メール

2016年11月14日


「ちょっ、ちょっと、さくら。どうしたのよ?な、何か変なことが書いてあるの?」

泣き出しそうな顔のさくらを見て、私は動揺してしまった。

「お姉ちゃん……いいから読んでみてよ……」

私は、さくらが差し出した携帯電話を受け取った。

「さくら……」

「なに?」

「私、自分で読むのが怖いわ。さくらが読んで聞かせてよ…」

私は、さくらに携帯電話を渡した。

「しょうがないわね。読むわよ。」

私はうなずいた。

「ひまわり、今日は楽しかったね。」

えっ?いきなり呼び捨て?

「ひまわりが少しでも元気になってくれたら、私も嬉しいわ。」

元気になってくれたらって、どういうこと?

それに、私って?

「もう、ひまわりのほうにも彼からメールが届いた?」

うん?何かおかしい。

「ちゃんと報告しなさいよ。」

さくらの声が震えている。

「ひまわりの心の恋人、ひばりちゃんより。」

さくらはメールを読み終わると、私の顔を見ながら笑い出した。

「も、もうだめ。お姉ちゃんが……おかしくて!」

さくらは笑いが止まらない。

「えっ!?そのメールひばりからなの?」

私は、さくらから携帯電話を受け取るとメールを読んだ。

「さくら!このメール、ひばりからじゃないの!」

「うん、そうだよ。」

さくらは、笑いながらこたえた。

「もうっ!あんな泣きそうな顔をして、私を騙したわね!」

「ごめんごめん。ちょっとびっくりさせようと思ったんだけど、途中から笑いがこらえられなくて。」

さくらは、まだ笑っている。

「もうっ!ひばりもひばりよ。こんなときにメールを送ってくるなんて!」

もちろん、ひばりは悪くないのだが。

「だいたい、心の恋人ってどういう意味なのよ?」

私は、さくらに聞いた。

「そんなこと、私に聞かれてもわからないわよ。ひばりさんに聞きなさいよ。」

それもそうか。

「まあ、いいわ。後で聞くわ……」

私は、疲れてベッドに倒れこんだ。

「お姉ちゃん、どうしたの?大丈夫?」

「大丈夫じゃない……かも。」

大丈夫じゃないのは、さくら、あなたのせいよ。

「だいたい、さくらがアドレスを教えたりするからじゃない。」

「もう終わったことはいいじゃない。」

「さくらは、いつも……」と、言いかけたとき、再びメールの着信音が鳴った。

「また、ひばりかしら?」

私は、携帯電話の画面を見た。

「……!」

「お姉ちゃん、どうしたの?まさか、太陽さんから?」

私は無言でうなずいた。

「なんて書いてあるの?」

さくらは興味津々だ。

「ちょっと待ってよ、まだ読んでないから。」

私は深呼吸をすると、メールを開こうとした。

「いただきっ!」

さくらが叫びながら、私の手から携帯電話を奪い取った。

「ちょっと!何するのよ、びっくりするじゃない。」

「まあまあ、お姉ちゃん、読むのが怖いんでしょ?私が読んであげるから。」

さくらはそう言うと、メールを読み始めた。

「それじゃあ読むわよ。『冬野ひまわりさん、突然のメールお許しください。

妹さんから、ひまわりさんのメールアドレスを教えていただきました。

今日はお会いできて、本当に嬉しかったです。

皆さんが、せっかく楽しんでおられたところを邪魔してしまい、申し訳ありませんでした。

本当は、まだお帰りになる予定では、なかったのではないでしょうか?

もしもそうだったとしたら、すみませんでした。

しかし僕は、ひまわりさんを一目見て、本当に好きになってしまいました。

どうか、また会っていただけないでしょうか?

よろしくお願いいたします。

今日すぐじゃなくてもいいので、返信よろしくお願いいたします。』だって。ずいぶん固い文面ね。お姉ちゃん、聞いてる?」

さくらは、メールを読み終えると、携帯電話を私に差し出した。

「聞いてるわよ。」

私は、携帯電話を受け取りながらこたえた。

「それで、どうするの?」

「……うん。」

どうしたらいいんだろうか?

「うんじゃわからないわよ。どうするの?付き合うのか付き合わないのか、はっきりしなさいよ。」

さくらは強い口調で言った。

「そんなことを言われても、そんなにすぐには決められないわよ。」

「決められないっていうことは、付き合いたいっていう気持ちもゼロではないのね。」

確かにそういうことになるのだろうか?

