第5話 嫌がらせ

昨日は疲れたなぁー。 なんて思いながら1日の授業が終わってしまった。

掃除当番も終えて部活へ向かう。

「今日はユニフォーム洗わなくちゃ。」ぶつぶつ言っていると

「昨日はお疲れ様! あんなに綺麗にしてくれてサンキューな!」

と言ってくれたのは絢人と歩先輩だった。

マネージャーとして当たり前のことをしただけです、

今日も頑張ってくださいといって話したあと先輩はグラウンドへ行ってしまった。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

私は汚れた大量のユニフォームと洗剤を持って水道へ向かった。

ずいぶんと洗っていなかったのか、こすっても落ちなくて

結構な時間がかかってしまった。

けど、部活時間内にはちゃんと干し終わって帰ろうとしたその時…

「マネージャーさーん!! ちょっと来てー」部長だった。

私は急いで向かうと

「お願いがあるんだけどさー、スーパーでスポドリ12本買ってきてくれるー?  マネージャーなんだからそれくらいしてくれるよねーっ?(笑)」

私は今すぐかえりたかったが、断れず今から買いに行くことにした。

そこでため息がでてしまった。

それを見ていた絢人と歩は「帰るんじゃなかったの?」と不思議げに聞いてきた。

頼みごとをされたと事情を話してそそくさとスーパーへ向かった。

お願いされた通りにスポーツドリンクを12本購入して学校へ戻った。

偶然なのか、学校へ戻る途中絢人と歩にすれ違った。

2人は私が大量のスポドリを持っているのに気づいたのか、袋をもってくれた。

「こんなに買ってどうするの?」「頼まれたのってこれ?」

などと、色々聞かれたがやっぱり迷惑をかけたくなかったので

急いでると言い袋をもって走った。

先輩は無理すんなよといっていたが私の耳には入ってこなかった。

――――――――――――――――――――――――――――――――――

急いで部室へと買ったものを運び、暗くならないうちにと走って帰った。

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