理学療法士を知らんとする、目指そうとする人へ

私はしがない会社員でこれといった国家資格を持っておらず、妻が理学療法士であるという理由だけでこの物語を読みました。読み始めたきっかけはなぜ妻は私に命令口調で指示を飛ばしてくるのかを仕事面から理解するためです。結果、おおよそ理解が出来ました。患者の人生を左右する分岐点に関わる仕事であり、病院の利益も考えつつ、患者を回復させる。彼らに課せられたミッションを達成するために必要不可欠な指示だということがわかりました。全ての理学療法士がこの物語の主人公のように誠実で真摯で勤勉な訳では無いと思います。しかし、読んで字のごとく理を学び療す方法を知っているのは彼らなのだとわかりました。専門用語が多く、中には論文を少し手を加えただけのような文章も見られましたが、読みやすく、楽しく読ませていただきました。私の近所にもメロディーのママいないかな。