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2018年6月26日 14:00
橘 哲生さん、はじめまして。おっさん自主企画のにとろげんと申します。まずはじめになのですが、本自主企画ではおっさんの定義を『30代前半~60代前半まで』とさせていただいております。その中で『Badass!』の主人公弓弦羽は29歳と、若干規定に届いておりません。私自身も正直許容範囲内だとは思うのですが、それでは規定を守って参加していただけた方々や反対に参加を断念された方に申し訳がたちません。しかしご参加いただけたことは嬉しいですし、年齢の区切りがなければ弓弦羽は立派なおっさんです。そこで、読了及び感想は書かせていただきますが、レビューは行わないこととします。あくまでも特例であることと、参加条件は満たしていないということをご理解ください。では、拙いながら感想の方に移らせていただきます。まず、魅力的だった点から。・設定が細かかった 軍事や政治の面まで細かく設定されており、物語の土台の部分がしっかりと形成されていたと思います。ファンタジーよりもリアル面が強い作品ですので、ここがないがしろになっていると内容が薄く感じられてしまっていたでしょう。・リアルな話が多かった 戦場におけるアレコレなど、しっかりと裏があるリアルな描写が良かったです。実体験なのか調べられたのかは分かりませんが、生々しさというものはこの物語に合っていて効果的でした。・セリフ セリフ回しは個人的に好きでした。軽口や言い合いが本当に友人同士の会話のようで、直接的でない分ターゲットの年齢によくウケる文になっていたと思います。続いて引っかかった点。・設定に文量を裂きすぎている 設定が細やかな分説明に必要な文の量が多く、相対的に物語の進行が遅く、薄く感じられてしまいました。登場人物の動きに合わせて紹介を差し込んだり、必要のない設定は作るだけ作っておいて書かないというのも選択肢であると思います。これは“物語”であって“設定資料集”ではないので。・展開がカツカツ 前項と少し被るのですが、重たい設定部分を読者が消化しきる前に余韻なく場面が転換し、読んでいて息が詰まります。勉強ではなく趣味の分野なので、読者は付いていけなければ面白くないと判断して切ってしまうかもしれません。・政治的な話 この主義思想は善だ悪だ……といった話ではなく、どの向きからでも一方的なバイアスがかかった文は読む人を選びます。一人称であればそのキャラクターの思想だと割り切れるのですが。ましてや政治の話題は宗教と並ぶ“ハレモノ”です。扱いには注意が要ります。・一話が長い、重い Web小説という特性上、読めるのは画面を通してになります。つまりはスマホやPCがメインになるわけですが、ディスプレイに張り付いて数万文字を読み切るのは慣れがない限り苦痛です。さらには拘束時間が長くなることもマイナスでしょう。私が主催者でなければ横のスクロールバーが遅々として進まないのを見た時点で切っていました。疲れますので。また、全編通してルビがほぼありません。常用漢字が読めないのは読者の浅学ですが、難しい漢字や読みにくい文に当たった瞬間に読者の意識は物語から“漢字を読むこと”にシフトします。これを何度もやらされるのも疲れるので読者としては避けたいところです。ただし、この項で指摘した内容は大衆向けにするのならという話です。無理にでも変更すべき点ではありません。気配りのレベルです。以上、自分のことは棚に上げつつ感想のようなものを書かせていただきました。これからの橘 哲生さんの執筆活動がより良いものになれば幸いです。
作者からの返信
にとろげん様。 橘哲生です。拙作をお読み戴きお礼申し上げます。 そしてお詫びを。年齢条件に合わぬのに、うっかり応募してしまいました。申し訳ございません。他の投稿作の設定と混線した様子です。自分の作品なのに失念しましたこと、恥じるばかりです。 ご指摘戴きました点を読み直し、理解して、今書いている作品に生かします。にとろげん様がそれを読んで、少しは成長したなと感じて戴けるよう頑張る所存。 沢山書いて戴きましたのに、こんな短い返信で申し訳ありません。どのように直すべきか。それに私の頭が向いているからでしょうか、言葉が浮かびません。重ねてお詫びいたします。 有難うございました。 またの機会がございましたら、是非ご指導くださいませ。
