第26話
俺としては、イズナにドッペルゲンガーを倒して自分自身を越えさせるつもりだった。
自分の影と戦うってのはゲームの終盤あたりにある、王道イベントだ。
が、気付けば当初の作戦はドッペルゲンガーによってすべて“もっていかれて”しまった。
猫執事が空の玉座を指さして、俺に告げる。
「美しく麗しい敬愛すべき魔王様は、所用でお出かけ中ですにゃ。道化魔人アークはきっと寂しがるであろうと、嘆いておられましたにゃ」
その着ぐるみ、お気に入りなんだな。
まあ、イズナを魔王城に招くなら、そうするしかねぇか。
いや、いやいやいや。
むしろシルファーにとっちゃ、イズナに殺されるチャンス到来なんじゃねぇか?
「なあおい猫執事。ちょっと聞いていいか?」
「なんですかにゃ?」
「つうか、執事のくせに図体も態度もデケェな。ここじゃ道化魔人様の召使いだろ?」
「こ、これは失礼いたしましたにゃ」
猫執事はひざまずいた。
「んで、まずは手駒のモンスターについてだが、あれって離れた場所にいると元に戻せないのか?」
「元に戻せる射程は十メートルくらいですにゃ。アーク様は、最初から捨て駒にする気しかなかったから、戻す方には全然着目してなかったにゃ」
「うっせーよ。じゃあアレの回収は……」
「次の戦いで勇者のもとに飛ばされたら、いつでもできますにゃ」
「ん? おい待て。勇者はイズナだろ」
「今はアレが勇者ですにゃ。よって、魔王様を殺せるのもアレですにゃ。勇者が勇者である最大の理由は、みんなが勇者を勇者と認めることですにゃ」
「じゃあ、こいつはどうなるんだ? ただのポンコツか?」
ポンコツ……もとい、イズナは魔王の玉座や周囲を見回していた。
「あ、あの……ここはどこなんですか?」
「魔王城だぞ。よかったなイズナ。テメェが来たがってた場所だ」
「え、ええ!? 魔王はどこですか!? ラフィーネ先輩の仇、とらさせてください!」
「いや、それが用事があって出かけたみたいでな」
「逃げるとは卑怯です」
「つうか、イズナ……敵地のど真ん中なのに、全然臆したりしねぇんだな」
「当然です。勇者ですし」
「その勇者の称号、ドッペルゲンガーに奪われちまったみたいだぞ。勇者じゃなきゃ魔王は殺せないんだろ?」
「な、なんでそんなことがわかるんですか?」
俺は猫執事に視線を向けた。
「実際そうなのだから仕方ないですにゃ。それに、そもそも美しくて素敵でかっこよくて、おっぱいも大きい魔王様がいらっしゃらない以上、実際に殺せるか試すこともできませんにゃ。魔王様も、こういう事態は想定外とおっしゃっていましたにゃ」
なるほど、シルファーも状況を掌握できてねぇってことか。
イズナが俺をじっと見つめてきた。
「じゃあ、わたしはいったいどうしたら……」
「知るかよ」
「そんなに冷たいことを言わないでください。いつも密かにわたしを導いてくれていたじゃありませんか。今回もなにかヒントをくれませんか?」
導くだぁ? んな、たいそうなことしてねぇし。
「それに……あんなふうに言ってもらったこと……ありませんでしたから」
イズナが頬を赤らめてうつむいた。
「あんなことって、家畜にしてやるってあれか?」
「違います。勇者という器しかない空っぽなわたしに、自分の幸せを考えるよう言ってくれたじゃないですか。だから……魔王を倒したあとのことを、少しだけ考えたんです。世界を平和にしたら、自分のやりたいことを探そうって……」
あー。あれな。道化魔人スイッチが入ると、俺自身どうにも抑えが効かなくなる。
まあその……嘘じゃねぇし。
それにこいつ、やっぱり知らないんだな。
魔王を倒した勇者が魔王になるって。
それなら仕方ねぇ。
けど、こいつもちっとはマシになったみてぇだな。
少しでも自分のことを考えるようになったなら、もう空っぽじゃねぇし。
「お、おう。いいんじゃねぇか」
「変ですよ。魔王軍の幹部なのに、魔王を倒すのを認めちゃってます」
「うっせー。魔王は俺が守るからな。道化魔人アークは自己矛盾を解決しないまま押し通す主義なんだ。ほっとけ優等生」
「優等生じゃないです。勇者です」
「元勇者だろ?」
「妥協案で勇者(仮)はどうですか?」
「はいはい好きにしやがれ」
意外とへこたれてねぇなイズナのやつ。
だいたいアレだ。俺がこんなことをするのも……。
シルファーに憎しみを、イズナに責任を。
丸投げしてるこの世界の連中がむかついただけって話だ。
猫執事(魔王)が俺に聞いてきた。
