楽屋落ち

アシュハ皇国の現在

【アシュハ皇国】

リビングデッド事件により王都八割、全体三割の戦力が低下。

加えて、元老院、教会などの生活、政務を支える機関の壊滅により、とても広い国土を賄いきれない状況になっている。


騎士団:半壊

元老院:壊滅

教会:壊滅


□皇女ティアン

教会と元老院の壊滅による混乱を緩和する為、急遽、女王へと即位した。

騎士達の増員、昇格の儀式を急務としている。

毎日、王都を慰霊の為に教会や墓地を巡回しているが、深い悲しみと絶望に囚われた民衆からの風当たりは強い。


【騎士団の人事】

――――――――――

□騎士団長:1名

ハーデン・ヴェイル


□騎士隊長:9名→7名(4名死亡+2名増員)

王都在任の4名中3名が死亡。

他国との小競り合いで1名死亡。チンコミルを左遷。

繰り上げで騎士団長の息子ダーレッドと老騎士メジェフが昇格。


ヴィレオン:国境警備

チンコミル:国境警備

隊長:任務から王都へ帰還

隊長:任務中

隊長:任務中


ダーレッド:上級騎士から昇格

メジェフ:緊急措置にて昇格


▼隊長:リビングデッド戦で死亡

▼隊長:リビングデッド戦で死亡

▼隊長:リビングデッド戦で死亡

▼隊長:国境警備、マウ王国との衝突により死亡。


□上級騎士:30名→19名

王都在任の騎士10名中、7名が死亡。

他、任務中に4名死亡、または行方不明。


レイクリブが上級騎士に昇格。ティアン姫の護衛に任命。


□騎士:90名→50名

リビングデッド事件により、王都在任の八割が死亡。

準騎士の昇格を急いでいる。


【騎士団の重要人物】

――――――――――

□騎士団長ハーデン・ヴェイル

現在、最高権力機関である騎士団の長。

リビングデッド事件の責任をチンコミルに負わせ、彼を左遷。民衆のガス抜きと同時にティアン皇女の権力を削いでいる。

復興の遅延を盾に、ティアンに自分の息子ダーレッドとの婚姻を迫っている。

息子と共にアシュハを完全に乗っ取れると画策する逆臣であるが、国の立て直しに全力で取り組んでおり、国防には不可欠な存在。

遠縁に隣国デルカトラの貴族がいる為、もしもの場合の逃げ道を用意している。


□騎士隊長ダーレッド・ヴェイル

騎士団長の長男。

まだまだ騎士隊長の器ではないが、父の計らいの成果もあり、実績は申し分ない。

同期の中では優れた資質を持つ優秀な人材でもある。

女癖が非常に悪く、表面上は紳士を装っているが、本心では女性を心底見下している。

最高の家柄と優秀な能力により、全てを思い通りにしてきた。次の目標は騎士団長ではなく、皇帝の椅子である。


□騎士隊長メジェフ

最高齢の元上級騎士。ティアン派だった為、コロシアムの看守に身を落としていた。

コロシアム解放戦線では、アルフォンスと共に国軍と戦った

引退のタイミングを窺っていたが、盟友であるヴィレオンの頼みで騎士団に残留。

王都駐留の騎士長が全てハーデン賛同派にならないように、ティアンに進言し、騎士隊長に昇格した。

騎士団上層部の動向を、正確にイーリス達に伝達出来る唯一のルートである。


□上級騎士レイクリブ

皇帝暗殺の主犯、元国王フォメルスの次男。

リビングデッド襲撃時、ティアンを護り切った功績を認められ、ティアンの強い推薦で、護衛部隊の隊長に任命される。

ティアンと意見、価値観はまったく合わないが、騎士である誇りに掛け、一時期王位継承権があったにも関わらず、腐らずに従事する。

ティアン同様、敵が多く非常に多忙である為、イリーナ達を頼りにしている。


――――――――――


【その他】

□インガ族

イリーナの計らいという名目だが、それは虚偽であり、彼らは喜々として前線で戦闘行為に勤しんでいる。

前線の騎士から彼らに小競り合いの位置が伝達され、彼らは戦闘の為にそこへ赴く。

インガ族はより迅速に戦地を特定し、アシュハ騎士団は補充に忙しい為、相互利益の関係と言える。

ヴィレオン将軍に興味を示す等、トラブルも頻発している。


□クロム隊

不在のイリーナ、自由奔放のイバンを除き、2名が残っている。

その2名をアルフォンスが個人的に雇用し、私兵として城下の諜報活動をさせている。

とは言え、騎士団や諜報機関の収拾する以上の仕事は出来ておらず、実質、友達の作り方を知らないアルフォンスの金で買った友達状態である。


□ルールー・イバン

クロム隊の自由過ぎる生き残り。

コロシアム内で交友を持ったスタークスとの友情で、盗賊ギルドと繋がりがある。

クロム隊の他の2人と違い、純然たる熱い友情のみで諜報活動に協力しており、その軽すぎるフットワークと人脈で、独自の活躍をしている。

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