第13・14章 前座、及び準備期間の終了と、闇の始動




■第十三章 坂下千智Side 前座、及び準備期間の終了と、闇の始動―

 Dec. 25th (Tue)12月25日(火)

 美山市胡央村公立F高校2―A教室 PM4:30 ―00:00:00


 なるほど。と、千智は頭を切り替える。

 ここで問題になるのは、残りの参加者だ。

 残りの参加者が関与できる状況は避けたい。






■第十四章 ???????Side ?????通話記録―

 Dec. 25th (Tue)12月25日(火)

 ?????????????????? ??:?? ±??:??:??





「もしもし、私です。私のこと、誰だかわかりましたか? おぉおぉ、やはりそうなのですか。いやぁ、なんというか、わからないものですなぁ。ちょっとビックリですよ。まぁいいや。本題に移りましょう。首尾の方はどうなりましたか? あ、そっちになっちゃいましたか。いやはや、これは申し訳ないです。私も努力はしたんですが、展開がそれを許さなかったようなんです。だってあなた、女の子と二人でいたんですもの。これが私のできる限界ってやつですよ。仕上げはそちらでやってもらえますか? 私が直接出向いても構いませんが、そちらが直接やるのが一番確実だと思うんです。はい、はい。あぁ、それで、代わりと言っちゃあなんですが、バックアップの件はお任せください。え? 嫌だなぁ、そんなことを説明しなくちゃいけないんですか? はいはい、わかりましたよ、そんな怖い声出さないでくださいってば。これから、あるプログラムを作動させます。



 まぁ、全部を説明すると長くなるので一部省略しますがね、今から10年前、ある小学校で男が乱入して、学校に通う児童生徒が襲われる事件があったんです。それから学校に安全対策を施せ、っていう世間の声が高まりましてね、この学校が文部科学省の安全対策モデル校になったことがあるんです。それもまぁかなり昔ですがね。それで、そのときに施されたプログラムがまだ生きていたんです。レベルを最大にすると、テロリスト犯に対してもある程度の対応ができるような仕組みになってましてですね……、いや、もちろん、内容はちゃちなもんですよ? 何せ、日本が作ったものですからね……。まぁそれはさておき、これからプログラムを作動させようと思うのですが……――」





●Dec. 25th (Tue)12月25日(火) 夢原癒津留Side

 美山市胡央村公立F高校2階 A側踊り場 PM4:39 +00:09:53



 午後、4時39分だ。あと、1時間半弱で、このゲームは終わるんだ。

 その事実確認を自分の中で行い、無理矢理にでも自分を落ち着かせる。しかし、そんな気休めもどきの事実確認だけでは身体は騙せない。心臓の鼓動は強く早く、汗が尋常でないほど今もまだ出続けている。下着が濡れて、じっとりと身体にぬめりつくのがわかる。落ちつけ、落ちつけ私。いざとなったらどこかの教室に入って窓を開けて、そこから飛び下りればいいんだ。




 そのとき、音を聞いた。

 カツン……、カツン……。

 それは紛れもなく、廊下を歩いている音だ……。

 しかも、音源はここからあまり遠くない…………。


 誰だろう? 千智君だろうか? シャッターが閉まっていないところを見つけて上に来てくれたのだろうか?



 後ろを見れば、それはすぐに確認することができる。答え合わせなんて、簡単だ。ちょこっとだけ、後ろを見ればそれで済む話だ。推理小説を後ろから読めば、結末が簡単にわかるのとまったく同じように。