「アーク様。この勇者(仮)、いかがなさいますかにゃ? 地下牢にでもぶちこんでおきますかにゃ?」
「やめとけ。なあイズナ。(仮)がついてても、テメェ自身に戦う力はあるんだよな?」
ドッペルゲンガーも勇者じゃなかったが、イズナと互角に戦った。
つまり勇者として魔王を倒す能力だけが、移動したってだけだろ。
イズナは小さくうなずく。
「勇者の称号を失ったというのは信じられませんが、特に力が衰えたという気もしないです」
「そうか。はっはっは。魔王軍……終わったな」
「どうしてですか?」
「テメェが本気出して暴れたら、今の俺には止めようがねぇってことだ。城を潰されておしまいってなわけよ」
魔王城が崩壊すれば、不死者は復活できなくなる。
そうなりゃ魔王軍の敗北は必至だ。
けど、もしそうなれば……シルファーがしばらくの間、今日みたいに猫かぶってて、俺が魔王を裏で操ってたってことにしちまえば……。
魔王軍がなくなりゃ勇者も不要になる。
シルファーの外見はラフィーネだし、仮面で顔は隠してたが、一度イズナを助けに来てたもんな。
実は生きていて隠れてた……ってことにもできるだろ。
この世界のほとんどの人間が、魔王は勇者のなれの果てだなんて知らんわけだし……。
だから……。
俺が……。
俺が死ねば俺のマナで動いてるドッペルゲンガーも動けなくなるだろ。
まあ、それでも動き続けるってんなら、偽物を倒すのはイズナに任せるしかねぇか。
つうか、あのドッペルゲンガーのことだ。すべてを悟って自害すっかもな。
んで、ほとぼりが冷めるまでシルファーには隠れてもらって……イズナも勇者を無事卒業だ。
世界が共通の敵を失って混乱する? 知るかよ、そこまで面倒みきれっか。
そうして残った憎悪も怒りも俺が全部……もっていく。
眉間にしわを寄せたままの俺に、イズナが聞いてきた。
「そうなんですか? なんでそんな大事なことを、わたしに言っちゃうんですか?」
「しまったー。口がすべったぜ。今のは聞かなかったことにしてくれ」
「では、そうしますね。わたしはなにも聞いていません」
素直すぎんだろ。
憎き魔王城のすべてを破壊しつくすとかしねぇのかよ。
口の辺りを肉球ハンドで覆うようにして、あわあわしながら猫執事が言う。
「アーク様は嘘がお上手ですにゃ。魔王城が破壊されても再生できるのを黙っているなんて、意地悪ですにゃ」
なんだよ。再生できんのかよ。
じゃあ、さっきの案は無しだな。
「んじゃあ猫執事。とりあえずイズナをここに泊めるんで、客間を用意してくれ」
「はいですにゃ。お客様としてもてなしますにゃ。勇者じゃなくなったイズナ様、ようこそ魔王城へ。歓迎いたしますにゃ」
ホテル魔王城だな。
美人のオーナーシェフに器量よしな従業員の猫執事たち。
料理も美味いし風呂も広い。
が、悪の巣窟だ。
「お世話になります」
イズナはクソ真面目にぺこりと頭を下げた。
ああもう、なんか無茶苦茶だ。
勇者(仮)が魔王城の楽しい仲間に加わったぞイェーイ!
夕食を用意したのは猫執事だった。
着ぐるみの上からコック服を着て、やたらと長い料理長的な帽子をかぶってやがる。
しばらくは、シルファーが入ってるデカイ猫執事を執事長ってことにしよう。
夕食はイズナにあてがわれた客間で、俺も一緒に食べることになった。
無防備なことに、イズナは鎧も脱いで剣も帯びず、執事長が用意した村娘Aみたいな、ごく普通の格好をしてやがった。
つうか似合うな普通の服。
こうなると、ちょっと可愛い村娘って感じで勇者らしさなんて微塵も感じられん。
客間はシルファーの私室のほぼ反対側にあった。
中庭じゃなく裏庭が見下ろせる。
裏庭の畑には畝ができており、トマトらしき苗が植えられていた。
畑は大型の魔力灯で照らされている。
日照の不足を補うつもりらしい。あんなんで、うまくいくんだろうか。
「畑ですね」
「ああ。あそこで植物系モンスターを育成するんだ」
「魔王城、恐るべしです」
ナイフとフォークでイズナはパイを一口大に切って、口に運んだ。
「つうか、出された飯は食うんだな」
「魔王軍が勇者を毒殺なんてしません。倒すならマナ放送の時です」
夕飯は魚の頭や尻尾が生えた、わけのわからんパイが本日のメイン料理だった。
初めてだ。
なんか……うまくねぇ。
だいたい焼けたパイから、にょっきり魚が生えてんのに、中身の具が肉ってのが意味不明だ。
それに肉も牛肉じゃねぇな。なんだこれ?
