番外編4 ウラノス探索【4000PV Thanks!】 ※mission1-32以降



 皆さんこんにちは! いつもブラック・クロスを読んでくれてありがとう!


 今回のPV感謝企画は少しシュコーを変えて……ヴァルトロ四神将のお部屋にトツゲキしちゃうよっ!


 というのも、「四神将好き!」と言ってくれた方が何名かいらっしゃったにも関わらず、オトシマが全然本編で四神将出さない!


 ……これはダメだよね。ということで僕が特別に『裏ブラクロ』の場をお借りして、四神将を登場させちゃおうってわけ。


--え? そんなこと勝手にしていいのか、って?


 大丈夫大丈夫。どうせオトシマは番外編のネタが■■■(※作者により削除されました)るんだから。





 さて、僕が今いるのはヴァルトロの誇る飛空挺・ウラノス。目の前の部屋は、四神将を統括する--ぷぷ……あ、ここ笑っちゃダメなとこだっけ?--ドーハ様のお部屋だよ!


 ノックしてみよう。コンコン。あ、留守みたい。じゃあ早速お邪魔しまーす。


--え、勝手に入って良いのか、って?


 大丈夫大丈夫! 僕、飛空艇の中で入れない場所はないんだ! だからソニア君がシャワーを浴びているときだって普通に■■■■(※作者により削除されました)あるよ?


 ドーハ様のお部屋は本編で一度出てきているよね。あのときは色々あって……ぷぷぷ……あまり描写がなかったけど、実はドーハ様は読書家なんだ。ほら見て! 部屋の隅っこに本が積まれてるでしょ? 全部ルーフェイの創作小説だね。ヴァルトロの人は普通、あまり小説は読まないんだ。ブコツな軍人さんばっかりだからね。でも、ドーハ様はルーフェイ人のお母様のエイキョウを受けて、小説が好きみたいなんだ。……あれ、これ言っちゃダメなやつだった?


 ゴミ箱の中にはたくさんの丸められた紙くずが……


--え、触っちゃだめだって?


 もう遅いよー。別に触っちゃダメなようなものでもないけどなぁ。ほら、何か文字が書きなぐってあって、くしゃくしゃに丸めて捨てたただのメモ書きだよ。なになに……「またソニアが命令違反した。父上は何も言わない。えこひいきだ」……うーん、男のシットは醜いね★




 さて、次は参謀のキリ君の部屋に行こう! キリ君のお部屋はとっても整理されてるねー。壁は全面本棚になってて、難しそうなタイトルの背表紙がいっぱい! ドーハ様は小説が好きだけど、キリ君は軍記物、歴史物、経済書、科学理論書……色々読むみたい。


 部屋の真ん中にはテーブルがあって、一面に世界地図が広げられている。地図上に乗せられてるチェスのような駒……これは今四神将がいる場所を示しているのかな。


「来ていたのですか、■■■■(※作者により削除されました)」


 ひゃっ! キリ君、部屋の中にいたの!?


「ノックもせずにボクの部屋に勝手に入るとは良い度胸ですね……」


 ひぃぃぃぃ。細目で笑ってるけど、これは絶対に怒ってる! 退散! 退散します!





 お次は技匠アラン君の部屋……が目の前にあるけど、ここは素通りしますっ!


 入れないわけじゃないんだ……ただね、今前を通ったら部屋の中からこんな声が聞こえたんだよ。


「俺なんて……俺なんて……もうだめだ死にたい……そもそも師匠に拾われたところから間違っていたんだ……」


 アラン君、今日は鬱モードみたい。テンション高い時もウザいけど、僕は鬱モードの方がもっとめんどくさいと思うな。というわけで、アラン君のお部屋はまた今度。





 次はフロワ君のお部屋だよ! うわっ! 部屋の中植物だらけ! まるでジャングルみたいだ。入り口にある花、赤と黄色で綺麗だなぁ……ってワァァァァァ!


「あらあら、■■■■(※作者により削除されました)ちゃん来てたの? 飴ちゃんいる?」


 褐色の肌の手が、僕に向かって飴玉を差し出してきた。食虫植物の罠にかかって、天井に吊り下げられている僕に。いいから早く下ろして……


 フロワ君は慣れた感じで食虫植物を大人しくさせて、僕を助けてくれたよ。はー、死ぬかと思った。


「驚かせちゃってごめんなさいねぇ。この子、ちょうどお腹減っていたみたい」


 フロワ君はにこやかに笑って、部屋の冷蔵庫から巨大な肉塊を取り出すと食虫植物に向かって放り投げた。ばきょ。めきょ。ばきばく、モグッ。さーっと血の気が引いていく。僕は飴玉だけもらってこっそり部屋を後にした。





 最後はソニア君のお部屋! お邪魔します! はい、何もない!


「なんだ、■■■■(※作者により削除されました)か。何しに来た」


 珍しくソニア君は起きていた。この部屋には彼が寝るためのソファと、鍛錬用の人形くらいしか置いていない。こないだ女衛生兵から洒落たランプをプレゼントされてなかったっけ?


「ああ、それか。要らないから断った」


 全く、ソニア君はいつもクールだね。でも僕は彼のそんなブレないところが結構気に入っている。


「髪、伸びたな」


 そう言ってソニア君は僕の青白い髪に触れた。


「フロワに切ってもらえ。ああ見えてあの人は手先が器用だからな」


 ソニア君が切ってよ。刃物を扱うのは得意でしょう?


「刀とハサミを一緒にするな。それに、俺は女の髪型の流行りは分からないし」


 そう言ってソニア君はソファの上に寝転がってすぐに寝息をたてはじめた。ちぇ、つまんない。




 さて、どうだったかな? 本編ではなかなか見られそうにない、四神将のオフの姿をお届けしたよ!




……え、僕は誰か、って?




 ふふふ。


 それは三章中には明かされるはずだってオトシマが言ってるよ。僕が登場する日を楽しみにしていてね!





〜4,000PV Thanks!〜

by Beni Otoshima (2016.05.10)


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