 しかし、なぜかそれをしなかった。どうしてだろう。もしかしたらそれは、しなかったのではなく、できなかったから、なのかもしれない。日本語はかくも難しいものだ。


 勇気を振り絞って後ろを向こうとした瞬間、――少しだけ振り向けたかもしれないが、何者かに、首を、ぎゅっと、絞められた……。

 そして、考える間もなく、目の前にある世界が、死んでいった。



 車に轢かれそうになる瞬間、世界の動きがゆっくりになるというのはよく聞く話だ。

 それと同じように私の前の世界も、スローモーションを始めた。

 相対的に私の思考速度が上がり、あらゆることを考えることができるようになった。

 そしてその頭脳は、意識を失う直前に嗅いだ匂いを分析した。

 この匂いは、あの部屋の匂いだ。ウィッチ・ハントが始まって数日後、行ったことのない人の家に行き、泊まることになった、あの人の家の匂いだった。

 私の首を絞めたのは、千智君だ……。



 でも、おかしいな。なんで千智君は、私を殺そうとしているんだろう……。

 藤堂夏目は言った。千智の言うことに、嘘はなかったと。

 その藤堂が嘘をついているとは考えにくい。千智には、ウィッチ・ハントで勝ち残る理由はないはずだ。


 できれば最期に、その理由を教えてほしかった。……もしその理由を教えてくれたなら、もう少し安らかな気持ちで死ねるんだけどなぁ……。

 死の直前に考えたことは、そんなことだった。






●Dec. 25th (Tue)12月25日(火) 坂下千智Side

 美山市胡央村公立F高校2階 A側踊り場  PM4:51 +00:21:44



 千智は夢原癒津留が完全に事切れたことを確認した。

 そして、ぐにゃりとした癒津留の身体をそっと床に置いた。事切れた癒津留の目はどこか遠くを見つめていた。瞳に輝きはない。ただの水晶になっていた。千智はそっと、癒津留の目蓋を閉じた。


 そして、ゆっくりとその場をあとにし、2階の廊下を歩き始めた。

 歩きながら、電話をかけた。



「もしもし、坂下です」

「はいはい、こちら、富樫です。どうです? 首尾の方は」

「えぇ、万事、うまくいきました。なので、〝プログラム〟の方は、任せてもいいですか」

 感情をまったく表に出さない、淡白な声で、千智は富樫にそう言った。



「もちろんです。しかし、大丈夫ですか? 廊下に居ても危ない気がします。どこかの教室に入った方がいいでしょうね。もちろん、もう千智様がどこかの教室に入っていれば話は別ですが……。この〝プログラム〟、レベルを最大まで引き上げると教室間の移動すらできないほどにシャッターが降りますからね。犯人を孤立させるためのプログラムですから」



「……そうですか、わかりました」

 と言うと千智は早歩きで3階廊下を歩いて、適当な教室に入った。もう今は使われていない、過去の名残りだった。まだ、美山市が栄えていた頃には使われていたのだろう教室だ。机は一切なく、ロッカーすらない。物置にすらなっていない、ただの空虚な空き部屋だった。隅の窓側に椅子が3基だけあった。何に使うのか、使っているのか、まったく見当もつかない。過去の繁栄の残り滓のように見えた。




「入りました。今は使われていませんが、教室です。プログラムのレベルをマックスにしても、おそらく問題はないかと」

「結構です。では、プログラムのレベルを最大にします。では、幸運を」

 と言うと、電話は切れた。

 電話が切れて5秒後ほどに、廊下からガラガラガッシャアアアァァッァン! という耳を覆いたくなるほどの騒音が聞こえてきた。〝プログラム〟のレベルがマックスになり、シャッターが閉まったのだろう。これで、千智自身もこの学校に閉じ込められた形となった。この教室から外に出ることは出来ても、隣の教室に行くことはできない。窓は封鎖されていないが、飛び降りたら足に少しばかりのダメ―ジを負うことになる。しかし、どんなに頑張ろうと、こちらに気付かれずに下から上に上ってくることはできない。逆を返せば、誰もこの学校に侵入することはできなくなった、というわけだ。もっと厳密に言えば、この教室に入ることはできなかった、わけだが。



 そして、しばらくした後、突然老人が現れた。白い髭がばっちり生えた、年季を感じさせる老人だった。伊藤博文を思い出させる。皺もやや深い。60代後半といった老人だった。ダークのスーツに、シャツは若草色というなんとも落ち着かない色合いだった。右手には、自分の身長ほどある杖を手に持っていた。杖というより、古い木の棒にも見えた。

「お久しぶり、と言えばいいのですかな」

 老人がまず、口を開いた。しわがれた、しかし深い声だった。

「一番初めにお会いしたことはカウントしていいことになっているんですか? てっきり、前回は会ってはいないという設定の下、話をしなくちゃいけないのかと思いましたよ、ご老人」

 と、千智は返した。少しばかりの笑顔を添えて。




「もう、ゲームは終わりだ……。ゲームの公平性を保つため、あまり詳細な情報は漏らせないが、これ以上は動かないだろう」

「で? ご老人は、こんなところに、何しに来たんですか? まさか、こんな若輩者の僕と歓談しに来たわけではないでしょう? 正直、僕は老人と話せるだけの話のネタを持っていませんよ、残念ながら」

 ジョ―ク気味に言ってみた。




「いや、いや、いや。まさかまさか。ゲーム終了前に、ウィッチ・ハント運営本部長が自ら規律を乱すようなことはしないさ。もちろん、何の意味も無くこんなところに来やしない。君のために来たのだよ、センチ。携帯電話を見ていないのか? 君は今、確定魔女になったんだ」

