第3話 敬樹暦305年 魔法の花畑

「みてみてナオミ。」

「おはなのかんむりつくったの。」


同じ顔をした2人の少女が母親らしき女性へ

手に載せた花輪を差し出しておりました。


そこは、3人の暮らす家から

少し離れた草原。

色とりどりの花々が咲き乱れる

夢のような場所。


魔女ナオミが双子の少女達へ

プレゼントした花畑。


世界の片隅にナオミの愛により、

永久に枯れることの無い小さな楽園が

出来つつあるのでした。

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