番外編 混浴温泉。ポロリはみ出る夢の楽園♡

遊園地の帰り、母さんの希望で隣の温泉施設『地獄でウッフン』に来ることになった僕達。それにしても何て名前だ!オーナーの顔がみたいよ。

【メンバー】

鏡太・陽子・恵・圭介・岬・アリサ・ノヴァ・ルビー・セラ・紫音の10名


男子脱衣所で衣服を脱いでいる鏡太と圭介。

「鏡。最近たくましくなったな。やっぱり冒険とかしてるからか?」

(毎朝、死線をくぐれば、たくましくもなるよ)

「圭介だって凄い体してるよ。とくに下半身は国宝級だね」

「俺のそんなにデッケーか?照れるな~ゾウさんには自信あったんだよな」

        (コイツ馬鹿だ!国宝級は尻だよ尻)

「なんかさ、尻がデカイからゾウさん小さく見えるけどね」

「気のせいだ。さっきなんて、みんな俺の事ジロジロ見てたぜ」

「ジロジロ見てたのはオカマ軍団だよ!ガン見で舐め回して見てたよ」

「マジか!尻隠さないとヤバイよな~」「そんなデカイ尻どこに隠すの!」


「今度、冒険行く時は絶対に連れていけよな。役に立つと思うぞ」

「圭介は落ちてるエロ本拾う時と怪物から逃げるのだけは速そうだよね」

「おうよ!て俺、戦力外かよ」

「まあ、エロ本でワクワクもいいけどよ、男はやっぱり冒険でワクワクだぜ!」

圭介は腰を振りながら思い出したように僕に聞いてきた。

「そういえば、お前、遊園地からやけにルビーと仲いいよな。怪しいぞ」

「な、なんにもないよ。普通に気が合う仲間てだけさ」

「そうか~。ノヴァとも仲いいし、お前やっぱりロリコンだろ」

「ちが~う!協力者だったり遊び仲間として行動してるだけだよ」

「俺はチッパイ二人よりセラさんがいいけどな~」

「圭介はあの天然ぶりを知らないからな~結構疲れるよ。さて浴場行こうか」

鏡太と圭介は素っ裸で浴場へと向かった。


(ウイーン・自動扉の開く音)素っ裸で仁王立ちの二人。

「何だこれは!温泉施設てレベルじゃねえぞ」

「これはすごいね天然温泉だよ。それも種類豊富だね」

「展望風呂、足湯、サウナ、かけ湯、なんか色々あるな。風呂の遊園地だぜ」


「ね~圭介~。なんか凄い注目浴びてるんだけど、圭介のせいかな?」

「俺か?それはあるけど、お前も見られてるぜ」

「お待たせ~キャーーー!露出魔!アンタ達なんで水着来てないのよ!」

赤いビキニを着たルビーが僕達を見て叫び声をあげる。

「へっ?温泉て裸なんじゃ?」

「あんた達、説明見てないのね。ここプールもあるし、混浴で水着着用なの!」

「マジですか!どうりでジロジロ見られるわけだ」

股間を見つめながら、僕と圭介は一気に恥ずかしくなった。

「水着はレンタルもあるから速く着てきなさいよ!」「はいーーー!」


二人はダッシュで水着を着用しにいった。

【脱衣所の鏡太と圭介】

「僕はいいけど圭介が着れる水着てないと思うよ。フンドシていいのかな?」

「ダメかもしれないな。トイレットペーパーでも巻くか!」

「溶けてスッポンポンだよ!ん?あれは!あれならOKてあるよ」

「マジっすか!フンドシがよくね?このツノは恥ずかしいぞ」

「チンチン見せないならOKみたいだし仕方ないよ。じゃ着替えていこうか」


着替えて再びルビー達がいる浴場へと戻る二人。


(ウイーン開閉)

