第4話 ホテル暮らし

船便で日本から16箱もの大量の荷物を送ったが、着くのは2ヶ月以上後らしい。

その間は現地のもので何とか済ませることになった。初めの1週間は慣れないのでホテル暮らし。半分観光気分だ。

そのホテルは日本のガイドブックにも載っている4つ星のホテルで、日本語で「ようこそ」と書いてあるカードが置いてあった。JSTV という日本のテレビ放送も見られるようになっている。そんなホテルはものすごく貴重だ。

それから、日本語が少しだけ話せる従業員もいる。そんなホテルはここ一件だけ。ますます貴重だ。

外ではこの国は観光地以外英語があまり通じなくて、アジア人も少ないので物珍しそうに見られた。

何とか自分でパンオショコラやバケット、ミートパイなどを買ってみた。

それから時は9月で、まだ残暑が続いていた。日本よりもキレのある炭酸のジュースがたくさんあった。コーラ、アップルソーダ、ライムソーダ、オランジーナ。

お酒は観光客以外飲まない国だったからか、炭酸の飲み物がお酒のように充実していた。

水も飲み水はお金を出して買う。炭酸の水も人気があった。

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