見た目からしてネタだろ。
執事長のやつ、嫌がらせか? テメェにとっちゃ大事な後輩なんじゃねぇのか?
イズナはパイを残さず食べた。
「なんだか……懐かしい味がします」
その頬に涙の雫が落ちる。
「はあぁ? 急に何泣いてんだよ」
「このパイ、ラフィーネ先輩の得意料理なんです。昔よりも味がすごく美味しくなってますけど、どこか面影があって……ちょっと、思い出しちゃいました」
俺も和食の朝飯を食った時に、懐かしくなっちまったことがあったな。
いくら非道の道化魔人でも、食い物から呼び起こされる記憶や感情を、笑うことはできん。
「思い出の味ってやつか」
「学園の寮生だった時に、ホームシックになったわたしに、先輩がわざわざ文献を取り寄せて作ってくれたんです。先輩はとっても勉強家で、努力する天才でした。わたしなんてラフィーネ先輩の足下にも及びません」
なるほどな。
昔っから料理で誰かを喜ばせるのが好きだったのか……あいつ。
「今じゃ、その先輩よりもテメェの方が強いんじゃねぇか?」
「装備が良いだけです。それに、ラフィーネ先輩は一人で強くなりましたが、わたしにはあなたがいましたから」
じっと見つめてくんなよ。
「不思議ですね。こうして戦ってきた二人が、同じ夕食の席を囲むなんて」
「俺はテメェのその堂々としてるところが気に入らねぇ。もっとおどおどしてたろ」
「そ、そうですよね。けど、不思議と落ち着くんです。ここは本当に魔王城なんですか? なんだか雰囲気が学園の寮にも似ていて……実際、内装なんかそっくりなんです。だから、今にもラフィーネ先輩がこの部屋をノックしてくるんじゃないか……なんて、おかしいですよね?」
はにかむようにイズナは笑った。
「さてと……明日からどうするかな。放っておいたらドッペルゲンガーのやつ、魔王城に攻め込む準備をしだすか?」
「あれがわたしなら、きっと次の指示を待つと思います。そもそも受け身な性格ですから。ただ、そのうち周囲に説得されて、最後は流されるように行動を起こしてしまうかも……」
イズナらしいっちゃ、らしいな。
優等生で真面目で律儀な指示待ち人間で、周囲の意見に流されやすい。
「お前さ……なんで勇者になったわけよ?」
「候補は何人かいましたが、その全員から推薦されました」
「それって誰もやりたくない役割を押しつけられた、いじめじゃねぇか」
「そう……かもしれませんね。でないと候補の中で一番成績が悪かったわたしが、勇者にはならないですよね」
しゅんと落ちこむイズナに、執事長が声を掛けた。
「イズナ様には、そうやって自分自身を省みる心があったから勇者になれましたにゃ。もっと自分に自信を持ちますにゃ」
猫執事のくりっとした瞳を見つめて、イズナは驚いた顔をした。
「まるで先輩に励ましてもらったみたいです」
執事長は肉球ハンドで口元を覆った。
「きっと気のせいですにゃ」
「そうですよね。けど、元気が出ました。ありがとうございます猫さん」
執事長は続けた。
「あっついお風呂も用意できていますにゃ。しばらく魔王城に逗留なさって、超絶美人で優しくて天才な魔王様が戻るまで、ゆっくりしていくといいにゃ」
「そうだな。ここにいれば刺客がいきなりやってくることもねぇわけだし、寝坊し放題の惰眠むさぼり放題だぜ」
イズナが笑った。
「刺客本人に言われると、これ以上ない説得力ですね」
「うっせーよ」
食後のデザートのプリンを食べ終えて、イズナは席を立った。
用意された着替えを手に、この客間の担当執事猫に案内されて、イズナは大浴場に向かう。
「んじゃあ、俺もそろそろ……」
自室に戻ろうとした俺の肩を、執事長が背後からむんずと掴んだ。
「イズナの入浴を覗き見するのだな?」
魔王様口調に戻りやがったな。
「しねぇよ! 部屋に戻ろうと思っただけだっつーの」
「そうか。では場所を移そう。執事猫を監視につけているとはいえ、ここではいつ、イズナが戻ってくるやもしれぬからな」
俺と執事長は客間を出ると、塔の上の俺の私室に移った。
「つうか、暑くないのか?」
「この着ぐるみには魔法をかけてあるからな。着心地も良いし、料理だって普段通りできるぞ。試してみるか?」
「ためさねぇから」
部屋のテーブルに座ると、猫執事は俺に背を向けた。
「なんでそっぽを向いてんだ?」
