第26話
少し前。
「あ、見えてきました。あれが私の故郷、エルフの里です」
案内人のニカが指さして振り返り、ソラ達に言う。
「ふう、やっと着くのか」
「へえ、ここがエルフの里か。実際に見るのは初めてだよ」
それぞれ、ソラとセレンの男性陣が感想を口にする。
「ふう、やっと到着だね、エレンちゃん、イリアちゃん」
「疲れましたー」
「私も、早く休みたいです」
ルナ、エレン、イリアの順に発言をしていく。ルナとエレンの二人は、この移動時間の間にすっかりイリアと打ち解けてしまった。
「皆さんお疲れでしょう、すぐ休憩できるようにしますから」
ニカがみんなを見渡して、微笑みつつ言った。
エルフの里は超巨大な老木を里の中心においてその周りに木製の円形の家を作って生活圏にしているようだ。見ように、どうやら老木にもエルフ族の人が住んでいるみたいだ。里の入口は3メートルほどの長い杭を何本も並べて柵状にしており、中心は空き、両端には矢倉が立っており、見張りのエルフが数人いる。
「ん、おい、あれはニカじゃないか?」
見張りの一人がソラ達の一団に気が付いたようだ。
「おいお前、村長にこのことを伝えてこい」
「ああ、分かった」
見張りの一人がもう一人に伝言を頼む。もう一人が矢倉から降り始めると見張りのエルフはソラ達一団に向かって手を大きく振った。
「あ、あそこの人がこっちに手を振ってる」
「流石見張り班ね、みつけるのが早いわ」
そのままソラ達は柵門をくぐり、エルフの里に入った。
「ニカ! お前無事だったんだな!」
一番に声を掛けてきたのは矢倉の見張りをしていた人だ。矢倉の上から飛び降りてニカに話しかけてきた。
「ええ、何とかね」
「で、この人間達とその他二名は?」
見張りのエルフは胡散臭そうに眉をよせてソラ達を睨む。
「ちょっと、失礼よ! この人たちのおかげで私は生き残れたんだから」
「お、そうだったのか。こりゃあ失礼した」
ニカの恩人だと分かった途端、この手のひらの返しようだ。調子がいいのか里でのニカの立場が高いのかのどちらかだろうとソラは思った。
「いえ、みんな気にしてませんし、いいですよ」
「アタシは根に持つけどな」
ボソっとギリギリ聞き取れるくらいの声量でレイナが余計な事をいう。
「ハハハ、そう怒らないでくれよ。エルフは比較的友好的な種族だと言ってもみんながみんな『そう』とは限らないんだ」
「レイナちゃん、ここはエルフの里だからここの人達に合わせようよ。ここまで来てエルフ族と戦争するのも面白くないでしょ?」
見張りのエルフの言い訳と、セレンの説得のおかげでレイナはフンッと鼻を鳴らしただけですんだ。
と、今度は少し離れた民家から親子連れのエルフが手を振って近付いてきた。
「ニカぁ、お帰り! 息子から聞いたよ、本当にどうお礼を言ったらいいのか」
「ニカお姉さん、ありがとう」
「ああ、いいんです。里を守るのが私の生きがいですから」
ニカは両手をバタバタ振ってなんとでもないとアピールする。
「でも、あんたの弓、壊れちゃったんでしょ?」
「え、ああ……そうですね」
ニカの表情が少しだけ暗くなる、思い入れのある武器だったのだろう。
「どうしましょうか」
「何とかしますから、お構いなく」
「そぉお? まあ、困ったことがあったら遠慮なく言ってよね」
「ばいばいニカお姉さん」
母親はソラ達を見て眉をしかめて、子供は無邪気に手を振って民家に帰って行った。
「――な、里に残っているエルフのほとんどは別に人間を友好的にとらえていない。敵対していないだけマシなんだよ」
「ミハード先生は結構特殊な人だったんですね」
「ミハードの嬢ちゃんか、元気でやってるか?