「これでどうだ!」圭介。「水着着てきたよ~」鏡太。

「まあ~立派な角ね~私、今晩寝れないわ♡」陽子。

「キャー!近寄るな変態!」アリサ。

「アンタ人生終わってるわね」ルビー。

「皆さんどうしたんです~(ツルン)」角にぶら下がるセラ。

「ピノキオさん初めましてなのよ」ノヴァ。

「それ顔じゃないよ!そんな顔が腫れたピノキオいないよ!」

「臭わないよう防臭剤ぶら下げようか」岬。


「あれ?恵と紫音ちゃんは?」

「恵ちゃん。そんなとこで日光浴してたら邪魔になるわよ」

「・・・」気絶していた。

チンコケース&尻デカ圭介は凄い注目度である。


「鏡。何から行くよ?こんなにあると迷うよな~」

「まずは万人向けの熱の湯てのから行こうか」


熱の湯と書かれた看板を見る二人。

【塩化物泉】効能:関節痛・打撲・冷え性・婦人病・不妊症


「へ~打撲に良いなら圭介には丁度いいね」

「遊園地で姉貴に散々殴られたからな~遊園地じゃなく処刑地かと思ったぜ」

「尻が回復するとは思えないけど、打撲が治るのは速いはずだよ」


「不妊症ね。いい湯だわ~。鏡ちゃん、母さんもう一人産もうかしら♡」

「僕の負担が減るなら産んでいいよ。許せまだ見ぬ、お弟よ!」

「恵ちゃん弟と妹どっちがいい?」「恵は妹が欲しいな」

「それだけはやめてーー!」

不思議ちゃんがもう一人増えることを想像した鏡太は身震いした。

「陽子さん!僕の子を・・・」岬の鉄拳炸裂。(プカ~)

「馬鹿だな圭介。次行こうか」


鏡太たちは次の湯に向かう。

【硫酸塩泉】効能:肩こり・腰痛・神経痛・外傷・血行促進


「これは僕にピッタリの湯だな~。最近肩こり酷くてさ~恵やセラさん、冒険も

あるけど原因の90%は母さんだし」

セラは鏡太の隣で白いビキニを着て湯船に浸かっている。

「これは効くです~。禿げたところがしみます~」

「アンタむしりすぎ!でも何だかポカポカして血行にはいいな~」

「なんかコレ苦いのよ。大人の味なのよ」

「ノヴァさん。たくさん飲めば大人になれるよ」

「ホント!飲むのよ(ゴクゴク)て18なのよ!」

ノヴァはスク水を着ている。胸元にはノヴァの文字。

(ペッタンコだしスク水がお似合いだよねw)

「あれれ~。ありませんです~」

セラの言葉に隣をみる鏡太。衝撃のカウンター!

