第14話 アメリカ人の夫婦

外国に行く前に、現地に海外赴任で来ているアメリカ人の夫婦と知り合っていた。女性は日本人だけど、アメリカ暮らしが長いから、日本語より英語が得意になっていた。お子さんもいて、旦那さんもヒスパニック系でくだけた感じだった。

その家族に会うことになった。


私の行ったアラブの国は元は観光国家だったので、中央通りの待ち合わせ場所近辺に行くと、ヨーロッパの観光客が大勢いて、おしゃれなカフェで多くの人がのんびりくつろいで話していた。


私たちは地中海の見える、一番有名な観光地に行くことになった。白い壁に青い扉、地中海にヨットハーバーの見える美しい景色。出されたミントティーは砂糖がたっぷりで甘すぎた。サービスのお菓子(アラブのバクラバとか)も、これまた甘い。


景色の良いところでミントティーを楽しむというシチュエーションは楽しむことができると感じた。

行く前から憧れていたから、行けたのは良かった。

アメリカ人は頭が良くて、海外慣れしていて、荒い車の運転の場所でもひょいひょい運転していて頼もしかった。

地方だと、子供はアラビア語の幼稚園にしか入れることができなくて、英語が話せなくなるのでは?と彼女は心配していた。

帰国子女って、心配がつきないんだなって思った。

でも数年の滞在だからね。今は幸せにしているかな。

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