 老人ことウィッチ・ハント運営本部長、ウェルメ・リガーゼルはそう言った。

 千智は懐から携帯電話を取り出し、ディスプレイを確認した。





『夢原様の殺害を確認しました。確定魔女の権限を坂下千智様に移譲します』


「ですね。そうなるように仕組んできましたから、正直見ないでもわかっていたことです」

 淡々と言った。いつの間にか、千智の顔から表情は消え去っていた。




「そう、つまり、センチ、君は確定魔女になったわけだ。魔女には少しばかりのデメリットと引き換えに、ひとつの異能、いわゆる、魔法を使えるようになる。さて、お望みの魔法は何かな?」

「…………夕焼け……」

「うん? 今、なんと?」

「夕焼けが、綺麗だったなと。そう思いまして」

 ウェルメは外を見た。夕陽は見えない。教室の窓から夕陽を見ることはできない。なぜなら、陽の光は日中当たるように全国の学校の教室の方角は決められているからだ。




「夕焼けが、見たいと?」ウェルメは尋ねた。落ちついた、静かな口調だった。

「いえ、そういうわけではありません。ねぇ、老人、いや、ウェルメさん。ここで、質問をしてもいいかな? ウィッチ・ハントの勝利後についての質問なんだけど」

「本来はいけないことだが、まぁ、いいでしょう。ひとつだけ」

「魔法なんて要らないっていったら、どうなりますか」

 と聞く千智の表情は、朗らかだった。




「ルール上、何かしらの魔法を所望されなきゃ困るですな。そういう、ルールですから。例えば、そうですな。何も要らなければ、適当な魔法をとりあえず所望してほしいものです。人の心を読みたい時に読む魔法、とか」

「……どうしても?」千智は粘る。

「えぇ、どうしても、です。魔法を使えるのが、確定魔女たる所以だから、です」

「ただ、もう他に参加者はいない。でしょう? いるとしても、あと……僕の他に、3人しかいないはずだ」





「まぁ、理論上はそうなりますな」

 顎髭をいじりながらウェルメは言った。

「じゃあ、こんな提案を飲んでもらえませんか。ここで魔法を求めない代わりに、あとで魔法をひとつ望みます。もちろん、それに見合う対価も支払います。今ここで求めてもいいんだけど、できれば後で、がいい。色々決着をつけた後に、望みたいからです。どうでしょう?」

 目を二、三度瞬かせてからウェルメは言った。




「つまりは……、こう言いたいわけだ。ウィッチ・ハント終了後、願いを2つ叶えて欲しい、と?」

「……その通りです」

 ウェルメは目を閉じて、じっと考えた。千智は、ただただじっとウェルメのことを見つめた。そしてしばらくの後に、目を開けて静かに言った。



「まぁ、いいでしょう。建前上は、『後で魔法を成就させる権利を生む魔法』を確定魔女として手に入れ、デメリットは『今、魔法を行使できない』というものにしましょう。こんな建前、必要ないかもしれないが、どんなものにでも、一応の建前は必要だ」

「それが例え、一夜城のようなものだとしても?」

「そういうものなのかもしれないですな」ウェルメは同意した。

「ありがとうございます」

「礼はいらない。ゲーム終盤になると、こういうことも多々あるものだ……。では、一旦失礼させてもらうよ。またすぐに会えるだろうけれど、これも一応、建前で、だ。どんなものにも――」

「一応の建前は必要だ」

 千智が言葉を引き取った。続けて笑顔で、「でしょう?」と言った。

「その通りだ。物事の真理的に見ればもしかしたらそうではないかもしれない。だが、真理が大事にされる場面なんて、あまりない。今、この世界では、建前というものは必要不可欠なもの、だ」

 と言うと、杖をドン、と床に突いた。するとウェルメは光の粒子のようになり、霞んで消えた。






 再び、千智以外誰もいない教室となった。少しずつ、夜が始まろうとしている。


 12月25日。キリスト生誕祭。

 12月25日の日没に、降臨祭は終了するとともに、ウィッチ・ハントも終わる。


 千智は、「あらののはてに」を口ずさんだ。どうしてその選曲になったのかは、千智自身、よくわからない。今、わかることはないし、おそらくこれから先、永遠にわかることはないだろう。


