第18章 過去との邂逅

 桑原くわばら刑事は夜に別荘に訪れるという。理真りまが連絡した菊柳きくやなぎ家でも、源市げんいち可南子かなこ光一こういち玲奈れいな沖庭おきにわ、揃って間多良まだらの骨を見に来るそうだ。

 ばたばたしそうなので夕食はインスタントラーメンで勘弁してもらった。もちろん具は入れるよ。野菜と肉をさっと炒めてラーメンの上に盛りつける。それだけでは足りないだろうと、残りのご飯で炒飯もした。炭水化物ばっかりで悪いね。

 皆がラーメンと炒飯をかき込み終えたが、まだ誰も到着する気配はない。菊柳家の人達よりも先に桑原刑事が別荘に到着したのは、食事を終えて一時間もしてのことだった。こんなに時間が開いたならもっとちゃんとしたものを作ったのに、と私は悔やんだ。


「探偵さん、やったな」


 桑原刑事は入って来るなり理真を見て、にやりと笑みを浮かべた。

「見つけたのは俺です」と加藤かとう刑事が手柄を主張するが、桑原刑事は、そうかご苦労、と、ひと声かけただけで、


「菊柳の人達もここへ? まだ到着していないな。じゃあ、先に話しておこう。次晴殺害時刻の里中さとなかのアリバイだが、これはないと言っていいな」

「どういうことですか?」と理真。

「その日、日曜日は、ひとりで出掛けていたというんだが、行き先ははっきりしていない。ドライブをしていたので、店の店員など証明してくれる人はいないというんだがな……」


 桑原刑事が難しい顔をした。


「まだ何かあるんですか?」それに気付いたのか、加藤刑事が先を促す。

「ああ、菊柳玲奈のアリバイだがな、これが怪しくなってきた。その日、玲奈が遊びに行った友達がピザを頼んでいたことが分かった、時間は午後四時前後。注文はミックスピザ一枚にドリンクが三人分だったんだが、その日、証言によれば玲奈も含めて家には四人いたはずなんだ」

「ひとり分足りない?」

「ああ、宅配したピザ屋の店員も玄関で金を払ったひとりしか見ていないので、その時家に何人いたかは分からないと言うんだがな。臭いだろ?」

「そのことは友達には?」

「まだ訊いていない。訊いてもどうせしらばっくれるだろうけどな」

「里中さんと玲奈ちゃんの二人が、揃ってアリバイが不透明なんですね」


 理真は神妙な顔をして腕を組んだ。


「ああ、いつかファミレスで話したように、里中がいれば車で犯行現場まで行って家まで送ってもらうことは可能だ」

「共犯だと?」

「落ち着け加藤、まだ疑わしいというだけだ」


 桑原刑事が言った直後、玄関の向こうから車のエンジン音が聞こえてきた。


「到着したらしいな。この話はいずれまた」


 理真は了解して、玄関へ向かった。



 沖庭が手伝ってくれ、私は全員にお茶を出した。座卓を囲んでいるのは、源市、可南子、沖庭。桑原、中野なかの、加藤の三刑事。そして理真。視線は一様に座卓中央に置かれた桐の箱に注がれている。間多良に直接関わりのない光一と玲奈は座卓から離れているが、やはりその目は桐の箱に向いている。


「……では、開けてくれ」


 源市の言葉を合図に、手袋をした加藤刑事がそっと桐の蓋を持ち上げる。


春頼しゅんらいさん……」


 箱の中身の白い骨を見て可南子が呟いた。可南子の口から間多良春頼の名が聞かれるのは初めてだ。沖庭も息を呑んで見つめる。源市の表情は変わらず、その心中は窺い知れない。


「間違いないんですか、これが、間多良の……」


 理真を見て言った沖庭に、理真は一緒に入っていた封筒を渡す。沖庭は中身を取り出し座卓に広げ、可南子と源市もそれを覗き込む。


「間違いない、家内の字だ」


 源市が言った。医院発行の書類に記された絹江きぬえのサインを見てのものだろう。光一と玲奈はその様子を不思議そうな目で見つめている。自分の知らない過去と向き合う家族の姿に戸惑いを感じているような顔をしている。


「こちらは証拠品扱いとし警察で保管させていただきます。よろしいですね」


 一同の邂逅かいこうを破るように桑原刑事が告げた。


「……仕方ないな」


 源市が漏らし、可南子を見る。その可南子もゆっくりとこうべを垂れた。続けて源市は桑原刑事に向き直り、


「間多良の骨が事件解決の助けになるんだろうか」


 これには桑原刑事も返答に窮し、理真を横目で伺った。そうだろう。間多良の骨捜索を言い出したのは理真なのだ。その視線を追った源市も理真へと顔を向ける。


「はい、重要な証拠になる、と思います」


 理真は答えたが、何だか歯切れが悪い。それもやむなしか。理真の心中を知ってか知らずか、源市は、そうか、と小さく呟き、可南子に向かって、


「では、我々はもう行くか。途中で何か食べていくか」

「皆さん夕食はまだなんですか?」


 源市の言葉を聞いて私は尋ねた。源市がそうだ、と答えると。


「だったら、私何か作りますよ。ご飯もたくさんありますし。皆さん食べていって下さい」

「あ、それ賛成。私、江嶋えじまさんの手料理食べたい」玲奈が言った。


 源市は、可南子、光一と顔を見合わせ、最後に沖庭の顔を見る。誰も反対をしなかったので、


「では、ご馳走になろう」と浮かせかけた腰を畳に戻した。

「ねえ、ついでにここに泊まっていこうよ。私、安堂さんと江嶋さんと一緒に寝る」


 顔を輝かせた玲奈を、


「まあ、玲奈、そんなこと」


 可南子がたしなめた。先ほどの間多良の骨を見ていた時とはすっかり変わり、母親の顔に戻っていた。


「いいじゃない、お客さん用の寝間着や布団もたくさんあるでしょ」


 玲奈は今度は源市に顔を向けた。祖父の了解を取れば母親は何も言えなくなると踏んでいるようだ。


「いいだろう。今日はここに泊まろう。間多良の骨が見つかったのも何かの縁かも知れん」


 祖父の言質を取った玲奈は、やったー、と両手を挙げた。可南子もしょうがないというふうにため息をついたが、その表情は別段怒ってもいないようだ。光一と顔を見合わせる。光一も、仕方ないな玲奈は、と言いながら笑う。自分が知っている妻の顔が戻ってきたのを喜んでいるように見えた。台所へ向かいかけた私に沖庭が料理の手伝いを申し出てくれた。それはありがたい。私は喜んで受け入れる。


「じゃあ、俺は行くからな」桑原刑事が立ち上がり、「あれは明日の朝一で署まで持ってきてくれ」あれ、と言ったときに座卓を上の箱に目をやり加藤刑事に言った。

「もうお帰りですか? 桑原さんも食べていって下さいよ」


 それを聞いた私は台所に行きかけた足を止めた。


「ん? 俺もか?」と、桑原刑事は戸惑ったような表情をする。

「そうして下さいよ桑原さん。江嶋さんの料理、おいしいですよ」加藤刑事も引き止めにかかる。

「桑原さんも泊まっていけばいいじゃないですか。どうせ今日も署に泊まりなんですよね」


 さらにそう付け加えたのは中野刑事だ。桑原刑事は、そうか、と言って座り直す。


「江嶋さん、何作るんですか?」聞いてきた加藤刑事に、

「大勢で食べると言ったら、カレーでしょ」

「やったー、江嶋カレー、もう一度食べたいと思ってたんですよ」


 あれは理真の好みを反映させたから、正確には理真カレーだ。というか加藤刑事、まだ食べる気なのか。


「カレーには、私も一家言ありますよ」それを聞いた沖庭が腕まくりをする。

「私もお手伝いします」


 と可南子まで立ち上がり、玲奈にも手伝いに来るよう促したが、玲奈はぶーぶー言う。あまり人がいても台所に入りきらないため、料理は私、沖庭、可南子の三人でやることにした。



「こうなると分かっていれば、色々材料を買ってきましたのに」


 沖庭は器用にジャガイモの皮を剥いている。ピラーを使わずに包丁でだ。包丁のアゴを使って芽も丁寧に取っていく。早い。料理に関しては相当な手練れだな。


「沖庭さんのカレーはこだわりがありますものね」


 可南子はニンジンの皮を剥いて切っていく。こちらも慣れた手さばきだが、沖庭のそれと比べると見劣りしてしまう。私は米を研ぎご飯を炊く。残りのご飯だけではこの人数をまかないきれない。加藤刑事もがっつり食べる気でいるらしいし。当然理真もだろう。


「細切れ肉を使うんですか。なかなか面白いですね」


 沖庭は切った野菜を炒めながら、脇に置いた細切れ肉のお徳用パックを見た。具材を炒めるとき、野菜、肉の順番で炒めるのはカレーの常套だが、細切れ肉の場合は火が通りやすいため、炒めるのは本当に最後の最後にさっとだ。大きな鍋の中で野菜はきつね色に炒め上げられ、いい香りを立ち昇らせている。タマネギはみじん切りに近い大きさまで切られ、鍋の中で原形を留めないくらいにまで炒められトロトロになっている。これが沖庭流のようだ。


「いい匂いに釣られて来たぜ」


 理真が鼻をくんくんさせながら姿を見せた。食い意地が張っていると非難はできない。確かに沖庭が炒めた野菜の香りの良さは尋常ではない。塩胡椒に味の素など調味料のブレンドと肉野菜そのものの香りが混じり合い、このまま野菜炒めとして食べてしまいたいくらいだ。本来沖庭が使いたい調味料がこの場にはなかったのかもしれないが、それでもアドリブでここまでやってしまうとは。カレー、いや、料理に関してはどうやら私の完敗のようだ。炒め上がった具材の鍋に水を入れ煮込む。ここまで来たらもう完成したようなものだ。あとは沸騰するまで煮込んだらカレールゥを投入するだけである。


「ここまで来たらもう完成したも同然と思ってはいませんか?」


 沖庭が私の心を読んだかのような指摘をしてきた。どきりとする。


「煮込み加減の調整も重要なんですよ。ジャガイモに爪楊枝が抵抗なく刺さるくらいがよいとされますが、うちでは源市様が柔らかい具材がお好みですので、もう少し煮込みます。ですが、今回は薄い肉を使っていますので、あまり煮込むと肉が硬くなってしまいます。適時、煮込み加減を見ましょう」


 今まで、鍋に水を入れたら沸騰するまで本を読んだりテレビを見たりしていた私は大変恐縮する。


「沖庭さん、凄いですね」その様子を見学していた理真も感心した声を出す。「お料理はいつも沖庭さんが?」

「いえ、料理はほとんどお手伝いさんに任せています。私の料理は趣味でして」

「沖庭さん、昔から料理はお得意でしたものね」と可南子が、「私も色々教えてもらったことありましたね」

「そうでしたね」


 二人とも懐かしそうな、遠い目になった。まだここが別荘でなく菊柳家の本邸だったころのことだろう。


「春頼さんと二人でカレーをご馳走になったときもありましたね……その時の彼も、今の安堂さんみたいに驚いていましたよ。沖庭さんおいしいです、って。彼、普段は小食なのにその時は二杯も食べて……」


 可南子は少し俯いて、「私、皆さんの寝室の用意をしてきますね」台所を出た。私には、涙を見られまいとして出て行ったように見えた。


「……可南子さん、つらいでしょうね」


 可南子の足音が聞こえなくなってから、私は誰にともなく呟いた。


「ですが……」沖庭がそれに応ずるように、「安堂様が、この事件の犯人は両腕が使える人物だと推理してくれたお陰で、お嬢様は随分とお心が楽になったのではないかと思います。犯人が隻腕鬼ではない、間多良ではないと証明されたのですから」

「沖庭さんや可南子さんも、やはり間多良は今もどこかで生きていると?」


 理真が尋ねると、


「そう思いたいです。彼が姿を消した理由は分かりませんが、今も、どこかで元気に暮らしていると」

「巷間で言われている隻腕鬼は、間多良ではない、と?」


 沖庭はため息をひとつ吐きだし、


「もし、間多良がこの近くに身を潜めていて、それが目撃されたのだとしても、少なくとも人を襲うなどという噂は全くのデタラメです。どんな事情があろうとも、間多良は理由もなく人に危害を加えるような男ではありません……」


 理由があれば襲うこともあり得ると? 私は理真がそう言い出すのではないかとひやりとしたが、理真は黙ったままだった。沖庭も言ったように、この事件の、少なくとも次晴を殺した犯人は両腕が使える人物だと推理されている。間多良が左腕を失ったのは間違いのない事実だと分かったため、次晴を殺したのは間多良ではない。

 しかし、第一の殺人についてはそんな推理をする材料はない。死体の左腕が切断されていた事実から、間多良がこの事件に全く無関係だとは考えられない。その姿を私たちが見ることはあるのだろうか。いや、矢作やはぎの目撃情報があった。あれが間多良であれば、彼はこの事件にどんな形で関わっているというのだろうか。


「警察の山狩りは行われるのでしょうか?」


 今度は沖庭が、誰にともないように呟いた。


「はい、結局源市さんが渋っているような話を聞きましたが、今度という今度は時間の問題でしょう。事は殺人事件です」理真が答えた。

「……そうですか」


 三人とも黙り、カレー(まだルゥを入れていないので、正確にはカレー以前のものなのだが)が煮込まれる、コトコトという音だけが台所に聞こえる。


「ささ、後は私が見ますので、お二人は食卓の用意をして下さい。居間の押入にもうひとつ座卓がありますから。あれだけの人数ですからね。隣の部屋の襖も開けて広くしたほうが良いでしょう」


 沖庭に追い立てられるように私たちは台所から出された。沖庭はすぐに後ろを振り向き鍋に向かう。沖庭も涙を見られまいとしているのではないか? 私はそんなふうに感じた。結局、沖庭に手伝ってもらうというより、私と可南子が沖庭の手伝いをしたような格好でカレー作りは幕を閉じた。



