因果応報

20XX年 10月10日 19:00 京都府京都市東山区“祇園”


その日も、祇園の夜は賑わっていた。

京阪電鉄祇園四条駅を出ると四条通があり、鴨川に架かる四条大橋とは反対方向に東入ると祇園の中心を通る花見小路通にぶち当たる。

そして、そのメインストリートを下がると、京都有数の花街が広がっている。

古都の面影を残した風情のある街並みは、現代の照明技術によって、昼間のそれとは違った味わいを醸し出しており、

また、繁華街でもあり歓楽街でもあるこの花街は夜になるとその筋の店で働くそれらしい出で立ちの女達が何処からともなく現れ始め、

この風情溢れる街をさらに歪なものにしていた。


「林さん、河豚はお好きではありませんでしたか?」


風情溢れる花街にある料亭で三人の男が会食をしているようで、その内の一人が重苦しくなってしまった雰囲気を気にしたのか、

そう言葉を発した。


「すみませんねぇ、奥さんとの離婚協議中に....渋谷からは遠かったでしょう?」


林実(はやしみのる)は目の前にある高級料理を口にするどころか、昼に食べたコンビ二弁当まで吐き出しそうな気分がした。

また、彼をそんな気分にさせているのは目の前で河豚鍋をつついている二人の中年男である。

一人は小柄な体型に完璧なメタボ体質で、円形脱毛症のように頭のてっぺんだけ禿げている男だが、

もう一人は対照的に痩せていて、身長が百八十センチはあろうかという大柄な体型をしている。


「ゼロ金利が続いているのでこちらも大変ですよ、林さんも円安で苦労されたでしょう?」


友住第三銀行大阪本店の支店長だと名乗る、小柄なメタボ体質の男は彼にそう言ってさらに追い打ちをかけた。

林実は、自分も小柄なメタボ体質をしているが、この男ほど上手く他者の気分を害する自信はないと内心呟いた。

だが、そんなことを気にしている暇もなく次の一撃がもう一人の大柄な男の口から飛び出す。


「いやぁ、それにしてもあのコは良くやってくれていますよ。林さんは他にも“自分の”娘さんがいらっしゃるんですよね?

 彼女だけは路頭に迷わないようにしてあげないと」


彼は机の下で拳を握りしめていたが、その爆発しそうな感情をどうすることもできない。

なぜなら、目の前に座っている二人の中年男に自分達の全てを握られているからだ。

 

 バブルが崩壊した九十年代初頭、大阪府寝屋川市に移り住んだ後、結婚。一人娘を授かった。

帰化人である彼は、若かりし頃にいわれもないハンデを背負わされた経験が多く、

また、その経験は彼に破壊的な先入観を植え付けるには十分であった。

そのハンデを補う為に、その筋の人脈を作り、資本金三百万円ほどの会社を設立、

零細企業の会社員として働く傍ら、自営で輸入業を営んでいた。


そして、ベトナムにある取引先を訪れた際に二人目の娘を“買い取る”

クリクリとした大きな目を持つその赤ん坊は実の愛娘より一歳上であったが、

現地の里親は「中央アジア系の血が入っているので、将来は美人になるだろう」と言う。

「なんて可哀想な捨て子なんだ」という思いは自分自身を納得させる為の表面的な言い訳で、本心では「色々と利用できるであろう」と何かを画策していた。

 

