4怒られる気持ち


「…ごめんなさい。」

「前にもあったな。こんなこと。(笑)」

2人でクスクス笑ってしまい、先生に

目をつけられてしまった。先生の顔は

まずいぐらい怖い顔をしている。

「こらー!2人とも廊下に立っとけー!!」

『はーい』

2人はスタスタと教室を出て、逆に先生が

驚いているぐらいだった。

2人は笑いながら廊下に出た。

「はぁ…暁くんも神也くんもバカだね。(笑)」

生徒会、己紅采でもクスクス笑っていた。


「で?お悩み事はなんですか?翼斗さん?」

「んーと、実はね…」

屋上に少女がいてびっくりした。それを見て

泣いてしまった。色々、詳しく話した。

「んー…じゃぁ2人で屋上行くか?部活

今日ねーし」

「いいのか?付き合わせちゃって」

「いいじゃん!楽しそーだしっ」

今日は先生が出張。そのため、部活がない日

なのだ。それに飛びっきりの笑顔で絆生は

答えた。それに翼斗も笑顔を見せた。

「それ、僕もいいかい?仲の良すぎる

おふたりさん?」

「己紅采〜!!」ギューーッ

「く、くるしい…」

「あーわー!き、絆生!

己紅采苦しがってる!絆生、力強すぎ!」

翼斗が慌てて止めに入る。けれど、2人とも

笑っているのに気づいた。翼斗はたくさん

笑って、笑いまくった3人だった。

「ごめんごめーんっ」

「神也くん…軽いね…」

少し己紅采が暗くなり、絆生はそれを見て

何度も謝り、翼斗は苦笑いをしていた。


4 怒られる気持ち End

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