ひとときの楽しさそして崩壊

「日山家の子供かそれに、何だこの霊力。すごすぎだろ」


神社の中から外を眺めていたら、二人の子供がいて、一人は男の子。もう一人は女の子。幼稚園児みたいな子供だ。迷子にでもなったのか。日山家と神社とじゃ距離が遠すぎる。中から見ていたら瑞穂と明が一緒にあそんでいた。幸い今日は参拝者も少なく午後になっているため遊ぶのには丁度いい。和やかな光景を眺めまた奥に行こうとすると


「あのおじさんだあれ?」


「ぼ、僕も気になる?だ、だれ」


それに驚いた明は二人に質問した。どうして見えるのかを。


「ふたりとも、どうしてあのおじさんが見えるの?」


「そうですね……なんであのおじ様がみえるのですか?」


瑞穂もおどろいてて質問したら二人は当然のようにこう言った。


「だって、普通に見えるし。」


「僕も、普通に見えるし。」


「まじかよ、タケピリカが見えるとかこんな子供に?」


「驚きましたね。力が強いんでしょう。」


驚いてる二人に子供は不思議にしていたが、その時中からタケピリカが出てきて子供に話しかけた。


「おじょうちゃんと僕、おじさんが見えるんだね驚いたよ~」


話しかけたタケピリカは、驚きながらもいつも道理だ。まあ、あいつだからな


「お、おじさんだれ?人間なの?」


「おじさん人間じゃないでしょ!妖怪だ!!」

「おじさんは、人間でも妖怪でもないよ~神様だよ」


ひょうきんで当たり前のようにに言ったこいつに明は呆れていた。


「おじさん神様なの?妖怪かと思った。」


「ほ、ほんとうにびっくりした。」


二人の様子を見ていると、女の子の方が気が強く、男のこの方がちょっとビクビクしていた。力の差が、みえみえだな。

四人でしばらく話していると、強い悪霊の気が何匹も感じこっちに向かってるのがわかった。四人も力の強い人がいて、それに加え神がいるとなると狙われるのはわかる。

即座にタケピリカは竹光をとってこようとした時、神時計の針が早まりだした。


「ここでか、今早まれても困るんだけどな。」

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