「そうかもしれないけれど……」

「お姉ちゃん、わかったわ。強く言いすぎてごめんね。そうよね、そんなに簡単に決められるようなことじゃないし、簡単に決めてはいけない大事なことだよね。」

さくらはそう言うと、優しく微笑んだ。

「さくら……私のほうこそごめんなさい。さくらもひばりも、私のためを思ってやってくれてるんだよね。」

私はそう言うと、さくらを抱きしめた。

今度は、さくらも嫌がることはなかった。

「それじゃあ、お姉ちゃん。よく考えてね。それでも、なるべく早く返事をしてあげたほうがいいと思うよ。何日も待たせるのは太陽さんに失礼だよ。」

「うん。」

「それじゃあ、私が先にお風呂入ってもいい?明日は大学に行かなきゃいけないから、お風呂に入ってすぐに寝るわ。」

「わかったわ。」

さくらは部屋を出ていった。


「どうしようかしら……」

私は携帯電話を見つめながらつぶやいた。

それにしても積極的な人ね。

一度会っただけで付き合ってほしいなんて。

私は、ふと考えた。

涼太がこれくらい積極的だったら、事故の前に私たちは結婚していただろうか?

私は、写真の中で微笑む涼太に問いかけた。

もちろん、返事が帰ってくることはなかった。

「私ったら、何を考えているんだろう……」

今さらこんなことを考えても、むなしいだけだ……

私は、ふと時計に目をやった。

「10時か。」

秋山さんからのメールが届いてから、もう20分くらいたつ。

なんと返信しようか?

そういえば秋山さんからのメールの前に、ひばりからメールがきていた。

ちょっと、ひばりに電話をかけてみようか。

10時なら、まだ起きているだろう。

「もしもし、ひまわり?」

ワンコールもしないうちに、ひばりが電話に出た。

「ひばり?ずいぶん出るのが早いわね。」

「そろそろ、ひまわりから電話がかかってくると思っていたわ。」

「えっ!?どうして?」

「だって私は、ひまわりの心の恋人ひばりちゃんだからね。」

ひばりが電話の向こうで笑っている。

「ひばり、心の恋人ってどういう意味よ。」

「そのままの意味よ。私とひまわりは心と心で繋がっているのよ。」

なんか気持ち悪い。

「……ああ、そうね。」

「なによ、反応が薄いわね。もしかして気持ち悪いとか思ってるんじゃないの?」

「そ、そんなこと思ってないわよ。」

さすがにひばりは鋭いわね。

「まあ、いいわ。それで、どうしたの?」

「えっと……」

「彼からメールがきたんでしょう。」

やっぱり、ひばりはお見通しか。

「うん。」

「それで、私に電話してきた理由は?」

「ひばり……私、どうしたらいいと思う?」

「ひまわり、それを決めるのは、あなた自身って言ったよね。」

確かに、ひばりは電車の中でそう言っていた。

「うん……それはわかってるけど……」

「ひまわり、自分自身のことも決められないの?」

ひばりは呆れながら言った。

「ひばりならどうする?」

「やれやれ、仕方がないわね。そうね、私だったらとりあえず何回かデートをしてみるかな。でも今のひまわりには、それは無理そうね。」

「うん。無理だと思う。」

「それじゃあ、まずはメールのやり取りをしばらくしてみたら?」

やっぱりそれしかないか……

「わかったわ。」

「まずはメールのやり取りをしてみて、それで、ひまわりがデートをしてみたいと思ったら何回かデートをしてみて、それから付き合うのか付き合わないのか決めればいいんじゃない?そんなに急いで結論を出すことはないでしょ。」

「ひばり……ありがとう。やっぱり、ひばりに電話をしてよかったわ。」

私は心がスーッと軽くなっていくのを感じた。

「そうそう、ひまわり。いくら彼が、すぐには返信しなくてもいいって言っているからって、何日も待たせるのはよくないわよ。」

「うん、わかってるわ。さくらにも同じことを言われたわ。」

「あっ!そ、そうなの。」

あれっ?ひばりが何か慌てているような。

「ひばり、どうかしたの?」

「えっ?どうもしないわよ。ちょっとこれから用事があるから、もう切るわね。」

「うん、わかった。」

こんな時間から、どんな用事があるんだろうか?

「それじゃあ、ひまわり、また報告しなさいね。おやすみ。」

「うん、おやすみなさい。」

ひばりが、あわただしく電話を切った。

ひばりったら、どうしたのかしら?

まあ、いいか。

ひばりもいろいろ忙しいのだろう。

さて、どうしようか。

私は、秋山さんからのメールを読み返してみた。

メールを読んだ限りでは、いい人だとは思う。

「はぁ、なんて返信しようか……」

今日すぐじゃなくてもいいとはいっても、今日中に送ったほうがいいかしら?

うん?