橘 哲生さん、はじめまして。
おっさん自主企画のにとろげんと申します。
まずはじめになのですが、本自主企画ではおっさんの定義を『30代前半~60代前半まで』とさせていただいております。その中で『Badass!』の主人公弓弦羽は29歳と、若干規定に届いておりません。
私自身も正直許容範囲内だとは思うのですが、それでは規定を守って参加していただけた方々や反対に参加を断念された方に申し訳がたちません。
しかしご参加いただけたことは嬉しいですし、年齢の区切りがなければ弓弦羽は立派なおっさんです。そこで、読了及び感想は書かせていただきますが、レビューは行わないこととします。
あくまでも特例であることと、参加条件は満たしていないということをご理解ください。
では、拙いながら感想の方に移らせていただきます。
まず、魅力的だった点から。
・設定が細かかった
軍事や政治の面まで細かく設定されており、物語の土台の部分がしっかりと形成されていたと思います。ファンタジーよりもリアル面が強い作品ですので、ここがないがしろになっていると内容が薄く感じられてしまっていたでしょう。
・リアルな話が多かった
戦場におけるアレコレなど、しっかりと裏があるリアルな描写が良かったです。実体験なのか調べられたのかは分かりませんが、生々しさというものはこの物語に合っていて効果的でした。
・セリフ
セリフ回しは個人的に好きでした。軽口や言い合いが本当に友人同士の会話のようで、直接的でない分ターゲットの年齢によくウケる文になっていたと思います。
続いて引っかかった点。
・設定に文量を裂きすぎている
設定が細やかな分説明に必要な文の量が多く、相対的に物語の進行が遅く、薄く感じられてしまいました。登場人物の動きに合わせて紹介を差し込んだり、必要のない設定は作るだけ作っておいて書かないというのも選択肢であると思います。これは“物語”であって“設定資料集”ではないので。
・展開がカツカツ
前項と少し被るのですが、重たい設定部分を読者が消化しきる前に余韻なく場面が転換し、読んでいて息が詰まります。勉強ではなく趣味の分野なので、読者は付いていけなければ面白くないと判断して切ってしまうかもしれません。
・政治的な話
この主義思想は善だ悪だ……といった話ではなく、どの向きからでも一方的なバイアスがかかった文は読む人を選びます。一人称であればそのキャラクターの思想だと割り切れるのですが。
ましてや政治の話題は宗教と並ぶ“ハレモノ”です。扱いには注意が要ります。
・一話が長い、重い
Web小説という特性上、読めるのは画面を通してになります。つまりはスマホやPCがメインになるわけですが、ディスプレイに張り付いて数万文字を読み切るのは慣れがない限り苦痛です。さらには拘束時間が長くなることもマイナスでしょう。私が主催者でなければ横のスクロールバーが遅々として進まないのを見た時点で切っていました。疲れますので。
また、全編通してルビがほぼありません。常用漢字が読めないのは読者の浅学ですが、難しい漢字や読みにくい文に当たった瞬間に読者の意識は物語から“漢字を読むこと”にシフトします。これを何度もやらされるのも疲れるので読者としては避けたいところです。
ただし、この項で指摘した内容は大衆向けにするのならという話です。無理にでも変更すべき点ではありません。気配りのレベルです。
以上、自分のことは棚に上げつつ感想のようなものを書かせていただきました。
これからの橘 哲生さんの執筆活動がより良いものになれば幸いです。
作者からの返信
にとろげん様。
橘哲生です。拙作をお読み戴きお礼申し上げます。
そしてお詫びを。年齢条件に合わぬのに、うっかり応募してしまいました。申し訳ございません。他の投稿作の設定と混線した様子です。自分の作品なのに失念しましたこと、恥じるばかりです。
ご指摘戴きました点を読み直し、理解して、今書いている作品に生かします。にとろげん様がそれを読んで、少しは成長したなと感じて戴けるよう頑張る所存。
沢山書いて戴きましたのに、こんな短い返信で申し訳ありません。どのように直すべきか。それに私の頭が向いているからでしょうか、言葉が浮かびません。重ねてお詫びいたします。
有難うございました。
またの機会がございましたら、是非ご指導くださいませ。