「里長がですか? 分かりました、老木に行けばいいんですね?」
「ああ、そうだ。それじゃ俺は仕事に戻る、ホントに無事でよかったよ、ニカ」
見張りのエルフは最後にそう言って、矢倉に戻るために登り始めて視界から消えた。
「……ハン、話があるならそっちが出向けよ」
「レイナ、元々俺らはその村長に出向くためにここまで来たんだけど」
「そうなのか?」
「ああ、先輩からの言い付けでそうなった。―――あ、手紙!」
実を言うと、ソラはソルミレンから村長宛てに手紙を渡されていた。けれどもそれを荷物バッグの中に入れっぱなしであることをすっかり忘れていたのだ。
「白雪が荷物を持ってきてくれるまで村長に会えないな」
「あ、それなら私の家に寄ってください」
「ニカの家?」
「はい、流石にこんなたくさんの人が入ると少し狭く感じますが、是非立ち寄ってください!」
「ルナ、どうする?」
「え、ここで私に振るの!?」
「いや、なんかしばらく会話してなかったし、なんとなく空気だったし」
「気遣いどうも、できれば理由は聞きたくなかった」
「で、どうする?」
ソラ、並びにニカやみんなの視線がルナに集まる。
「うーん、白雪ちゃんが戻ってくるまでできることは無いんだし、別にいいんじゃないかな?」
「よし、じゃあそうしよう。ニカ、案内を頼めるか?」
「ええ、付いてきてください」
ソラ達はニカの家へと向かった。
ニカの家は他の民家と同じ楕円形の家だ。玄関には外界と隔てりをつくる扉は無く、布が簾のように垂れているものが扉の代わりだ。家の中はいくつもの仕切りで区切られてそれを部屋として分けているようだ。
「ニカ、エルフ族ってのはプライベートってどうなってるんだ?」
ニカの家に入れてもらったときにふと思ったことを聞いてみた。
ニカは一瞬、頭の上に疑問符を浮かべたが、すぐにああと思い至ったようだ。
「ああ、扉のことですか? 確かに多種族の人から見たらちょっと違和感ありますよね、それ――あ、その辺のイスに適当に座ってください」
ニカはテーブルを囲っている背凭れイス四つと部屋の隅の方にある丸木のイスを指して言った。
「あ、どうもお構いなく」
代表でソラが対応する。それを合図にレイナが遠慮を感じさせない即決さで背凭れイスを確保する。
「早いよレイナちゃんっ!」
「あはは……えと、いま飲むもの準備しますね」
ニカは台所だとおもわれるところ(ソラ達はルナとセレン以外エルフ族の文化を知らないので断定できない)から置いてあったガラス製容器を手に取る。
「エルフっていうのは、個人よりも集団を重んじる種族なんですよ。ですから、もし何か困った事とかあったらすぐに誰かの家に頼れるように扉は無いんですよ」
人数分のコップを用意して、麦茶らしきものを注ぎはじめる。
「あ、それそんな理由があったんだ」
ルナが隅の方にある丸太のイスに向かう。他のメンバーも、このまま立っているのもなんだと思い、イスに向かい座る。
「どうぞ、冷たくないけど麦茶です」
ニカはお盆に人数分のコップを乗せて、各人へ配り始める。ちなみに、配席はレイナ、セレン、エレンが背凭れイス。隅の方にソラ、ルナ、イリアが座った。
「ソラくん、テーブルの方に行かなかったの?」
「いや、流石に家主を差し置いてあそこに座るってのはないかなと思って」
「……そう」
一瞬でも期待した私がバカだったとルナは思った。
(さりげなく隣りに座れた~~!)
