3rd Game レースゲーム編
追記26 South YOKOHAMA~3章プロローグ~
「YOKOHAMA……俺達のBATTLE FIELD……」
「……陰っちまったこの空に……」
「……冴えるのは……俺たちのPLAYING……」
「土砂降りの雨の中を、傘もささずに俺は歩いた……」
「Chill Out……サウナの後に水風呂に入るようなものさ」
「頭を冷やさなきゃ……どうかなっちまいそうだったんだ」
「これから俺は、Gameに命を張りにいく……」
「例え話なんかじゃねえ……文字通り、ゲームの結果に俺たちの命がかかってる……」
「負ければ命の保証は無いし、勝っても生きて帰れるか分からない」
「冗談じゃねえ……」
「俺だって最初はそう思ったさ……」
「好きでもない女のために、身を投げ出すなんて馬鹿げてる……」
「だが……結局は首を縦に振っちまった。あいつのことを放っておけなかったんだ……」
「それに、『奴』にはどうしても勝たなきゃならない……そう思ったんだ」
「これから俺が戦うのは、かつて勝てなかったRival……」
「あいつの、Phantomみたいな奴だ……」
「怖くねえって言えば嘘になる……」
「やらなくて済むなら、やりたくねえ……」
「だったら、逃げ出すか?」
「それこそ冗談じゃねえ……」
「俺はもう……逃げはしない……そう決めたんだ」
「戦って……勝って……真実に辿り着く……」
「そして戻るんだ……」
「この暗闇から……陽の当たる場所へ……」
「さあ漕ぎ出そう……Racing Lagoonに……」
「これから語るのは……新たな伝説の生まれた夜の話だ……」
「ごま塩程度に、期待してくれ」
裏プロゲーマー放浪記『アルムナイ』
3rd Game レースゲーム編
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