『今日すぐじゃなくてもいい?』

そういえば、ひばりも言っていた。

『すぐには返信しなくてもいいって言っているからって』と。

私は、ひばりにメールの内容は話していない。

ひばりは、どうしてそのことを知っていたのだろうか?

うーん、メールの内容を知っていたのは私以外には……さくら?

また、さくらがひばりに教えたのね。

私の部屋から出ていったあと、私がひばりに電話をかけるまでのわずかな時間の間に、ひばりに電話かメールをしたのだろう。

「ふふっ。」

名探偵ひまわりにかかれば、こんな謎解きなんて簡単なことだわ。

「もうっ!さくらったら。」

まあ、さくらも私のためを思って、ひばりに連絡したのだろう。

さくらにも、ひばりにも、私がこのことに気付いたということは黙っておこうか?

機会があれば、さくらにでもそれとなく聞いてみようか。

そんなことよりも、今はメールの返信をしなければ。

「うーん、なんて返信しよう?」

いざ書こうと思っても、なかなか言葉が出てこない。

書いては消し、書いては消しを繰り返し、気付けばもう11時を過ぎている。

「はぁ。」

私って深く考えすぎなのかしら?

こんな短いメール文ですら書くのに苦労するのに、何百ページもある小説を書く作家さんってすごいわね。

などと考えていても、どうしようもない。

気分転換にというか、もう11時を過ぎているので、母に怒られる前に先にお風呂に入ってしまおう。

「うん。別に逃げているんじゃなくて、先にやらなきゃいけないことがあるだけよ。」

私は誰が聞いているわけでもないのにそう言うと、着替えを持ってお風呂へ向かった。

「ひまわり、まだお風呂に入ってなかったの?」

階段を下りたところで母に見つかった。

「うん、今から入るから。さくらは?」

「もう、とっくに上がったわよ。もう寝てるんじゃないの?」

「それじゃあ入ってくるね。」

「あっ、ひまわり。明日はどうするの?」

「明日?」

どうしようか……

「明日になってから決めるわ。」

私は、そう言うと、お風呂へ入った。


私は、お風呂から出て部屋へ戻った。

時計を見ると、もう0時を過ぎている。

ちょっとお風呂に長く入りすぎた。

さあ、メールを返さなければ。

どうしよう?

こんな遅い時間にメールを送ったら迷惑だろうか?

「いけないいけない。」

また、こうやって自分に言い訳をして、逃げてしまってはいけないだろう。

「一目惚れ……か。」

私はベッドにうつ伏せになり、秋山さんからのメールを読み返しながら、そうつぶやいた。

私は昔から、一目惚れというものを一度もした経験がなかった。

一目惚れって、本当にあるんだ。

しかも私が一目惚れをされる側になるなんて、思ってもみなかったことだ。

涼太は、どうだったのだろうか?

そんなことは一言も言っていなかった。

「ねえ、涼太。涼太は私に一目惚れだった?」

私は写真の中で微笑む涼太に向かって、そう問いかけた。

「さあ、メールを書こう。」


「はっ!」

しまった。

ちょっと、うとうとしてしまったみたいだ。

いけないいけない、早く書かないと。

外もすっかり明るくなっているみたいだ。

時計に目をやると10時だった。

「まだ10時か、2時間戻っただけみたいね。」

時間って戻るのかしら?

……

…………

………………!?

「ええっ!!」

私はあわてて窓のほうを見た。

カーテンの向こうは、すっかり明るくなっていた。

「う、嘘でしょ?」

どうやら私は、眠ってしまったみたいだ。

「えっと……どうしよう?」

とりあえず……朝ごはんか。


2016年11月15日


「お母さん、おはよう。」

私は台所に入ると、母に声をかけた。

「おはよう。今日は遅かったわね。」

「うん。ちょっとね……」

メールを書こうとして眠ってしまったことは、なんとなく黙っておいた。

「さくらは何か言ってなかった。」

「さくら?メールのこと?」

言ってるんだ。

「うん。何か言ってた?」

「お姉ちゃんは、新しい彼氏とのメールで忙しいとかなんとか。」

「えっ?まだ彼氏じゃないんだけど。」


私は朝食を食べ終えると部屋へ戻った。

とにかくメールを送らなきゃ。

私はメールを打ち始めた。

『秋山さん。

メールをありがとうございます。

昨日、返信をするつもりだったのですが、遅くなってしまってごめんなさい。

秋山さんの気持ちは、大変嬉しいのですが、私はまだ付き合うということは考えられません。

ただ、メールのやり取りだけでしたら大丈夫です。』

こんなものかな?

昨日あれだけ悩んだのが嘘のように、簡単に書けてしまった。

私のメールもちょっと固いかな?

