第5話 初めての異世界散策みたいです

俺が暫く森を歩いているといきなり茂みが音を立てて揺れ始めた


「なんだ!?」


しばらく茂みを見つめているとそこからゼリー状の塊が出てきた


「…もしかしてこれがスライムというやつなのか?」


俺はとりあえずその『スライム』っぽいものに鑑定を使ってみた


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スライム


LV3

HP 80/80

MP 8/8



スキル

吸収 LV6


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「確かに弱いな、これじゃRPGのレベル上げ役になってもおかしくないな。だが、弱いからと言って気を抜かないでおこう」


そう言って俺は近くに落ちていた木の棒を取りそれをスライムに叩き付けた。

するとスライムは一瞬小さな音を立ててパタリと倒れた


「これは倒せたのかな??」

少ししてから頭の中に声が聞こえた


【レベルが上がりました】


「最初はスライム一匹でもレベルが上がるのか~、とりあえずスライムの吸収のスキルを貰っておこうかな。成功するといいな」


そんなことを言いつつスライムに『強奪』を使用する。

すると、また声が聞こえた


【吸収の強奪に成功しました】


「よし、初強奪成功だっ! 先ずは『吸収』スキルの効果を確認してみるか」

「鑑定!」


吸収 LV6

死んだ生物を吸収できる MPなども増える


「『強奪』に負けないくらいにチートなスキルじゃねえか!こんなの図鑑に載ってなかったぞ!!まぁそれはいいとして、とりあえずここら辺にいるモンスターの中で勝てるやつをスキルを全部強奪して吸収しまくってやる!」


そんなことを言いながら俺は森の奥に入っていった

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