完結おめでとうございます!
「感字」「看字」
文字に少しだけ不思議な力のある世界だけど、誰でも好きな人名前の字だけでドキドキしたり、その人の書いた字から人為を想像した経験はあると思うので、誰もが納得できる世界観だと思います。
何度もお伝えしているように、文徳は私の最も好きなキャラクターで、「字がものすごくうまい! それ以外にはこれと言った取り柄がない!」というピンポイントハイスペックぶりには、ときめきしかありません!
そして、その文徳が紙はもちろん、地面や床、空中、どこに文字を書くときでも、明麗と一緒にうっとりできる。
ずーーーっと読んでいられます。
ラストの「牡丹」なんて、どれだけキラッキラに書かれてあるのでしょう。
中心となっている皇后の懐妊問題は、不妊の闇と病みがよく描かれていたと思います。
別に後継問題がなかったとしても、子どもが欲しいのに得られないという苦しみで、人はどんどん病んでいくものだし、「そのうちできる」「子どもなんていなくてもいい」などという安易な慰めは逆効果です。
たとえ思いを断ち切って諦めたつもりでも、「もしも子どもがいたら……」という心残りはいつまでもつきまといます。
現代の私たちからすると「それはどうにもならないのでは……?」という問題を、延々と悩む物語は、もどかしくもありますが、それこそ不妊の苦しみだなあ、と実感できました。
ここで一応の決着はついてハッピーエンドではありますが、第二部、第三部もあるとのことなので、楽しみに待ちます!
特に、第二部は文徳のお話みたいなので♪
今回は「牡丹」で濁されてしまったので、次こそきっと……
浪岡さんの努力と情熱に見合う言葉が書けず、ボロボロでひどい感想になりました。
すみません!
作者からの返信
連載期間も文字数も長くかかってしまったこの話に、最後までお付き合いくださり本当にありがとうございます。
(自称)少女小説のヒーローとしてはどうなの?という文徳を、まさかこれほど気に入っていただけるとは思ってもいませんでした。作者冥利に尽きます!
悩んで病みまくっていた皇后ですが、どうにか幸せにすることができました(主役は誰?)
文徳のアレを持ち越した第二部にも、引き続きお付き合いいただけると嬉しいです。
ありがたくも素敵なコメントに、次へ進む活力をいただけました。本当にありがとうございました!
面白かったです!
明麗が皇后さまのために奮闘する姿がかっこよくもあり、可愛くもありました。
不思議な世界観で、様々な人と人との繋がりを丁寧に描いた作品で、いいなぁと素直に思いました。
無事に子が生まれ、皇后さまが元気になった時は良かったと泣きそうになりました。ずっと待ち望んでいたことだったので、余計に。
素敵な物語をありがとうございました!
作者からの返信
明麗の奮闘にお付き合いくださり、ありがとうございました!
そして、子の誕生を百合とともに喜んでいただけたようで嬉しいです。
こちらこそ、読んでくださったばかりか感想などまでいただき、この話を書いて良かったと励まされました。
本当にありがとうございました!