 荒野の果てに 夕日は落ちて

 妙(たえ)なる調べ 天(あめ)より響く

 グロ―リア、イン エクセルシス デオ


 そして時間はゆっくりと、6時に近付いていく……。

 果たして自分に、妙(たえ)なる調べが、天(あめ)より響いたのだろうか、と疑問に思いながら。ゆっくりと陽は沈み、夜の帳が美山市に降りて行った……。





●Dec. 25th (Tue)12月25日(火) 坂下千智Side

美山市胡央村公立F高校3階 空き教室     PM6:06 +01:36:12


 陽は完全に落ち、夜になった。家の光は、ここからではあまり見えない。見えるのはほんの少しだけある街灯の光だけだ。

 もう、ここから風景を見ることなんてないんだろうな、とちょっとした感慨に耽ってしまう。これから自分が向かう先は、先が見えない暗闇だ。いや、暗闇すらない無の世界だ。そこには何もない。だからこそ、今見るこの暗闇でさえも、今の自分にとっては慰めになる。自分の人生の思い出になる風景が、暗闇とは。しかし、これは当然のことなのかもしれない。自分の人生は、光の届かない海底を歩くようなものだった。自分にとっては、暗闇でもひとつの立派な風景だった。後悔なんてするつもりはないし、後ろを振り向いて今までの人生を復習する予定もない。自分の人生というのは、与えられたものがすべてだ。そこに、善も悪もない。これしか、生きる道がなかったのだから。これが、自分の選んだ道なのだから。そして自分には、最善手を選び続けてきたという自負があったし、自信があった。



 一息ついて、携帯電話のディスプレイを見る。午後6:06と表示されている。ウィッチ・ハントは12月25日の午後6時をもって終了となるはずだ。つまり、ゲームは終わった。この瞬間の確定魔女は、坂下千智。つまり、勝者は、この自分なわけだ。




 ダイヤルをプッシュをして、ある人に電話をかける。電話帳には登録していないので、直接プッシュする形となった。何回かの呼び出し音の後に、ある人が電話に出る。

「もしもし、坂下です。午後6時になりましたので、〝プログラム〟を切ってもらって結構です。以上を以て、今回の依頼を終了したいと思います。今まで、どうもありがとうございました。報酬は、以前と同じ口座に振り込ませていただきます」

 電話の向こうの男、富樫は少しばかり押し黙った後、「かしこまりました。では、また機会がありましたらよろしくお願いしますね」と言って電話を切った。いつもと同じ、淡々と、無機質に。でも、確実に。



 電話を切り、携帯電話を懐にしまい、窓の外に向けていた視線を室内に戻す。するとそこには、暗闇で姿を視認しにくかったが、老人の姿があった。ウェルメ・リガーゼル。ウィッチ・ハント運営本部長が。先ほどとは、まったく違う用事で、この部屋に来たのだ。


「1時間とちょっとしか経っていないですが、また戻ってきちゃいましたな」

 おちゃらけた口調でウェルメが言った。その姿は、視認しにくいが、まったくできないわけではない。

「できれば、まずは本題に入って、それから歓談タイムといきたいものです」

 と千智は返した。ウィッチ・ハントの勝者の特典。そのために、坂下千智はここまで戦い続けてきた。そのためだけに、人を何人も殺してきた。まったくの赤の他人だって殺したし、同い年の知り合いだって殺した。もしかしたら、自分に好意を持っていてくれていたであろう女の子を、だ。




「これは失礼しました」

 口調はうって変わり、真面目なものとなった。

「では、とりあえず、形式的な挨拶を済ませてしまいましょう。ウィッチ・ハント運営本部長、ウェルメ・リガーゼルです。12月25日午後6時を以て、今回のゲームの終了をここに宣言する。午後6時の時点での確定魔女は〝坂下千智〟参加者、でした。貴方はこれを、受理しますか」

 なんのための、誰のための形式なんだと突っ込みたくなる衝動を抑え込み、千智は返事をした。しっかりと、真面目に。




「謹んで、お受けします」

「結構。では、ウィッチ・ハント勝者の特典をひとつ、差しあげよう。今回の場合は特例につき、ふたつ、だな。しかしまぁ、とりあえずはひとつ目の願いを聞きたい。デメリットもあるが、それを聞きながら選ぶことができる。どうぞ、ミスタ・センチ」

 それを聞いた後、千智は俯いた。もちろん、願いはもう決めている。二転三転するような、ちゃちな願い事ではない。しかし、それでもすぐに言葉に出すことにできなかった。唾を飲み、それからようやく口から言葉を出すことができた。

「妹の病気を、治していただきたい。妹に巣食う病魔をすべて取り去って欲しい」

 一瞬の間があった。千智からしてみれば、永遠のようにも思えるような間だった。




「……結構。デメリットをお聞きになりますか?」

「その病気はすべて、僕の方にうつる、とかなんとかでしょう? なんとなくわかるから結構です」

 と、笑顔で千智は返した。ウェルメはゆっくりと頷いた。それは多分、その通りだということの返事代わりだったのだろう。


 こうして、ウィッチ・ハントは幕を閉じた。優勝者は、坂下千智。

 優勝者の願いは、妹の救い。デメリットは、妹が罹患していた病気の罹患。

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