面白かったです。思春期の少年少女達が、ある時幻想の生物の特性を獲得し、それによる変化に戸惑いつつ、平穏を生きるお話ですが、身体的に起こった変化によって精神も変わり、それによる少年少女達による事件事故も起こっていきます。それの解決もこの話の醍醐味です。独特の世界観、独特の言い回しによる展開運びから日常の裏に潜む非日常が、ミステリーの様に現れていき、平穏に潜む不穏を巧みに演出されています。とても面白かったです。執筆頑張ってください!
馬鹿な私は比較的な表現しかできなくて申し訳ないが、佐藤友哉さん、西尾維新さん等の書き方に近しいものを感じました。そこに作者さん自身のオリジナリティが混ざり合い、斬新で、どこか懐かしい作品を読んでいる気分になり、すらすらとつるつると内容が私の中に入ってくるようでした。
平凡な人生、変わらない日常、あの日あの時の僕達は、そんな物を求めて居ただろうか。 他人とは違う人生、平穏ならざる運命、手を伸ばせば届く非日常、かつての僕等が夢見た、自分だけの特別な世界。 これは、そんな世界の物語。夢を忘れた僕達に、ソレを思い出させる運命の始まりを、ともに語り合おう。(配点:アイタタタタタタタタタタタタ!!)――――ここまでの文責 神在月
それはきっと彼らにとっては現実で、それはきっと彼らにとっては日常なのでしょう。でも、日常なんて決めるのは誰なんでしょう。現実なんて水準は何処にあるのでしょう。この小説はそんな疑問に一つ一つ答えてくれます。ただし、じっくりと傷を抉るように、しっとりとした切ない痛みを伴って。冒頭だけでも是非読んでみてください。そう素直に言いたくなるテーマでした。
一気に読ませてくれる作品です。 作者様の豊富な知識や、ひとつひとつの文章に対する細やかな気配りが心地よく、特に後半の引き込み具合は半端ないです。 【まえおき】が、よくあるどん底な主人公の欝々とした独白――と思わせておいて【あとおき】まで読むと意味合いががらりと変わってくる構成が印象的でした。 途中、明らかに違和感を覚える記述があり、「誤字かな? しかしなんつー誤字だよww」とか思いながら読んでいたら、実は誤字ではないことがだんだんわかってきた時のぞくりとする感覚は非常に忘れがたいです。
人外の姿に変わってしまった少女達の不思議な日常生活。そこには色んな苦労があるもんです。そんな所にキュンとします。それと多種多様にケモ娘フェチの方をカバーしてますよ!
とりあえず人狼の話を一言で表すなら真面目系な委員長に首輪を着けさせ夜の街へと繰り出す話(意味深)この妙に背徳的な雰囲気、ナイスだね主人公ポジっぽい鮎川君や周りの人物にもまだまだ謎が残っているので今後の話で明かされていくのに期待