――幕間(4-3)――

【世界】


・地下探索部隊

女王ティアンの地下探索を護衛する為、騎士長ダーレッドが編成した精鋭部隊。デーモン討伐の十二英雄にあやかっての十二人編成。


・精霊酔い

精霊の穏やかな環境は生物にプラスの影響を与え、精霊の不安定な環境で生物はマイナスの影響を受ける。

前者では精神の安定、治癒の促進など、後者では体調不良、精神異常などを発症することがある。


【人物】


《騎士長》ダーレッド

再編成を繰り返す騎士団内で最年少の騎士長。次々と功績を重ね、若い騎士長に民衆の期待も集まっている。

功績が集中しているのは父ハーデンが実績作りをしてくれているおかげである。


《上級騎士》デルボルト

最強剣士と称される巨漢の騎士。非常に粗暴な人物で、高い戦闘力を誇示することで立ち位置を獲得している。

その腕っ節を見込まれダーレッドには便利なボディガード扱いをされているが、見返りは美味しい。


《異形の剣士》ニコランド

長年封印されていたはずの地下迷宮においてティアンたちと遭遇した。布を巻き付けて全身を隠し、人間とは思えない怪力、身体能力で大剣の二刀を扱う。

一切の言葉を発しないが、なぜかティアンを護衛するかのようにして地下探索を手伝う。



【武具】


・ホーリーロッド/魔術杖

魔術が内包された棒。指示を出すことで使用者の魔力を使用し『浄化魔術』を発動する。



【魔術】


・浄化魔術/魔術杖

魔術の光線が対象を包み、不浄なものを攻撃する。アンデッドや憑依した精霊などに効果を発揮し、人体に影響は無い。イリーナにも効くかもしれない。



【モンスター】


・動く石造/ガーゴイル

負の感情に支配された精霊が人間に危害を加える目的で無機物に宿ったもの。悪魔を模した石造を操り、地下遺跡探索を開始したティアンたちを襲撃した。


・食人鬼/グール

飢餓状態の人間か猿のような姿をした生物。知能が低く食欲が旺盛で、墓場などを漁って死肉を貪る。

理性はなくなりふり構わず振るわれる暴力は危険であり、旅人や行商の馬車が襲われるなどの事件を頻発させている。


・異世界生命体/イービルアイ

ミンチ肉をこねて作ったような巨大な球体に、無数の眼球と触手を生やした異形の怪物。別世界とこちらの世界を行き来することができる。

その正体は実体を持たない意識存在であり、負のエネルギーを好み吸収することで膨れ上がり実態を得る。

主な能力は異空間をとおっての移動、照射される光線には幻覚作用があり無力化した獲物を食らう。





『暗愚の女王と愛しのグラディエーター soiree』第一幕 開幕。

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