――幕間(2-5)――

【世界】


・インガ族

戦闘能力の向上を至上の価値とし、民族全体で取り組む固有の文化を持った部族。男女問わず戦士としての鍛錬を積み、最強の者が族長を務める。



【人物】


『死霊術師』ニコランド

アルフォンスの父。不老不死を研究する死霊術師の一族であり、先祖の積み上げてきた研究に対する責任感がとても強かった。

その人生のほとんどを先祖が隠匿した研究成果の回収、謎の解明に費やし、魔力蓄積装置の宝玉を手に入れるに至ったが大願を成就するには至らなかった。

聖堂騎士団の襲撃をうけ、その際に妻子を逃がして一人で戦い命を落とした。


『美の探求者』スーザラ

アルフォンスの母。子供たちは愛のない母親だと思っているが、元老院に技術提供をすることで隠れ家と生活費を工面して家族を護っていた。

ニコランドとは冒険仲間からの大恋愛だったが、後継ぎを残したいが、研究を優先し家庭を顧みたくないという彼の願望を満たすため恋愛感情がない振りを二十年つづけて連れ添い、次第に歪みを生じさせていった。


『不死王』リングマリー

アルフォンスの妹。物心がついたときからニコランドの研究室に居座り、黙々と研究資料に目を通していた。死霊魔術を発展させ人格の転移魔術、意識の保存という手段による不死を完成させた。

コロシアム解放後、権力逆転を果たしたイリーナの影響か、聖堂騎士団に追われる生活から反撃に打って出ると人類への宣戦布告を行った。



【魔術】


・美容魔術/スーザラ

スーザラが元老院に提供していた魔術の一つ。治癒術の一種だが定期的に施すことでその寿命を倍にも伸ばせるとされている。他にも精力増強など肉体の活性を促す魔術を得意としている。


・肉体交換/スーザラ

自らの脳を娘の体へと移植した手段。頭部を開けて移し替える作業は物理的だが、機能を復活させるという不可能な部分を治癒魔術によって成功させている。



【モンスター】


・死肉人形/フレッシュゴーレム

死肉を素材とするゴーレム。術師の命令に従って動く人形であり、死霊魔術において死体を動かす方法論の一つとして確立した技術の一つ。





『禁断の死霊魔術が大暴走してボクっ娘オブザデッド soiree』第三幕 開幕。

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