 時代は流れ、教育においてはいわゆる「ゆとり教育」が猛威を振るっていた頃、同胞が多い大阪の地域性が味方したのか、

お世辞にも裕福とは言えない中で、何とかやりくりすることができていた。

だが、歯車が狂い始めたのは“長女”が高校受験を控えた時期であった。

この頃、彼らのバックボーンであった筈の在日韓国人系暴力団が力を失い始めたのだ。

それまで、学校で一番のマドンナで常にクラスの中心にいた“長女”は次第にいじめられるようになり、

元々、勉強が嫌いな性格も彼女の転落に拍車をかけてしまったのか、寝屋川市で最低ランクの高校に進学してしまう。

 地元でも有名な美人であった“長女”は、まるで線路を進む列車のようにガラの悪い連中と付き合い始め、

せめて、娘達だけにはまともな人生を歩ませてやりたいという“両親”の願いを見事に裏切ってみせた。

そして、彼が作り上げたささやかな“家庭”が音を立てて崩れ始めたのも、ちょうどその頃だった。

 一歳下の愛娘は姉の素行を真似て男癖がかなり悪く、同じ最低タンクの高校に進学したが、何とか短大までは卒業させた。

だが、“長女”は見捨てるしかなかった。

 可愛い“長女”であった。その容姿だけではなく、自分達“両親”を気遣い、学校では率先して生徒会等の面倒な仕事にも関わっており、

それは少しでも“家族”の立場を良くする為に“長女”が献身していたのであろうことは誰の目にも明らかであった。

昔は、娘達にせがまれて「デズニ―・ランド」に行ったりもした。

しかし、最早彼は“長女”に対して「少し高い値段のした操り人形が壊れてしまった」くらいにしか思えなくなっていたのである。


「赤居さんが仰っていましたよ、あなたは扱い易い人間だって」


背の高い大柄な男にそう言われて、我に返った林実は自分が巻き込まれた一連の事件を思い出した。

始まりは赤居と名乗る高校時代の同級生から同窓会に誘われたことだ。

そんなに面識もなかった男から持ち掛けられた話は実際、同窓会といったものではなく、ある会社の買収話。

 その会社は「バハマ・レ―ティング」という資本金百万円ほどの小規模な会社で、赤居という男は同社の取締役になっていた。

「いい儲け話がある。目障りな日本人どもから搾取できるんだ。同胞達の為にもなる」といった具合に、

半ば強引に説得され、林実は自分の営む資本金三百万円ほどの会社に「バハマ・レ―ティング」を買収する。

だが、これが巧妙に仕組まれた詐欺だと気付いた時には随分と遅すぎた。


「バハマ・レーティング」は言わばペーパーカンパニーで、同社は日本三大部落の一つである“崇仁地区”の一角にある材木町という

いわくつきの土地の名義人になっていたのだ。

 そして、極め付けは在日韓国系金融機関、悪名高き「関西産業信用組合」である。

何と、この銀行は材木町の土地を担保に根抵当権を設定していて、その融資先が「バハマ・レーティング」であったのだ。

その額、七十億円。

 林実に残されたものは七十億円という非常識な額の負債と一家離散という現実のみ。

すでに、赤居という名の男は姿をくらませており、彼は必要最低限のモノだけを持って東京の渋谷まで逃げるしかなかった。

もっとも、あまりにも急いで夜逃げしたのか家具や粗大ゴミが家の前に置きっ放しで、近隣住民にはまるわかりであったのだが....