こちらは隣に座られただけでもいっぱいいっぱいになっている模様。この分だとナチュラルな会話が難しいのではないかというぐらいに顔が赤くなっている。
「そうだニカちゃん、一つ聞いておきたいことがあるんだけど、いいかな?」
セレンがお茶を配りおいて背凭れイスに座ったニカに聞く。
「私にですか? なんでしょう」
「別に深い意味は無いんだけど、僕たちは二手に分かれてこの森に来たんだけどね。前半はソラくん、ルナちゃん、エレンちゃん、白雪ちゃんの四名がこの森に来たんだよ。その後、学園側にアイセタールのことで連絡があって、僕とレイナちゃん、そしてイリアちゃんが増援に来たんだけどね?」
「前置きが長いぜセレン。見ろよ、嫌がってるのが分からないのか?」
レイナがいつもの調子で横槍を入れる。
「い、いえ、そんなことは……っ!」
「まあ、そんなわけで。後期的ではあるけど、僕たちはアイセタールが森に蔓延っていることを知っていたんだよ。だけど、それはエルフの里から連絡があったからこそ知りえたことなんだ」
「おいセレン、いい加減早く言えよ。回りくどいんだよ。あくしろよ。つまりなんだよ」
何故か聞き手でも何でもないレイナがややギレている。
「なんでレイナちゃんがキレかけてるのさ。まあ、つまりだよ、なんで情報を知っているはずのエルフであるニカちゃんは、危険だと分かっているはずの森に出向いていたのかなーって、ちょっと思ってね。まあ、ほんとに他意はないんだけどね」
「え、それどこで聞いたんですか? 私、知りませんでしたよ」
「――ん? それは、アイセタールのことを知らなかったということかな?」
「ええ、そうですね。私は里にいるときから出るときまで何もそんな話は聞いていませんでしたよ」
「それは、ニカちゃんが一人だけ聞きそびれたとかではなくて?」
「いいえ、私だけではなく、他の人も里から出ていたりしたので、それは無いと思いますよ」
「ふむ……(じゃあ、学園への警告は飛ばしたけど、身内の里のエルフ全体へは言っていないのか?)、わかった、悪かったね、急に変なこと聞いて」
「いえ、私で何かお役にたてるなら、どんどん聞いてください」
「そうだ、アタシからも一ついいか?」
ついでという感じで、レイナが発言する。
「はい、なんですか?」
「この家――いや、この里って安全なのか?」
「え、それってどういう……」
ニカが戸惑う素振りをみせたその時、テーブルの上に闇が生じた。
「皆、無事にあるか!?」
闇から出てきたのは、どういう訳か忍者装束がぼろぼろになっている白雪だった。
「白雪? お前、どうし……」
「お前ら、衝撃に備えろよ」
ガガガガガガッ! レイナが意味深なセリフを吐いた瞬間、何かが削られるような大きな音が里全体に鳴り響いた。
「白雪、何があった」
ソラが隅の席から立ち上がり、テーブルに駆け寄る。
「……ドラゴンです。キャンプをしていた場所にドラゴンが出現しました」
「それ、大丈夫なのかよ!?」
それにはニカが答えた。
「それについては大丈夫だと思います、さっきの音はドラゴンの攻撃が、里を守っている障壁に阻まれた音だと思います」
「そんなもの、俺達が入ってきた時には無かったような気がするんだが」
「自動で発動するものみたいなので……」
言い方から察するに、ニカも詳しくは分からないらしい。
レイナが無言で席を立つ。
「レイナちゃん? まさかとは思うけど、そのドラゴンのところに行こうなんて思っていないよね……」
