第6話 アラブの食材
1週間のホテル暮らしも終わって、いよいよ現地での家での生活が始まった。
いきなりトラブルが起こる。現地の慣れない家事で包丁ですっぱり指を切ったのだ。
自慢じゃないが、それほど家事は苦手ではないし、指も普段は怪我しない。初めての海外暮らしで、ちょっと動転していたのかもしれない。
アラブの食材を一通り見る。昭和の日本の商店街みたいな小さな店が並んでいる。
イスラム教の人は豚を食べない。代わりに羊と鶏をたくさん食べる。牛も少し食べる。
魚はスズキやタイなどの白身魚を食べる。あんこうやうなぎ、タラも食べる。イカやタコは大量に食べる。苦手な外国人もいるから、意外なくらいだ。
野菜も豊富。じゃがいもニンジン、玉ねぎやピーマン、なす、ズッキーニ、カボチャなどはよく並んでいる。
アーティチョーク、フェンネル、ビーツ、イタリアンパセリなどの、日本でなかなか手に入らない野菜もある。
フルーツは豊富。スイカやメロン、桃は地中海の日差しを浴びて、日本より甘い。ナツメヤシ(デーツ)もたくさん置いてある。干し柿みたいな味がする。
缶詰はたくさんあった。アンチョビ、オイルサーディン、豆やとうもろこし、トマトのピューレの缶詰なんかが大量に売られている。
ツナもよく食べる。日本との意外な共通点を見つけた。
お菓子はチョコレートやケーキはたくさん食べる。日本のものよりとても甘い。
現地の伝統的なお菓子もある。バクラバというのは中東諸国でとても有名なお菓子だ。
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