「仕方あるまい。よいしょっと……」
ジジジジジジジっと、内側からファスナーが降ろされた。
そこからにょきっと、白い腕が伸びる。
「うお! なんか気持ち悪いぞ! 横着しねぇで脱げよ」
「良いのか? ちなみに、我の下着の色は紫であるぞ」
「服着て中に入れよ」
「これが服のようなものであるからな。では……よっと」
さらにファスナーが降りて、中から魔王シルファーが羽化してきそうなので、俺は外からファスナーを上にあげた。
「あっ! なにをする」
「大人しく中に入ってろ」
「まったく。出ろだの入れだの、アークはわがままであるな」
「うっせーよ。ったく……で、手だけ出してなにがしてぇんだ?」
ひょいっと手を引っ込めたかと思うと、シルファーはすぐに手を外に出してきた。
その指がプルプルと震えている。
「こ、これが本日の貴様の活躍の評価であるぞ。今日はその……下着の色を合わせてみたのだ。もしアークが望むなら、見せてやらなくもないぞ」
シルファーの指に挟まれていたあ俺のマナの結晶は、紫色の光をたたえていた。
「たしか、青で一億マナで藍色で十億マナだろ……ってことは」
「繰り越し分と合わせて百億マナを越えておる」
ボスクラスのモンスターなら十体買えるってことか。
残して置いた二千万マナすら端数扱いじゃねぇか。
シルファーはそっとファスナーを降ろして羽化しようとしながら、俺に告げた。
「アークよ。百億の男になったな」
「実感がわかねぇな」
そっとファスナーを閉める。
「可愛い下着なのだぞ? そうだこの際、我に着目せず下着の意匠などを見て欲しい」
「とっとと執事長に戻りやがれ!」
「うう、つれないのぉ」
はみ出させていた腕を引っ込めて、執事長は俺に向き直った。
「さて、どうするアーク。百回は元の世界に帰還できるマナであるぞ。封印の間の特別な魔物であれば、十体分に相当する。もし、十体の特別な魔物で軍を編成すれば……小国くらいなら一晩で攻め落とせよう」
まあ、それくらいできるだろうな。
ドッペルゲンガーも俺が戻れと言えば回収できる。
勇者は魔王城の虜だ。
魔王軍が攻勢に出るのは、難しくもない。
「なあシルファー。俺はこの世界が嫌いだ」
「急に何を言い出すのだ」
「イズナもお前も、世界の安定のための生け贄じゃねぇか。こんな世界はクソだ」
「そう言ってくれるな。この世界から魔王軍が消えれば、いずれ人間同士が殺し合う世界になってしまう」
「なんでそうなるってわかるんだよ?」
「魔王の書にそうあったのだ。歴史は繰り返す。それを止めようと、自身を封印しようとした魔王もいたが、結局……人々の想い……いや、憎しみによって呼び覚まされてしまった。戦争が起こるのも病が蔓延するのも、すべて魔王がこの世界を裏から操っているから……とな。人の憎しみや悲しみを受け止められるのは、魔王をおいて他にない」
やっぱクソじゃねぇか。
こんな世界を変える力を……俺は望む。
なあ、できるんだろ?
ここはそういう世界なんだろ?
異世界から来た俺は、この世界にいる人間よりも望みを叶える力が強いんだよな!?
俺自身の能力はちっぽけだ。だが、マナは十分集めてやった。
よこせよ! 俺に力を! 俺が欲してる力を!
「シルファー。スキルを頼む。百億マナ級だ」
「な、何を言っておるのだ? いや、できぬことはないが……百億であるぞ?」
「百億マナもつぎ込むんだ。見合うだけのスキルが絶対に出る」
「……残りは1000マナになってしまうぞ」
「そうなのか?」
「ああ、貴様の所有しているマナは、百億とんでちょうど1000マナだ」
「懐かしいな。それでいい。もしクソスキルだったら、また一からやり直しだな」
「本当に良いのか?」
「二言はねぇよ」
猫執事の姿のまま、シルファーは右腕をあげた。
俺よりもシルファーの方が緊張してんじゃねぇか。
指先までプルプルしてやがるぜ。
「で、では! 道化魔人アーク。貴様にスキルを授けよう」
いつも通り、俺の目の前に二つの選択肢ウインドウが浮かび上がった。
A:世界を滅ぼす力
B:世界を手に入れる力
さすが百億マナ級だな。
具体的なことは一切書かれてねぇが……俺は迷わず選んだ。
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