「なんだ、わざわざ聞かないと分からないのか? どうせ学園ではもう勉強できないんだ、ならこういう機会に学んでおかなくちゃな!」
レイナはコップに残っていた麦茶を仰ぐように飲み干す。
「セレン、コイツらのことは任せた。ニカ、お茶ご馳走さん」
レイナはテーブルに立てかけてた槍を握り、ニヤリと笑う。その笑いはこれから起こるドラゴンとの戦闘を楽しみにしているからか。
「……レイナ殿、やめておかれよ。某の目測にあるが20メートル級のドラゴンであった。とてもレイナ殿一人でかなう相手ではござらん」
「20メートル級!?」
ドラゴンの等級は、9メートル以下が小型、10メートルから30メートルまでが中型、それ以上が大型と呼ばれている。一般的に言われる王宮騎士が一人で狩れると言われているドラゴンは3メートル級の小型が限界だと言われている。それ以上となると、とても単騎で狩れることはできない。
20メートル級の中型ともなると、王宮精鋭部隊や学園の教員が最低でも4人は必要なほどの緊急事態だ。
「ハッ、やりがいがあっていいじゃねーか。それに、アタシの戦闘力があれば中竜ほどのドラゴンならギリギリ狩れるはずだ」
「待てレイナ、あまりにも無謀だ」
「なんだよソラ、お前までアタシの邪魔をするのか?」
「そうじゃない、俺が言いたいのはこの色々矛盾がある状況でそのドラゴンが現れた理由が分からないんだ」
「ハッ、なんだ今更、そんなの考える前に狩っちまえばこっちのものだろ」
「レイナ、おい、待てって!」
レイナは時間がもったいないと言わんばかりに、槍を持ってニカの家を飛び出した。
「しょうがない。ソラくん、みんなをよろしくね。イリアちゃん、もしかしたらあの呪文を使うかもしれないから『セット』しておいてね」
「セレンさんはどうするつもりですか」
「レイナちゃんだけ放っておくわけにはいかないからね、それに僕なら足手纏いにはならないからね」
セレンはゆっくりと席を立つ。
「お茶ご馳走様、じゃあ僕も行くね」
「あ、セレンさん!」
その時には、すでにセレンの姿は消えていた。瞬間移動の魔法を使ったようだ。
「と、とりあえず、イリア、白雪の回復を頼めるか?」
「あ、はい」
イリアは丸太のイスから飛び降りてテーブルに駆け寄る。
「……すまぬな、イリア殿。かたじけのうござるよ」
「い、いえ、ソラさんの関係者なら……はぅ」
後半はなぜか顔を赤らめて声を詰まらせたイリア。ブンブンと頭を振り、両手を構える。
「『レフィーヌ』」
イリアの手から発せられた回復の光に白雪は包まれる。分かりづらくこわばっていた白雪の表情が、緩んだ。
「……ン、有り難い。体が軽うなったにござるよ」
目を細めて、白雪は微笑むを見せた。
(あ……)
イリアは初めて、白雪の反応らしき反応を見た気がした。
(この人でも、笑うんだ)
出会って数時間、直接的な会話はこれが初めてだが、それまでずっと意思のない魔法使いの使い魔か奴隷のように献身的にソラ達のサポートをしていた光景を見ていたイリアは白雪のことを、感情のない女の子なのだと思っていた。
そして、自分が感じていた心の壁なんてものは本当は無く、友達になれるかもしれないと思った。
「あ、あの……!」
「そうであったソラ殿――」
意を決して、話しかけようとして、出鼻を挫かれたイリア。
(ま、負けません、むしろ、がぜんやる気が出てきたくらいです! 次こそは、白雪ちゃんに話しかけます!)
