第8話 高校生バイト

私が、高校一年の時だった、


私と友達のリエは、居酒屋で、バイトを


始めた。


当時、私の髮色は、色落ちし、


ほぼブリーチだけのキンパ で、


見た目が、ヤンキーっぽいギャル


だった。




そして、男は顔より身長、と言う、


リエは、


小柄でキャピキャピした感じの


ギャルだった。








「学校だりーし、金ほしーしー」



ってことで、バイトを探しだした私達。



街を歩いていると、



~明るく、元気な方、募集~


という、貼り紙が。




「私達でも、いけんじゃね"」



ってことで、居酒屋でバイトを始めた。



当時、バイトも初めてだったが、


酒とタバコは、知っていた。







そして、バイト初日






私達は、ホールを担当した





元気よく、と店長に言われていたため



もともと、うるさい私達だったけど、


さらに、声を張り上げた



「いらっしゃいませ―!!!!!」




「い"らっしゃいませ―!!!!」




「生、入りましたー!!!!!」




「今、ジョッキにビールついでまーす!!」



「今、泡、足してまーす!!!」



「客に持っていきまーす!!!」



……


私は、店長に、



いちいち言わなくていいと、注意された…




すると、向こうの席から、


リエの声が聞こえた




「枝豆と生、お持ちしましたー!!!」



「どうぞーー!!!!」



「おいしそーー!!!!!」



「おいしいですかーー?!!!!」





リエは、店長に、



聞くな、と怒られた……






私達は、慌ただしい居酒屋を


さらに、ひっかきまわした……





その時だった、


厨房から、リエの叫び声が聞こえた




「うわ"―――!!ネズミだ――!!!!」





リエの声は、お客さんたちにも聞こえた




ざわつく、お客さん達



「え、ネズミ?」



「ネズミいるの?」




私は、急いでリエのもとへ向かった



「リエ、ダメっ、客に聞こえる……」




その時だった、私の足下にあったゴミが、


ゴキブリに見えた



私は、叫んだ




「ゴ、ゴキブリだ――!!!!!!!」






……………








次の日、学校を途中で抜け出し


私とリエは、タバコを吸っていた。



「だりーし」




いつもの日常…





すると、リエが、言った



「私…ドーナツ食べたい」




「そういえば、ミスドで、


バイト募集してたね、………する?」




私達は、履歴書を持って、ミスドへ行った







…………







それから、数日後




リエは、言った




「私、サーティワン アイス 食べたい」




私は、言った




「……バイトする?」

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