「この不況ですから、キングコングも生き残る為に必死ですよ」


大柄な男はさらにそう付け加える。

確か、この男は東証一部上場企業「キングコング・グループ」の重役だと隣の小柄なメタボ体質が言っていた。


そう、本当の悪夢はそこから始まった。

ある日、盧正泰(ノ・ジョンテ)と名乗る韓国籍の在日朝鮮人が、どこから連絡先を手に入れたのか分からないが、

林実にアプローチをしてきたのだ。

そして、その不気味な男が持ち掛けてきた話は、

「材木町の土地をリウ信用金庫という別のペーパーカンパニーに名義変更すれば、

友住第三銀行が借金を肩代わりし、関西産業信用組合の根抵当権を外すことができる」といった不可解な内容であったのだが、

他に拠り所がなかった彼は、藁にもすがる思いでその話に乗ってしまう。

だが、それは同時に、彼の全てが裏社会に蠢く闇の勢力に握られてしまうことを意味していた。

 これまで大阪の片田舎である寝屋川市で付き合いの深かった「チンピラ」とは訳が違う、後戻りのできない真の魔界へと引きずり込まれてしまったのだ。

そして、なぜこの男達は自分の見捨てた“長女”のことまで知っているのかということも、彼が一切逆らうことを許されない現在の事情を物語っているようでもあり、

誰が自分の連絡先を盧正泰に伝えたのかも、林実は自ずと分かっていた。

そう、因果応報という言葉の意味は現実に存在したのだ。


同日 23:40


「そろそろ行きますか」


小柄なメタボ体質の男がそう言うと、河豚鍋を食べ終わった三人は会計を済ませて料亭の外に出た。

 そこで林実は、おや?と思う。

完全に時代遅れのセダン車が料亭の隣にある駐車場に停めてあり、車内でカップルのような若い男女が「ゲーム・ボーイ」をしているのだ。

 ペアルックと言うのだろうか?二人とも同じ群青色のパーカーを着ていて、何やら嬉しそうに遊んでいるので、

小学校の高学年か中学生くらいの歳かと思っていたが、よく見ると若い女と青年だった。

 恐らく、女の方はハーフか何かだろう。セミロングの髪は金髪で、整った綺麗な顔をしているかなりの美人だ。

そして、彼女とは対照的に男の方はどちらかというと地味なルックスをしている。

これだから最近の若者が考えていることは分からないと呆れていると、迎えのタクシーが到着した。


そのタクシーは 関西圏では有名な通称「五百円タクシー」で、運営をしているのは「エルケイタクシー」という会社であったが、

今はそんなことはどうでもよかった。

 三人が乗ると、目の下にクマがあるやつれた顔の運転手が不機嫌そうに行先を尋ねる。


「京都駅北側、下京渉成小学校前」


小柄なメタボ体質の男が行先を告げると、運転手は少し首を傾げたが、

三人の不可解な男達を乗せたタクシーは碁盤の目状に区画された京都の街をゆっくりと進み出した。

 そのタクシーは四条通りに出ると直進し、鴨川に掛かる四条橋を渡ると高島屋のある交差点を左折して、河原町通りを下がり始めた。


「林さん、今晩はスウィートルームで....若い娘を呼んでいますので、お楽しみ下さい」


背の高い大柄な男がそう言うと、林実は少し疲れたように頷いた後、窓の外を見ながら満足気に笑みを浮かべた。

もう全てに疲れていた。昔は別嬪だった嫁も今ではただの「色ボケ婆」に成れ果て、

どうせ若返りもしないのに「CHD」とか言う詐欺まがいの化粧品や健康食品をねだられた挙句、例の詐欺に遭った瞬間、離婚話を切り出された。

さらに、愛娘は下らないチンピラに汚された後、病院代も払わずに逃げられる。

もうどうでもいい。さっさと面倒事を片付けて女の温もりを抱きたい......

その思いだけが林実の変態的な精神を何とか保たせていた。

 

 男達を乗せたタクシーは、七条通りに差し掛かると右のヘッドライトを点滅させる。

もうすぐ深夜になろうかという時刻だったので車通りも少なく、タクシーは一時停止をすることなく右折した。

そして、少し進むと反対車線に小学校が見えてきたが、小柄なメタボ体質が運転手にそこで停車するように伝えた。


「私どもはあちらに行っておきますので、ここで指示に従って下さい」


そう言い残した後、タクシーは林実をポツンと一人だけ残して行ってしまった。

 辺りには人っ子一人いなくて、いくつかある街灯だけが不気味に深夜の闇を照らしている中、目の前には駐車場があり、その隣に不気味な空き地が広がっている。

“材木町”....この土地の地上げをめぐり、数々の血が流れたであろういわくつきの場所である。

一部では“魔界”とも呼ばれ、長年、手をつけてはならないと認識されてきたその場所は、

人が住んでいる気配が一切感じられない廃墟のようなマンションを背景に、

まるで怨霊が出てくる墓場のような、不気味という生易しい表現では到底収まらない独特の雰囲気を醸し出していたが、

暗い歩道の向こうからスーツ姿のガッシリとした男が二人現れて林実の方へ歩み寄って来た。


「あんたが林さんか。早よ済ませるで。頭からは丁重に扱うように言われとるが、ことによっちゃ....やからな」


明らかにその筋の人間であろうその男達は、先程の二人とは全く対照的な佇まいであったが、

林実は何も言わず、半ば引きずられるような形で、その二人のあとについて行った。

 “材木町”の入口には「文化財調査中」と書いてあるが、そのことを裏付ける根拠はもちろん皆無で説得力すら感じられない。

空き地の中には白いテントがいくつかあり、テントの外ではスーツ姿をしたそれらしい男達が彼を先導する二人を除いて五人ほど

ギラギラと鋭い眼光を光らせて警備をしている様子が伺える。

そんな中、漆黒の闇夜に紛れた三人のいびつな男達は、魔界の入り口に吸い込まれるように、白いテントの中に入って行った。

中に入ると、折りたたみ式の長いテーブルとパイプ椅子が四つ置かれていて、林実はその椅子に座るように促される。


「林さん、それじゃ、この誓約書にサインをしてくれ」


テーブルの上には「誓約書」と大きく書かれた紙が無慈悲に置かれてあり、端に目をやると少し大きめのノートパソコンがある。

林実は椅子に腰掛けると、おもむろにボールペンを取り出した。

しかし、その「誓約書」には全く身に覚えのない予想外のことが書かれており、彼は一瞬にして巨大な冷蔵庫に放り込まれたかのように凍り付く。


「運び屋や。まぁ、大したモンじゃない....覚醒剤やからな」


これまで何度か遭遇し、何とか回避してきた最悪の道筋....

過去の教訓から、大阪の寝屋川市では自分達の身を過剰に保護する為にある宗教団体に属していたが、その時も同じ誘いを受けた。

その時は、すんでのところで断り、何とか回避した最悪のシナリオは、どうやら今回は断ることが一切許されない状況であることは明白で、

林実という人物には絶望感を感じる余裕さえないようだ。

そんな彼が、冥界の王から審判を受けて地獄行きが決定した死者のように、魂が抜けたような表情でスーツ姿の男を見た瞬間、

軽快な連射音がして、この解決不可能な沈黙を破った。


「うわぁぁぁあっ!....何やぁこの女ぁっ!?....助け..ぶぎゃぁあっ!!」


「ぎゃぁあっ!...いてぇぇえっ....ぁうわぁあ....撃たれたぁあっ!!」


「あかんっ....この女っ....増援を呼べっ....うわぁぁあっ!来んなぁぁあっ!!」


テントの外で三人分の痛々しい悲鳴が聞こえ、想定外の事態に見舞われた林実と二人の男は動揺するしかなかったが、

次の瞬間には別の悲鳴が聞こえてくる。


「早よ、頭に連絡せぇえっ!....はよぉぅぶぅうっ!?」


「ぁあっ!?どっから撃たれっ....ぇぶぁがぁっ!!」


不思議なことに別の銃声が一発ずつ聞こえてきたのは男達の悲鳴が聞こえた後であった。

 林実と二人の男が呆気に取られていると、テーブルの上に置いてあるノートパソコンから本来であれば聞こえる筈のない声が聞こえてくる....


“ Dear,Mr.Hayashi.We are anonymous.We Are Legion.We do not forgive.We do not forget.Expect Us.”

(親愛なる林さんへ、俺達はアノニマス。特殊部隊だ。あなたを許さない。俺達は忘れていない。覚悟しろ)


語学の心得がない彼には意味がさっぱり分からないようだが、これが自分に対する宣戦布告であることくらいは理解できた。

 スーツ姿の二人は懐から拳銃を取り出すと素早くテントの外に出る。林実が二人のあとに続くと外では五人の男が倒れており、

目の前から群青色のパーカーを纏った綺麗なシルエットの女がこちらに迫って来ていた。

 金髪でセミロングの髪に不気味な笑みを浮かべた黒いお面を被った女........

その女は、瞬時にスーツ姿の男に詰め寄り、手の平で相手の顎を勢いよく押し上げた。


「あぁびぇえっ!?ぁがぁ!?....ひぃぇぇぇえっ!!舌がぁぁぁあっ........!!」


 男は口内から鮮血をだらだらと流し、拳銃を落とした両手で顔面を覆い、そして悶絶する。

 最後に残されたもう一人の男が苦し紛れに拳銃を構えようとした時、その行為は一切意味を成さないとでも言うかのように、

その手は拳銃ごと何かにもぎ取られて腕から分離し、吹っ飛んで行ってしまった。


「ぎぃぃぃいやぁぁあっ!!....てっ....手ぇぇえっ....俺の手ぇぇぇえっ!!!!」


またしても一発の銃声が聞こえたのは、男が悲鳴をあげて地面に倒れ込んだ後だった。

 綺麗なシルエットの女は林実の方を向くと、一瞬で彼に詰め寄り、そのまま地面にねじ伏せる。

うつ伏せの状態で倒れ込み、顔面を片足で抑え込まれた彼は抵抗することもできずに手足をジタバタと動かすことしかできない中、

この女が身に纏っている群青色のパーカーは祇園で見た奇妙なカップルと同じものであることに気付く。


“林実やな?俺らのこと憶えとるか?....まぁ自分らって昔から他人に興味無さそうやし、アホやからな”


地面に倒れ込んだ際にポケットからスマートフォンが飛び出してしまっていたようで、またもや聞こえる筈のない声がそこから聞こえてきた。

 白いテントの中にあるノートパソコンから聞こえてきたのと同じ声........

その声の主が一体誰で、なぜ自分の携帯から身に覚えのない声が聞こえるのか疑問に思う暇もなく、

今度は、こちらに歩み寄って来る足音がして追い打ちをかけるように別の声が聞こえて来る。


「林まりなはどこだ?」


自分が尋ねられた内容に驚愕した林実は、次の瞬間には地面にねじ伏せられた顔面が青ざめる。


“優二、パスワードファイルを奪取した....解析完了。もうその変態親父に用はないわ”


「仕事早いな、南野」


優二....南野....そう言えば十年程前、赤いランドセルを背負っていた“長女”が夕食の時に何やら嬉しそうに話していたことがあった.....

学校で変わり者の男子が二人いると.......


「ぁぁがぁあ....手ぇ....血がぁぁ....きゅっ....救急車呼んでくれぇぇぇ....」


手が拳銃ごと腕から分離してしまったスーツ姿の男が、悶え苦しみながらそう訴えると、

群青色のパーカーを纏った男は、地面に転がっている林実のスマートフォンをその男の方へ蹴って寄越してやった。


“悪い、時間ないねん。自分で呼んでくれ”


南野の声だけが漆黒の闇夜に木霊して、その場に響き渡った。


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