第3話

私はセックスが好きだ。付き合ってない男とでも、セックスをする。その時お互いにメリットがあればセックスをすることができる。


哀しいくらい依存をしない。

すっきりした!ってときもあれば、

やってしまった。と落ち込むときもある。


穴という穴に何かしらぶちこんでおけば、

こんなクズみたいな行動をとらなくて済むのだろうか。

私は埋めたいだけだ。

口という穴も膣という穴も。


この空洞が大きければ大きいほど不安は募り、私の存在価値がどんどん薄まってく気がする。


結果的に自分を傷つけていることにはもうすでに気づいている。

28年生きてきて、長らく変わらないものはもう変えられない。


そんなことを思いながら、目の前のペニスで口内を濡らしている。

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