8
「動くな!」
声がして、反射的にキースは振り向いた。
瞬間、
「うっ!」
発砲音と同時に短い呻き声を発してキースは膝をついた。
「そうだよな……こうなる、よなぁ……。むしろ、なんで、こっちを……選ん、だん、だ……?」
途切れ途切れに意味の分からないことを呟くキースに、看守は言い放った。
「お前が動くからだよ」
キースはその声に違和感を感じながら、成す術無くゆっくりと瞼を下ろした。
〈GAMEOVER〉
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます