番外編2 コーラント姫との見合いを成功させよ!【2000PV Thanks!】※mission1-32以降
◎遠征報告書(文責:ドーハ・エスカレード)
滞在初日
10:00--
ようやくコーラントに到着。疲れた……。
キリが「田舎出身の娘は良き妻になります」というから承諾したけれど、不細工だったらどうしよう。俺は母上のような美人な女性とお付き合いしたいのだけれど。
キリは到着してからずっと第三倉庫にこもっている。
ソニアは……寝ている。
11:00--
そういえば衛兵が二人いない。俺の飛空二輪のメンテナンスを頼もうと思ったのに。父上に言いつけて給料下げてやろう。
ソニアは……まだ寝ている。
13:00--
なんだか緊張してきた。倉庫から出てきたキリが、「酒を出されたら、一気飲みをした方が男らしく見える」とアドバイスしてきた。仕方ない、酒はあまり得意じゃないが。
ソニアは……起きてこないので、会食の人数を一人分キャンセルしなければいけないな。
14:00--
ユナ姫、思っていたよりかわいい……! 歌もとても素敵で、思わず涙が出た。
ヴァルトロは元々傭兵集団だったせいで、こういう素朴な感じの、華奢な女の子っていないもんな。フロワのような女性ならたくさんいるけど……
16:00--
ウラノスへ戻る。ユナ姫にはなぜか振られてしまった。見合いをしたがっていたのは向こうじゃないか。
キリが彼女を振り向かせる作戦を立ててくれるらしい。あぁ、彼がいてくれてよかった。
ソニアは……相変わらず寝ている。
17:00--
作戦会議が開かれた。
キリが港の調査をさせたところ、ブラック・クロスの二人が登録商人ギルドのふりをして密航していたことが分かったらしい。うん、この作戦ならブラック・クロスの奴らを捕まえて、ユナ姫も振り向かせられる! 一石二鳥じゃないか。
ソニアは……会議が終わった頃にようやく起きたが、剣の鍛錬をするといって飛空艇内の訓練場に行ってしまった。
21:00--
明日コーラント王に見せる手配書を確認していた。ルカ・イージス、なんかこいつの顔見てるとムカつくんだよな。手配書なのになぜか笑顔で写ってやがる。もっとカッコ悪い写真はなかったのか。このアイラって人は本当に美人だよなぁ。
キリは再び第三倉庫にこもって何かをしている。
ソニアは……もう寝てしまったらしい。
22:00--
「暇なら入り江の洞窟へ行って桜水晶を採ってきなさい」とキリに言われ、仕方なく洞窟へ。なんか人使い荒くないか? 俺はヴァルトロの王、マティス・エスカレードの息子だぞ。
桜水晶をとろうとしたら、小さな爆発が起きた。なんなんだよ、もう。幸い火傷だけで済んだけど……
滞在二日目
7:00--
タイミングを見計らって、コーラント城に颯爽と登場。どうだ、この時の俺、けっこう決まったんじゃないか? そのせいか、ユナ姫が「本当はドーハ様と二人でお話したかったの」と言ってきた。やったぜ!
ソニアは……無理やり起こして、作戦通りの位置につかせておいた。あいつ、会議に出てないからちゃんと作戦を理解しているか不安だけど。
9:00--
◎△$♪×¥●&%#◯*¢▲♨!?
11:00--
股間は痛むわ、俺の飛空二輪はなくなってるわ、結局キリの作戦は失敗してるわ一体何なんだよ……
ソニアは……知らん、どうせ寝ているんじゃないか。
19:00--
ヴァルトロ本国に帰還。
以上、遠征報告書となります。
(受理局印:[もう少しがんばりましょう])
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