現在のマウ王国について
■マウ王国の開戦
大陸の西側に位置する大国で、アシュハ皇国に多くの領土を奪われた過去がある。
皇国でフォメルス王が失脚し実権が幼い王女に移った直後、死霊術死の報復により首都が崩壊した混乱を突いて進軍を開始。
領土を拡大しすぎて末端がスカスカになっているアシュハ国から領土を削り取りながら進軍、現在も三年にわたって戦争中にある。
■聖都スマフラウの占領
西アシュハとマウ王国に面する山脈地帯にあった創設50年の独立都市。
マウ王国の盗賊が逃亡のすえ竜の巣のうえに隠れ住み、戦災難民などを集めて宗教団体として拡大した渓谷につくられた集落である。
竜信仰の聖地であり竜の巫女イーリスの故郷。
竜を崇拝することで外敵の侵略から身を守れるという教義を争いに疲弊した人々が信じていたが、人間の生命力から糧を得る邪竜が洗脳の古代魔術によって作り上げた餌場という裏があった。
豊富な資源が採れるため、マウ王国のアーロック第三王子が軍を率いて邪竜スマフラウ退治に乗り出し討伐に成功、現在はマウ国の支配下におかれている。
■ルブレ商会
アーロック第三王子が世界中を旅する隠れ蓑に利用している商隊、直属の軍人と道中でかき集めたハーフエルフの部隊で構成されスマフラウ潜入などに活躍した。
優秀な斥候舞台に、スマフラウを占領した際に手に入れた飛竜が加わり長距離の移動が自在になった。
現在は市場からのドワーフ排斥をたくらむ商人ギルド幹部サランドロからドワーフ製の武器、兵器を買い付けて海賊たちに流すことで本国のアシュハ侵攻を援護射撃している。
■海賊の活性化
近年、海賊が強力な軍艦や武器を手に入れ好き放題やりはじめたのはすべてルブレ商会による手引きによるものである。
略奪を勇者的行動とする彼らは迷惑な存在だが、少数で原始的な武器しか持たないためこれまでは見回りで対応可能だったが、警備隊では手に負えなくなり正規軍が派遣されるまでになった。
戦力は拮抗したが、彼らの本拠地である島は上陸が困難な地形であり、強行する場合の被害が甚大になる想像ができるため、制圧せず追い払うだけにとどまっている。
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