小さく決意したイリアだった。
「――手紙を今のうちに渡しておきまする」
白雪は忍者装飾の胸元から、長方形の便箋を取り出した。
「おう」
ソラがそれを受け取る。
(まだあったかいし……)
ほのかな温かさを感じるが、意識しないことにした。
「ねえ、ソラくん、里の方はその障壁ってので安全みたいだし、村長さんに手紙を持っていったらどうかな?」
ルナが提案する。
「それもそうだな。ニカ、案内を頼めるか?」
「あ、それはいいんですけど……」
言い淀むニカは一瞬、無意識にエレンたちに視線を向けた。それを目敏く見逃さなかったソラは、提案をいう。
「村長に会うのは俺とルナだけだ。ニカがよければエレンたちはこの家で大人しくしておくように言うが……どうだろうか?」
「まあ、それなら構いません」
「よし、そういう訳だ、エレン、白雪、イリア、悪いけどしばらくこの家で大人しくして待っていてもらえないだろうか」
「はい、私は構いませんよ?」
ここに来てほとんど口を開いていなかったエレンは了承。
「……某も異論はござらん。正直、キズは回復してもらったが、しばらくは動きたくはござらんかったからの」
「わ、私も、それでいいよ」
他2名からも了承を得られた。
「よかった。じゃあそういうことだから、ニカ、道案内をよろしく」
「わかりました。付いてきてください」
ニカは席を立ち、トビラなき出入口をくぐる。
ソラとルナもニカを追い、家から抜ける。
つい先ほどドラゴンが近くまで来ていたというのに、里のエルフ達は特に慌てた様子はなかった。里のエルフは全員楽観的なのか、もしくはニカの言っていた障壁をよほど信用しているのかのどちらかだろうと、ソラはあたりを付ける。
「三人とも、ここには多種族を好意的に思わないエルフもいるかもしれないから、絶対に家からでてきちゃダメだからね」
振り返るとルナが年下組に注意を促していた。
家の中から「はーい」と返事か聞こえるなか、やっぱりルナはしっかり者だったんだなと少しだけ実感した。
「ルナ、早くいくよ」
「うん」
ルナはもう一度心配そうに家の中を覗いて、ソラと一緒に少し離れた位置で待ってくれているニカに駆け寄った。
「ふんんんんんぬ!!」
レイナは女性にあるまじき踏ん張り声を上げて、足元に落ちてしまった槍に目もくれず、自身を踏みつぶそうとしたドラゴンの前足を両手で受け止めた。
「レイナちゃん、無茶をしちゃダメだ!」
「ルセェ! 既に魔力ほとんど枯れて足手纏い同然の奴が何を言うかッ!」
事実、レイナの身体能力ならドラゴンの攻撃といえど避けることは難しくはなかった。その直線状にガス欠状態のセレンがいなければの話だが。
「いやー、このドラゴン予想以上に強いし早いし硬いんだよね」
レイナとセレンが対面したドラゴンは、翼持ち四足歩行型の表面に赤い鱗を纏っていたドラゴンであった。
「セレーン! お前だけでもどっか逃げろ!」
「レイナちゃんを見捨てて逃げるぐらいなら、僕はここでドラゴンに食べられる方がいいかな?」
「カッコーつけんな! 足手纏いだっつってんだよ! ついでに目障りなんだよ!」
「僕もこれでも一応Aランク冒険者だからね、それなりの悪足掻きくらい出来るよ」
「ハッ、水の入っていないジョウロみたいな奴が何を言うか!」
ミシリ。レイナが立っている地面が、ドラゴンの圧に耐えられず、レイナごと陥没しようとしている。もう程なく釘を紙面に刺すように、レイナが地面に押し込まれるのは明白な事だ。
「ジョウロの中に数滴の水が残っていたら、それだけで十分さ」
「ナニ無駄口言ってんだ、早く逃げろ!」
ミシ……、更に少し、レイナが沈んだ。
「後は任せたよ、レイナちゃん」
セレンは杖の先端をレイナに向けて、軽く振った。
瞬間、レイナはドラゴン前足に落ち潰された。
ただ無鑑賞に、ドラゴンは20メートル上部からセレンを見下ろす。そこには、何の敵意もなく、ただ単に小さな障害など障害とも思っていない強者の思考を持ったドラゴンがいるだけだった。例えるなら、人が歩行進路上にあるゴミを何気なく蹴り飛ばすのと同じである。
「――あれ、うそ?」
初めて、セレンの顔に焦りがみえた瞬間だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます