第3話 異なる生活

  ─ 予想もしてない生活が始まったのはここから ─

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マネージャーになってから約1週間が経とうとしていた時。

毎日ボール磨きや部室掃除など、くたくたで部活を終え

1人で帰宅をしていると必ずと言ってもいいほど部長が後をつけてくる。

それが毎日続くのでいい加減やめてもらおうとしたその日…

「話があるから休憩時間に倉庫に来て。」とのこと。

さっぱり分からないまま休憩時間になり倉庫へ向かうと、

「俺ゆなのこと気に入ったわ! 俺と付き合おうぜ!」

突然のことでとっさに「ごめんなさいっ!!!!!」

とだけいってその場から走り去った。

――――――――――――――――――――――――――――――――

それから頻繁に部長が絡んでくるようになったが、

どうすることも出来ない私は毎日我慢し続けた。

─ そんなある日のこと ─

私は誰もいない部室でボール磨きをしている最中に、

いきなり部長が話しかけてきた。

「ゆなー!! 俺のことそんなに嫌い?」

いつものことだと思い気にかけていなかったその時・・・


ガタンッ!!!


いきなり部長が私を押し倒して押さえつけ、

無理やりキスをしようとしてきた。

私は暴れて逃れようとしたが、私の力じゃ無理だ…と思った瞬間

偶然すり抜けた右腕が部長の顔をひっかいてしまった。

「本当にごめんなさい、すいませんでした」と、何度も謝ったが

部長はかんかんに怒って

「お前、明日から覚悟しとけよ?」と言ってどこかへ行ってしまった。

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