第3話
今ではすっかり私と猫は一つになって猛然と駆け出していました。滝に出ました。滝はピープー言っていました。いいかあこの先わあすごいぞおと聞こえましたので知ってるぞおと答えるとまたピープーやりだしまし滝の奥には洞窟が続いておりました。ずんずん暗がりを進むと赤く光るものがあります。猫は私にしがみつきました。私は名前を知らないことに気がつきましたので、名前はなんっていうの、僕はスゴイヒト、と自己紹介するとハナと答えました。すごいようだけどありふれてるねというとえへへと言いました。赤い目はゾンビのようなものの目でした。ゾンビはすぐに食おうとしましたがまず私がぶつかった背後からハナがえいやっと出てきてぶつと倒れました。先は泉で緑の水がコンコンと出ていました。少し飲んでこりゃあいけない、しょっぱいね、それにここから先には道がないようだよというとハナはそれはいけない、しょっぱいというのは海につながっているのだということを言いましたから私は承知して泉をぐんぐん潜って進みました。サンゴの海に出ました。産後はうえをむいてめいめい赤く光っているのです。ハナは少しサンゴをかじってなかなかいけるねと言いました。私もかじるとそれはまるでチョコでした。
あ @01391364
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます