第3夢ー想いー

只今、一ノ瀬 きょうやライフ残り4

まさと「!!このケータイ…」

あゆ「な、何?」

まさと「圏外なのに6人には通話出来る‼」

あゆ「本当だ!」

まさと「……あゆ、このゲームはミッションをクリアしないと終わらないようだ…」

あゆ「え!?ミッションて…花瓶を見つけて見つけたと叫ぶやつ?」

まさと「ああ、あと次もまた名前を呼ばれる。恐らくそいつを探しに行くだろう…」

あゆ「そ、そうなんだ…きょうやみたいに…」

まさと「とりあえず皆に報告しよう!!」

女の子「だーれか決まっーたよーアハハ…」

                ~~~

まさと「皆❗分かったな❗」

皆「うん‼おう‼」

私「(分かった。花瓶をさがすのね…)」

女の子「かーりんちゃーん…」

かりん「(私!?)」

私「(かりん!?かわいそう…その分…頑張らなきゃ!)」

あまや「…行こ。」だっ❗

私は1館を、あまやは2館へ廊下を渡って行く。まさとは3館で、あゆは5館のまま。まさとが電話して、はやとに4館を捜索するよう言っていた…

私「…(あまや、行っちゃった…何か怖い…)」

女の子「かーりんちゃーん❗ウフフフ❗」

かりん「やー❗❗来ないでよー‼」

私「❗❗かりん!!(でも、どこから…!!私のいる1館の裏だ!!)」

かりん「やーー!!!(この館に入ろう!!)」だっ❗

私「(ここに入ってくる!!)」

女の子「キャハハ?」だだー。

かりん「(やだ…何で私なのよ…あ、ここって色梨の…でも、死ぬのはいや‼)」

私(色梨)「(くる❗怖い…でも、早くここを探さなきゃ!!)」

私は今、1館の2階の101号室にいる。階段は107の方にある。恐らくかりんは今106号室あたりだ。

私「(お願い…来ないで。)」

がさがさ。………ここにはなかったー…

私「(ここにはないのか。次、行こう。)」

あ、その前に皆にここにはなかったってメールしなきゃ。

ピッ、ピッ、ピッ。ー…

かりん「きゃー!!やめてよー‼もう、来ないで!!」

私「かりん!?」…助けるべきか…でも怖いし、自分が死ぬかもしれない…でも……

ガチャっ!

かりん「!!いろり!!」

私「かりん!私がおとりになるから行って!」

かりん「う、うん!」

私「こっちよ、化け物!」だっ。

女の子「キャハハハ!!」スッ。

私「(え…?な…んで、かりんの方に…そうか、かりんの名前を女の子が呼んだから?)」

かりん「何で!?」

私「……」だっ。「こっちよ、化け物!!」

女の子「キャハハ?」スッ。

私「(な…んで…)」

私と、かりんと女の子は外へ出た。

私「化け物…こっちったら!!」私はポケットに入っていた消しゴムを女の子に向かって投げた。

ごっ。

女の子→キキー!!「……ア…アァ…キャハハハ!!」ぐる。ダー!!

私「(こっちに来た‼怒ったの!?)…ふうー…こっちよ!!」だだっ! 

女の子「キャーハハハ!!」

私「(は、早い!!こんなものとかりんは必死で走って!?)」

ガッ!!ドテ!

私「ったぁー…はっ‼」しまったー…

女の子「フフフフフ…キャーハハハ!!」スッ!!!

私「キャー!!!」ごめ…皆…役にたてなくて…怖い……殺される……震えが止まらないよ……後ライフは4つになるのかー…スッ。

………………ガシッ‼シュッ。

私→パチ。「!!?」

女の子「アァ…」バタ。

きょうや「ったく…起きたらこれかよ。今のうちに行くぞ、いろり!!」

私「う、うん…(あれ?前まできょうやって私の事、喜山ってー…)」

そして、私達は再び1館に行き、2階の107号室に隠れた。

女の子「アァ…アァ!!!キャハハハハハ!」ギョロ、ギョロ「…かーりんちゃん!!」

         ~~~

私「はあ、はあ…あ、ありがとう。きょうや。」

きょうや「いいって、スプレーが役にたった。それより…わりぃ…」

私「何が?」

きょうや「あの、さっきとっさにいろりって…」

私「あ、いいよ‼私もきょうやって言ってるし、それに幼稚園からずっと一緒じゃん!好きに呼んで!」

きょうや「お、おう…いろりか。」

私「一瞬、ドキッとしちゃったけどね。」

きょうや「え!?そ、そうか…」ニコ。

私「あ、それより、私1館担当なんどけど…」

きょうや「は?何それ。」

私「えー!?聞いてないの!?」

きょうや「ああ。起きたらお前の声が聞こえて走ったからな。」

私「あ、ありがとう…てことはきょうや残りライフ4!?」

きょうや「あ、ああ。何かスマホに書いてた。「あなたの残りライフ4」て」

私「じゃあ、1から説明するね‼」

       ~~~~~~

きょうや「…はあ⁉マジでミッションすれば終わんの!?」

私「それは…分からないけど、でもそれしか方法はないの❗」

きょうや「そっか…分かった❗一緒に探そうぜ。」

私「え…?あ、ありがとう。」

きょうや「…いいよ。それより、一人より二人の方が早く終わんだろ。」

私「う、うん…」

ウー…ウー…

私「電話かな?ちょっと出るね。」

きょうや「お、おう。」

ピ。

私「もしもし…?」

あまや「いろり!?大丈夫!?化け物に追われたって聞いたけど…」

私「う、うん。女の子は狙っている人優先で追いかけるけど、何か投げたりするとこっちにくるみたい。」

あまや「そ、そう…でも、良かった。無事で、」

私「(え?心配してくれたんだ。)うん。ありがと。」

あまや「別に…進み具合は?」

私「あ、二階に来たばかり。」

あまや「え!?遅いな。俺今3階の108と109号室終わったからこの館(2館)終わったらそっちいくよ。」

私「大丈夫だよ。さっききょうやが助けてくれて、今一緒にいるから一緒に探よ。」

あまや「きょうやが!?今一緒にか………うん…」………

私「(あれ?何か元気ない?)うん…」…

あまやの電話→「キャー!!こ、来ないで‼」

あまや「!!?かりん!?」

私「あまや!?かりんが追いかけられてそっちの館に逃げたんだよ‼」

あまや「うん。じゃ…」ブツ。ツー…ツー…

きょうや「どうしたんだよ。」

私「あまやのとこにかりんと化け物が行って…切れた。」

きょうや「また、あまやとしゃべってたんだな。」

私「え?」

きょうや「あ、何でもねえ‼それより、花瓶探そうぜ。」たっ。がさがさ。

私「うん、でも中々見つからないからもう皆で相談した方が…」

きょうや「…その必要は無いみたいだぜ。」

私「え?」

きょうや「ほら。」ドン。

私「か、花瓶!!?すごい❗きょうや!」

きょうや「だろ?これをどうすんだっけ?」

私「えっと…花瓶を見つけて見つけたと叫んだら終了だって。」

きょうや「おし。言うぞ。スー…見つけた❗」………

………ぴろぴろぴろ❗

私「え?」

ー一ノ瀬 きょうやが花瓶を見つけたため第1ミッション終了ー

まさと「え!?」

あゆ「すごい❗」

はやと「ま、マジかよ…、」

かりん「はあ、はあ…あれ?化け物は!?…きょうやが…」

あまや「……」

私「やったね。きょうや!」

きょうや「お、おう‼」ニッ。

ぴろぴろぴろー

ー一ノ瀬きょうや、ライフ1増え、残り5。ー

私「…!!やったね、きょうや!」

きょうや「…マジか❗やった!!」

ー二時間休憩、次のミッションは「猫を捕まえたら終了」ー

          ~~~~~~~~~~

まさと「ふうー、次は猫か。」

かりん「良かったぁー…私無事だ。いろりのおかげだよ。」

私「そ、そうかな…」

きょうや「…皆俺を褒めろよ‼」

あゆ「自分で言ってるー」

あまや「……いろり、ちょっといいか?」

私「私?う、うん。」

ーーーーーーー

あまや「…のさ…」

私「え?」

あまや「あのさ…ごめん。」

私「何で?」

あまや「助けられなかったし、役に立てなかった。」

私「え!?そんなことな…」

あまや「あるよ。…きょうやが来てなかったら、いろりは一回死んでた。」

私「それは…」

あまや「…俺が助けてあげられなくて、悔しかった…」

私「……」

あまや「…でも、次いろりが危なかったらすぐに行って助けるから!!」 

私「え?…ふふ。ありがと。」ニコ。(あまやのこういうとこ好きだなー…)

あまや「!!…〃〃…きょうやと何もなかった?…」

私「?…うん?」(どうしたんだろ…)

あまや「そか。ならいいや。」

私「うん。…皆のとこ行こう‼」たっ。

あまや「あ…待って!」ぎゅ。

私「え!?…何??〃〃」(何だろ…〃)

あまや「す、………すぐに行こか。〃〃」パっ。

私「うん…?」

あまや「……っ。」

ーーーーーーー

まさと「…あ、ふたりとも‼早く来い。打ち合わせだ。」

私「うん。ごめん。」

かりん「二人してあやしー。」ニヤ。

私「何もないよ‼ね、あまや!」

あまや「…うん。」

あゆ「…………………………」じ。

きょうや「…それより、話まとめんだろ?」

はやと「お、俺…あの化け物やだなー」

まさと「次は猫を捕まえたら終了だ。恐らく、難しくなるだろう。」

私「そうよね…」

きょうや「はっ。そんなの余裕だっつーの。」

かりん「きょうやあんたまたそんなこと言って、殺されないでよ。笑」

きょうや「殺されねーよ。」べ。

かりん「!!…ふーん…きもー笑」

きょうや「うっせー!」

まさと「これから、自分達が担当する館を決めようと思う。俺が決めてもいいか?」

皆「うん。」「おう。」

まさと「いろりは1館、あまやは2館、あゆ3館、かりん4館、はやと5館。」

きょうや「…呼ばれてない奴は?」

まさと「俺ときょうやはこの中で運動が結構できる方だからきょうやはあちこち渡り廊下を渡って猫を探せ。俺は外を探す。どうだ?」

あまや「…いいと思う…余り動けない人に館内を探させてすごく効率が良い。」

きょうや「おっしゃー」

私「…もし、狙われた人はどうするの?」

まさと「館内にいる奴だと、その館を俺が担当する。追われてる奴をきょうやが援護しろ。」

きょうや「おう。」

まさと「で、もう一つ。」

かりん「何よ。」

まさと「このケータイは全員につなげれることがわかった。」

きょうや「は?」

まさと「だから、最初からケータイをつけておけば皆に繋がる。」

私「え!?」

まさと「個人で話したい時は変えていいが、基本つけたままにしておけ。」

皆は了承した。

かりん「あと、1時間かー」

私「!!?皆…変じゃない?」

きょうや「…何がだよ。」

まさと「…!!?…いろり、俺も分かったよ。」

あまや「……」コク。

かりん「え!?何何?」

あゆ「?」

はやと「皆どーしたの?」

私「…お腹が空かない…」

きょうや「!!?…確かに…」

かりん「嘘…こんな事って…」

まさと「不思議だ。意識はちゃんとある。なのに、どうして腹が…」

はやと「い、いつまで、続くんだろ…もうやだ…」

きょうや「はあ⁉お前いい加減にしろよ‼やだとか簡単に言うんじゃねえ‼」

私「きょうや!!やめなよ。」

あまや「…恐らく、次も誰かが死ぬと思う…」

はやと「ひい!!」

まさと「だろーな。さらに、ミッション1よりも難しいに決まっている。」

私「……!!?」ぎゅ。

あまや→くる。じっ、ニコ。ぎゅ。

私「(あまや…不安なのわかってくれてるんだ…嬉しいな。)」ぎゅっ!

あまや「!!…」ニコ!

