第5話 アラブの料理

私たちは首都に住むことになった。首都にはそこそこいろんな国の食事がある。

地中海の近くだから、イタリアンは充実していた。ピザは普通に美味しい。パスタは少しゆですぎだ。アルデンテのパスタがいつも食べられる国は、日本とイタリアくらいしかないのだ。

それからフランスの保護国(緩やかな植民地)だったから、フランス料理はレベルが高かった。味も美味しい。

中華料理やインド料理、寿司レストランも少しある。

現地独特の有名な料理はクスクスだ。ハリッサという、唐辛子でできた辛い調味料をつけて食べる。

タジンというオムレツ風の卵料理や、ブリックというあげ春巻きのようなものもある。

モロヘイヤをつぶして作った牛肉の煮込みのようなものも現地の伝統料理らしい。

後は庶民はラブラビというパンをスープに浸した食べ物や、安いインスタントコーヒー、シャワルマというケバブをはさんだサンドイッチ、オジャという、卵とトマトの料理を食べたりしている。

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