「ん? うまい! 江嶋カレー、また進化しましたね?」


 スプーンでひとすくい、カレーを口に入れた加藤刑事が顔を上げた。横では中野刑事も、ううむ、と唸っている。


「今回は沖庭さんに手伝ってもらいましたから、もし前回よりもおいしいと感じてくれたなら、それは沖庭さんの腕です」


 沖庭は、恐縮です、とばかりに腰を折る。


「こんなうまいものが食えるとはな。帰らないで正解だった」


 桑原刑事もご満悦のようだ。


「ありがとうございます」沖庭は腰を上げ、「私はお風呂の用意をしてきますので」

「沖庭さん、食べないんですか?」


 理真の質問に沖庭は、


「はい、私は皆様にお出しする間に先に戴きましたので。皆様のお世話に専念させていただきます」


 一礼して風呂場へ向かった。


「沖庭さん、出来た人だなー」と感心したように中野刑事。

「ええ、うちにはいなくてはならない人です」


 可南子もカレーをすくいながら微笑む。彼女は小食のようで、皆のように大皿ではなく茶碗で戴いている。光一も、そうそう、と頷く。


「ねえねえ、安堂さん、江嶋さん、一緒にお風呂入ろうよ」


 玲奈が早くも食事後の予定を急かす。


「いやいや、一番風呂は源市さんでしょ」


 理真は源市を見る。可南子と同じように茶碗でカレーを食べている源市は、


「せっかくの気遣い悪いが、私は一番風呂は苦手だ。どうも新しいお湯に浸かると肌がひりひりするようでな。年だな」


 一番風呂を固辞した。もっとも、これだけの人数だ。途中で一度お湯は入れ替えたほうがいいかもしれないのだが。

 夕食は終わった。かなりの量作ったと思ったのだがカレーはめでたく完売した。ラーメンと炒飯を食べたはずの中野、加藤両刑事、理真も普通におかわりをするほど食べるし……私は、こんなことならラーメン食べなきゃよかったと、少し後悔しながら軽くひと皿戴いただけだった。

 私が食器を台所に運ぶと、すでに沖庭がカレー鍋を洗い始めていた。


「カレーの鍋や食器はすぐに洗うのが鉄則ですからね」


 沖庭の言葉に私は大きく頷き、


「カレーを食べた皿を一晩でも置いておくと、もうそのお皿、捨ててしまいたくなりますよね」


 私が返すと沖庭は笑った。


「乾いてこびりついたルゥとご飯を取るのは、ひと苦労ですからね」


 沖庭は、私から受け取った皿を流しに入れる。


「分かります。あの乾いてカピカピになったご飯って、宇宙で一番硬い物質ですよね」


 沖庭は皿を洗いながら、さらに声を上げて笑った。



 入浴を済ませ居間でお茶を飲んでいると、中野、加藤両刑事が寝泊まりしている一階奥のいつもの部屋から、骨の箱は俺の枕元へ置いておけ、と桑原刑事の指示する声が聞こえる。今日は刑事三人仲良く同室で寝るようだ。居間には私の他には、理真、玲奈、可南子、沖庭が揃ってテレビを見たり談話をしたりしている。源市と光一はもう疲れたと言って寝てしまった。玲奈はしきりに理真に話しかけている。


「安堂さん、今はどんな小説書いてるんですか?」

「ちょうど連載中のがあるよ」


 理真は小説が掲載されている雑誌の名前を教える。女性が主なターゲットの総合情報誌だ。玲奈がそれを読んだらどう思うか私は想像した。互いに愛し合っていても親の反対により結ばれない恋人の物語。自分と里中に重ね合わせて読むだろうかと。次晴死亡時刻の玲奈と里中のアリバイが怪しいという話を思い出した。まさか今訊いてみるわけにはいかない。アリバイが不明瞭というのでは、ここにいる可南子と沖庭もそうだ。確たる証言は取れていない。可南子は珍しく自分で車を運転して出掛けたというし。


「……私もそろそろ失礼しようかしら」


 可南子が口元を隠しながら言う。欠伸をかみ殺したようだ。


「玲奈ちゃん、私たちも布団入ろうか」


 理真のほうは堂々と大欠伸をした。玲奈も眠そうに目を擦りながら、


「うん、私も眠くなってきちゃった、まだ色々お話したいのに……」


 刑事たちの寝室からも、もう話し声は聞こえない、就寝したようだ。私もちょっと眠い。おやすみなさい、と声を掛け合い、私たちはそれぞれの寝室へ向かった。可南子は最後に、「歯を磨いてから寝るのよ」と玲奈に声を掛けるのを忘れなかった。

 一階には刑事三人、源市と沖庭、可南子と光一がそれぞれ部屋をとり、二階の私と理真の寝室には玲奈が一緒に寝る。私たちは布団に入ってからも雑談を続けていたが、気が付くと理真と玲奈の二人はいつの間にか寝てしまっていた。私も明かりを消し布団を被ると、すぐに眠りの世界へと落ちていった。

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