理代はちゃんと払えよ?」


 帽子に宿る眼球と視界を共有しているように語る鱗人カラムニアンはカリィを睨んでいた。

 カリィが操る怪士ノあやかしが突き抜けた屋根は削れている。


「あれを避けるとは、あ、その魔槍に帽子! 龍撃のトムハルか」

「俺の武器を知っているのか……竜殺しも有名だからな」


 トムハルが語る様子を見たカリィは股間を勃起させながら、


「うん♪ 君は強者だと聞いたよォ~♪ 竜を殺した数だけ特殊な印が増える竜殺しドラゴンスレイヤーの魔槍モリガンは聞いたことがあるし、闇の仕事も引き受けるともね♪」


 カリィは毒々しい物言いで楽し気に語りつつ短剣の怪士ノあやかしを操作した。

 胸元の眼前に短剣の怪士ノあやかしを運ぶ。

 そして、自由自在に動かせる怪士ノあやかしの回転を止めた。


 切っ先を龍撃のトムハルに向ける。

 短剣の怪士ノあやかしが煌めく。カリィの双眸も煌めいた。

 その短剣越しにトムハルを見つめるカリィの目はアンモラル不道徳さを持つ。


 そんな如何わしい視線で、トムハルの魔力操作の練度を測るカリィ。

 戦うことを想定し、尚も興奮が高まっていく。


「……俺に武器を向けるなや、オセベリアの犬と化したカリィさんよォ……」

「アハ、君だって武器を向けてイるじゃなイかァ。それに、ボクはどこの犬でも構わなイからね♪」


 と、悪態笑顔カーススマイルを浮かべるカリィ。


「……け、仲間を無残に殺すとはな」

「仲間? それは心外だァ。ボクは大海賊団の一員ではなイヨ」

「どうだか……」

「元影翼旅団ということは君も知ってイるだろう?」

「……あぁ。ペルネーテの地下オークションの日に潰れたブザマな組織だろう?」


 カリィは眉をピクリと動かすと悪態笑顔カーススマイルを消す。

 死んだ団長のガルロに忠誠を誓ったわけでも影翼旅団に思い入れがあったわけでもないが……。

 自分が所属していた旅団をけなされたことでカリィは珍しく怒りを心に抱く。


 そして、股間を萎ませて溜め息を吐く。

 両手を上げるジェスチャーをとりつつ、


「……だから、ボクはフリーってことサ。仲間はイるけどね」

「オセベリアの犬じゃないなら、なぜサーマリアの公爵と繋がる大海賊団のメンバーを殺した?」


 トムハルの問いに、カリィは目を細め、


「君、素人のように語るね? 雇い主を言うわけがなイ」


 と、語る。

 アルフォードに念を押されていた『雇い主の名はすぐに出すな』を守っていた。


「……」

「今度は沈黙かイ? 君のほうこそ、そのサーマリア王国に関係する組織に雇われたとか? ビヨルッド大海賊団にスカウトでもされてイたのかナ? あ、レイ・ジャックを追う者たちの一人かナァ?」

「……どれも当たりだと言ったらどうするんだ?」

「さァ? 君はどうしたイ?」


 龍撃のトムハルと元影翼旅団のカリィの戦いが始まろうとしていた。

 トムハルの胸元に髑髏に槍が刺さっている形のブローチが装着されていることにカリィはまだ気付いていなかった。


 ◇◆◇◆

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