まあ最初だし、これでいいから送ってしまおう。

「送信っと。」

そういえば秋山さんは、どんな仕事をしているのだろうか?

平日のお昼から遊園地にいたということは、夜の仕事だろうか?

今度、聞いてみようか。

そんなことを考えていると、メールの着信音が鳴った。

えっ?

もう返信が?

私が携帯電話を見ると、秋山さんからの返信だった。

『返信ありがとうございます。

了解です。

これからよろしくお願いします。

いつかデートしてもらえるようにがんばります(笑)』

最初のメールと比べると、ずいぶん軽い感じだ。

まあ、これからメールを続けていくのに、ずっとあんな固い感じのメールでは、なかなか打ち解けてはいけないだろう。

私たちは、その後昼食を挟んで、何通かメールのやり取りをした。

メールのやり取りでわかったことは、秋山さんは26歳で私よりも二つ年下だった。

遊園地で出会ったときに若そうだなとは思ったけれど、やっぱり年下だった。

家族は、お父さんとお母さんだけみたいで、秋山さんは3年前から一人暮らしだそうだ。

私が一番驚いたのが秋山さんの職業で、なんと小説家ということのようだ。

私が、『今、何をされているんですか?』と聞いたら、『今は、小説を書いています。』と帰ってきた。

他にも聞きたいことはあったけれど、秋山さんが2時過ぎには出かけなければいけないということで、また今度にすることにした。


夕方、帰宅したさくらがメールを見たいと言うので、私は夜になってからメールで秋山さんに許可を取って、さくらに見せた。

ちなみに秋山さんは現在、仕事中のようだ。

「へー、お姉ちゃん、もうこんなにメールのやり取りをしたんだ。」

さくらは私のベッドに座りメールを見て、びっくりしている。

さくらは昨日の私の様子を見て、今日こんなにメールをしているとは思ってもみなかったようだ。

「うん。なんか気付いたら、やってた。」

「お姉ちゃんより二つ年下かぁ。まあでも、そんなに珍しいことでもないよね。大学にも年下と付き合っている女の子もいたから。」

さくらはメールを読むのに夢中で、私の言うことは耳に入っていないみたいだ。

「お父さんとお母さんだけで、兄弟はいないの?一人っ子っていうことか。じゃあ、お姉ちゃん、お嫁にいかないとね。」

さくらが、とんでもないことを言い始めた。

「ちょっ、ちょっと!さくら、何を言ってるのよ!」

「大丈夫大丈夫。私が、お婿さんもらうから。お姉ちゃんは安心してお嫁に行って。」

いや、私が言いたいのは、そういうことではない。

「えっ!?小説家なの?」

さくらもやっぱり、そこに一番驚いている。

「そうみたい。」

「有名人?」

「私は知らないわ。」

私も小説は読むけれど、秋山さんの小説は読んだことがない。

まあ、本名ではなくペンネームで書いていたらわからないけれど。

「ちょっとスマホで検索してみる。」

さくらはスマートフォンで調べ始めた。

「……」

さくらは無言で調べている。

「あった?」

「うーん……見つからないなぁ。」

「本当に?」

まさか秋山さんが嘘をついたのかしら?

「考えられるのは、ペンネームで書いているか太陽さんが嘘をついているかだけど。」

さくらも、そう思っているようだ。

「でも、そんな嘘をつくような人じゃないと思うけど。」

「あら、お姉ちゃん。太陽さんのことをずいぶん信頼しているのね。」

さくらは私がこんなことを言うのが意外だったみたいだ。

「そういうわけじゃないけど……」

「じゃあ、どういうわけなの?」

もうっ!さくらったら意地悪なんだから。

「そんなことよりも、検索して出てこないならペンネームなんじゃないの?」

「うーん……でも、いくらペンネームだからといっても、ネットで調べれば本名ぐらい出てきそうだけど。」

確かに、さくらの言う通りだ。

本名を公表していない有名人の本名だって検索すれば、本当かどうかはともかくとして出てくるものだ。

小説家の○○さんの本名は秋山太陽だって、出てきてもよさそうなものだ。

「お姉ちゃん、もう一回メールを送って聞いてみたら?」

「えっ?そんなこと怖くて聞けないわ。」

「何が怖いのよ。嘘をつかれてたら嫌でしょう?」

まあ確かにそれはそうだけど……

「私が聞いてあげようか?」

「ううん。聞くなら私が聞くわよ。」

「そう、ならいいけど。」

「今日は、もう遅いから明日聞くわ。」

「まだ11時じゃない。でも嘘だとしたら、なんで嘘をついたんだろう?」

「もういいから!」

私は、ちょっとムキになりながら言った。

「うん、わかった。」

さくらは、そんな私の様子を見て驚いたように出ていった。

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