あゆ「……」

かりん「!!………ねえ、私あゆと話あるから向こう行くね!!」

まさと「あ、ああ。?」

私「(かりんー…?)」

ーーーーーーーーーーーーーー

あゆ「ね、ねえ…かりん何??」

かりん「何って、あゆも分かってんでしょ。」

あゆ「…何の事?」

かりん「知ってるよ、あゆが「あまや」の事が好きだって。」

あゆ「!!…だから?」

かりん「私の変わりにいろりが囮になった時、あんた、窓からいろりの事見て、笑ってたでしょ。」

あゆ「……ふ、ははは!そうよ、笑ってたわよ!!」

かりん「は?」

あゆ「だって、幼馴染みか知らないけど、近づきすぎなのよ!!調子乗るなっての!私は…中学一年から好きだったのに‼今さらよ!」

かりん「あゆ、あんたそれ本気で…」

あゆが中学一年生の頃ー…

ポーン。あゆ「わ!!…とと…」ドテ。「あー‼皆のノートがぁー!!」

たったった…

あまや「…ごめん!友達とサッカーしてました…」

あゆ「あ、大丈夫です…」この人…普段は余り喋らない人だ。誰だっけ…

スッ。ガサガサ。

あゆ「い、いいよ。大丈夫。」

あまや「…だって、俺が悪いから…」キラキラ…

あゆ「…ありがと。…あ!岡野君か。」ちら。

あまや「あ、うん。君は同じクラスの…藤咲さんか。宜しく。」ニコ。

あゆ「う、うん。宜しく…」笑う人なんだ…

私はその時、あまやに恋に落ちた…ーーーーーーー

たったっ。

あまや→ダダダッ!

あゆ「あ、岡野く…」その時、私の心は暗くなった。

あまや「…いろり!!」

いろり「何?あまや。」

あまや「いや…お前が見えたから…」

いろり「何それー(笑)変なのー!!」

あまや「え…別に…ははは!」ニコ。

あゆ「……」

何で?何でいろりとかいう子の何処がいいのよ‼私の方が好きなのに‼それに、私の方が可愛いはずなのに‼性格だって、私の方が優しいはず!!何で?何であいつなのよ‼

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

あゆ「あのまま、殺されとけば良かったのに‼」

かりん「あゆあんた…もう一度言って見なさいよ‼」バッ!

パチーーーーーーン!!

あゆ「…………?…!!」

かりん「!!まさと!?何でここに!?ご…ごめん…」

まさと「…ん。今のはなかった事にするから、早く行け。」じっ。

かりん「じ、じゃあ先行ってるー……」

あゆ「まさとってー私の事好きなのー?笑…」

まさと「…お前みたいな最低な奴の事好きになるはずねーだろ…」ギロ。

あゆ「な…何よ‼」びくびく。ダダダッ!

まさと「(あゆがあまやを好きでいろりに恨みを持ってんのかー…)はあーチームが

まとまんねー………おい。」

びくっ‼……ガサガサ。

まさと「かりん!?」

かりん「まさと…あんたさあー」

まさと「……あのままお前があいつを叩けばあいつと同じだろ?」

かりん「!!⁉あんたその為にわざわざ…」

まさと「別になんともない。」

かりん「…あんたさあー私の事好き?」

まさと「は…はあーーーー!?何で俺がお前を好きになんだよ!!」カアー//////////

かりん「嘘に決まってんでしょー。バーカ!面白いから🎵」

まさと「はあ⁉…もういいや、行くぞ。」

かりん「歩ける?」

まさと「お前のビンタ強すぎ。死ぬ」

かりん「大げさー」

ととと。

きょうや「あ?まさと、お前その顔どーしたんだ?」

まさと「…かりんに殺されかけた笑」

かりん「何で私なのよ‼」

いろり「(二人とあゆ…どーしたんだろ…)」

かりん→じろ。

あゆ→じ。ふい。

いろり「?」

まさと「…⁉皆!!伏せろ!!」

皆「⁉」バッ!

ーーーーーーー…………………………………

……………何があったのだろうか…?

いろり「(…もう、いいかな…)」

皆「あ…」

いろり「皆?……⁉あ、あなたは…?」

そこでいろりと皆が見た光景はー…?

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悪夢ゲームー呪われたマンションー @akaripanda7430

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