「ブーーー!む、胸ーーー!」

セラはビキニのブラが取れ、巨乳が湯船にプカプカ浮かんでいる。

「何だコレ?・・・ぶ、ブラジャー!」

「圭介ソレ返して!」

僕はあわてて圭介からビキニを取り上げセラさんに渡した。

「ありがとです~。あの~ついでに下もお願いします~」

ブラを着けているセラ。鏡太の目の前にはビキニパンツ。この人どこまでドジなんだ!と思う鏡太のゾウさんはパオーン!と雄叫びをあげている。

鏡太は背中を向いてセラに水着をわたすと、股間をおさえながら湯船をでて次の湯へ向かった。

【二酸化炭素泉】泡の湯 効能:保温効果が高い


「お~泡風呂だ~気泡があちこち出てるね」「これ屁こいてもバレないな」

「圭介しないでよ~。お客さんブッ倒れるよ!」


「鏡く~ん。これソーダ水作ってみたの。お砂糖入れたから飲んでみて」

「岬さんコレ飲めるの?まあちよっとだけ(ゴクゴク)ウッ!」

「ゲロゲロゲロゲロ。これなんですか?」

「あちこちの温泉ブレンドしたの」

「ドリンクバーじゃないよ!皆さん危険ですのでやめようね。by鏡太」

青のハイレグ・ビキニを着ている岬。鏡太の横に並んで湯船に浸かる。

「やだ♡コレ気泡でブラが浮いちゃうわ」岬の言葉に勢いよく振り向く鏡太。

「は、ハミ乳ーーー!」

「ヤンッ♡鏡クンみたらだめ~」岬は両手で巨乳を隠した。

湯船は鏡太の鼻血で血の池地獄。


【含鉄泉】効能:入浴と飲料で貧血・消化器・に効く


「わ~。茶色の泉だね~。飲むと痔に良いらしいけど圭介飲んだら」

「ケツはデカイが痔にはならんぞ。これ座ると安定感いいんだぞ」

「座るとヤバい物に近づくからやめて(ププッ)」

圭介は座り起き上がり人形みたいに揺れている。

そんなところへルビーがやってきた。

「これ貧血に効くのね。鏡太の払いが悪いから飲んでおこうかしら」

ルビーの嫌味な言葉を聞いた鏡太は首を差し出す。

「はいーーー。どうぞ吸って!」(チューチュー)「美味しい~ごちそうさま」

「お前が飲んだほうが良さそうだな・・・」

血を差し出した鏡太は、フラフラとルビーの胸にしがみつく。

「鏡太~(ピクピク)どこにしがみついてんのよ!それもストンて地面に落ちるなんてショックだわ!」

チッパイを握れず地面にたおれた鏡太。ルビーから足蹴りをくらう。

(う~痛いけど少しプニュとして気持ち良かったよルビー)


「うっ!圭介オナラしないでよね!鼻曲がるよ~」

「するかー!これだよこれ」

【硫黄泉】効能:美白効果


「ドドドドッドド私が先よー!ジャバーン」

女性の群れが押し寄せた。

「美白だと女性には人気だね~。臭さえ無ければな~」

「鏡。速く入れよピッカピカになるぞ~」

「な、なんか金の大仏に見えるよ圭介・・・」

そんな鏡太から離れた場所にいるアリサ。黄色のビキニを着ている。

「ねえアリサさっきから何してる?」

「べ、別になんでもないわよ。玉のお肌を磨いてるのよ」

ネカマを磨いていた。怪しむ鏡太は湯船に浸かったままアリサにつめよる。

「アリサなんか変なもの持ってきてるんじゃ」

「持ってきてないわよ!バシャ」

鏡太の方を向き勢い良く立ち上がったアリサ。

「ア、アリサ(モミモミ)ぐるしい。でも柔らかい~」

アリサは鏡太の顔を胸ではさんでパフパフしていた。

「アン♡鏡太って大胆ですわ。でも責任は取ってもらいますわよ!」


【そんな事件があった後に美白温泉にはいる紫音】

「鏡君の為にいっぱい入っとこ。紫音ファイト!」

1時間後。浮いていた。


【酸性泉】効能:殺菌効果。妊婦の方はご遠慮ください

殺菌に反応した女性陣全員から圭介は湯船に突き落とされた。

「ひっでえな~。俺が何したってんのよ!」

「アンタ歩く病原菌よ!おとなしく駆除されなさい」

「そうですわね。1匹いたら100匹いますわ」

「俺ゴキブリかよ~。勘弁してくれよ」ルビーとアリサから罵倒される圭介。

「お兄ちゃ~ん。この温泉酸っぱいよ~」

と話しかける恵の水着はピンクのワンピース。

「恵。それが大人の味だよ。階段のぼったな。兄は悲しいよ」


「ノヴァも階段のぼるのよ~」(ゴクゴク・・・)

「アンタ飲みすぎ!」

ノヴァは天国の階段を昇った。そこへルビーがやってくる。

「あっ!ルビーこの温泉はやめたほうがいいよ」

「なんでよ~。刺激があるだけでしょ」

「だって僕の赤ちゃんがソロソロできてるんじゃ」

「だれの赤ちゃんよ!(ボクッ)」

「だって吸血鬼は気にいった血で赤ちゃん作るって本に」

「私まだ16よ。作るわけ無いでしょ!」

「アハアハ。少しホッとした・・・」

「ほ・欲しいの?」「いえ結構です!」

(鏡太が望むなら作ってもいいけど・・・キャッ恥ずかしい♡)


次はどの温泉につかろうかな。鏡太が考えていると圭介が声をかけてきた。

「おい、こっちに牛乳風呂もあるぜ。ヤッホー!(じゃぶーん)」

「僕も~(じゃぶーん)」

「ぷっは~ピューーー。気持ちいいぜ」

「口から出して僕の顔にかけるのヤメテーー!そんな性癖ないよ!」


【血の池地獄】

「スッゲー!真っ赤かだぜ」

「酸化鉄やマグネシウムでこんな色になるみたいだね」

「俺これと同じ光景見たぜ!どこだったかな~?」

(ブッ倒れてる時だよ!岬さん容赦ないからな~)


「そんだけ血流してるなら鉄分補給に飲んでみたら?」

「そうすっか(ゴクゴク)美味くねえな~」

「ルビー、ノヴァさん、セラさんは美味しそうに飲んでるよ」

鏡太が見る先には頭を付けて飲む3人の姿。

「そんなに美味しいのかな?(ゴクゴク)ウゲ~不味い」


「みんないつまで飲んでるの。口直しにジュース飲み行こう」

「おい!これ頭割れて顔浸かってんぞ!奇妙な倒れ方してんな~」

「ゲロゲロ。飲んだよ~」


「確かに奇妙な倒れ方だね。う~ん。謎は解けた!こうだ!」


ルビー「何て刺激的な色なの飲んでみようかしら(ゴクゴク)」


ノヴァ「それ美味しいのよ?飲むのよ突撃ー!」

走る!乗る!コケる!ルビーに頭突き!エヘエヘ。


セラ「二人でずるいです~」

飛ぶ!落ちる!ノヴァに頭突き!3人ご臨終。


「これが全貌だ!」「おお~鏡。名推理だな。俺も同じ考えだ」

「二人で『鏡田一 圭介』だな。フハハハ」

推理は当たってるが馬鹿である。


【ウオータースライダー乗り場】

「お風呂ばかりでのぼせたな。かなり刺激的な光景も見たし、プールで一休み」

「あれ鏡君も一休みですか?良かったらスライダーすべりませんか」

オレンジ色のビキニを着た紫音が鏡太を誘う。そうだな~。楽しそうだし滑ろうかな。紫音と一緒にスライダーの頂上へきた。

「僕からいくね。やっほー」

シャー。ジャブジャブ。ドッポーン。ぷは~。気持ちいい~。さて次は紫音ちゃんだな。とスライダーを向く鏡太。

「キャー鏡君どいてーーー!」目前から滑ってくる紫音。

「え、えーーー!バスッ」

「ウオーーー!オマタが~。ジュルジュル。ペロン」

紫音の股間に顔を埋めた鏡太。ドサクサに舐めている。

「ヤンッ♡エッチーーー!ドガーーーン!」「ウゴッ!」

鏡太の後頭部がプールの岸へ激突して止まった。

(う~ん気持ちいい~ガクリ・・・)

鏡太は寝ては起きていた。


【サウナルーム】

全員でサウナルームへ入って10分が過ぎた。

「流石に暑いね~汗だくだよ。でも圭介には負けないよ」

「俺だって負けん!しかし暑いな~」

「我慢はよくないよ真っ赤だし降参したら?母さんモジモジしない!」

「だって~大きいんだもん。赤くて座ってると卑猥だわ~」

白のビキニを着た陽子。圭介の姿を見て淫乱雌豚になっている。

「恵もいるんだからね。変な想像やめて!恵。サウナ平気か?」

「大丈夫よ~我慢強く寝てるわ」「気絶でしょ!」

「ノヴァちゃんも床に寝てるわよ。遊園地の疲れね~」「・・・」

圭介は立ち上がった。

「もうダメだ!俺一回、氷風呂行ってくるぜ!(ガチャ)ウヒョーツメテ~」


(ガチャ!)

「う~(ブルブル)めちゃ冷たかったぜ」


「横に揺れるのやめて!」

「タンスに隠してる玩具アレに似てるわ♡モジモジ」

「なに持ってんの!拳銃以外は入れないで!」

鏡太は陽子が言うタンスのアレが気になった。

「圭介!みんな倒れたじゃない。このバカ!(チョップ!)」

「岬さんやめて~!圭介、頭から血尿出てます!」

圭介はルビーに頭を向け倒れている。

「キャー!こっちに飛ばさないでよ!あんたの血なんていらないわ!」


圭介にとっては地獄温泉。

恵・アリサ・ノヴァ・セラ・紫音には悪夢温泉。

生還したのは鏡太・陽子・岬・ルビーのみであった。








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