第23話 古文書(後)

「失せろ。このブタ野郎!! ……てっ、あれ!?」

 頭の芯にこびりついて離れない眠気に閉口しつつ、あたしは辺りを見回した。

 すると、どうやらあたしは通路の床に寝ていたらしく、すぐ隣には、ヨダレまで垂らして、幸せそうに寝息を立てているローザの姿があった。

 ……あれ、あたし、いつの間に寝ちゃったのかしら?

「あっ、起きたの?」

 と、どこからかエリナの声が聞こえてきた。

 反射的に上体を起こし、辺りをきょろきょろ見回して見ると、淡く青白い光を放つ『結界』越しのすぐ隣に、なぜか苦笑いしている彼女の姿があった。

「ったく、なんか妙な夢でも見ていたみたいね。あんたときたら、散々うなされたあとで、とどめに『失せろ。ブタ野郎!!』だもん。驚いたわよ」

「な、なによ、それ?」

 エリナの言いたいことがよく分からず、あたしは思わずそう聞き返してしまった。

「なるほど。マジで寝言だったわけね。……まあ、それはともかく、あたしの『子守歌』、なかなかよく効いたでしょう?」

 と、どうやら、あたしの疑問には真面目に答える意志がないらしく、エリナは逆にそう聞き返してきた。

「えっ、子守歌って……。あっ、あれの事?」

 一瞬とまどったものの、すぐに心当たる記憶を思い出し、あたしはエリナにそう返した。

 ……そう言えば、エリナが「激しくなく子も、一撃で轟沈する」と自画自賛する、「子守歌」とやらを聞かされている時に、いきなり眠くなったんだっけ。

 まあ、確かに「歌」っぽくはなっていたけど、何を言っているのかさっぱり聞き取れなかったし、アレが「効いた」とはおおよそ思えないんだけど……。

「そう、その『あれ』よ。まあ、本当のことを言うとね、あれは『歌』じゃなくて、『催眠』の呪文よ。つまり、魔法だったってわけ」

 と、そう言って、エリナはいたずらっぽい笑みを浮かべた。

「そーいう事か。どおりで、思いっきり快眠できたと思ったわ」

 と、半ば呆れてしまいながら、あたしはエリナにそう言った。

 なるほど。そう言うことなら、あたしも納得できる。

 もっとも、呪文を歌にするヤツなんぞ、これが初めてだけど。

「でもまあ、思っていたよりずいぶん早く起きたわね。かなり手抜きはしたけど、それでも、軽く三日ぐらいは爆睡するはずだったんだけどね」

 と、なにやら不思議そうにそう言って、エリナは懐からなにやら小さな物を取り出した。

 ……ん。も、もしかして、それは!?

「ま、まさかとは思うけど、それって時計!?」

 エリナが取り出した『ソレ』の正体を直感的に察し、あたしは思わず声を張り上げてしまった。

「フフフ、当たりよ。この国じゃあまり大きな声で言えないけど、実は某国に知り合いがいてさ。こいつがまた、なにかと機械いじりが好きなもんで、特注で作ってもらったのよ。それも、ほとんどタダ同然で!!」

「ぬぁにぃぃぃ。見せて見せて見せて見せて!!!」

 思わず絶叫しつつ、あたしは直ちに『結界』から抜け出て、すぐそこにいたエリナに迫った。

 ずいぶん前にもお話したと思うが、時計という物は、おおよそ庶民には手が届かない高嶺の花である。

 まして、機械技術関連にはとりわけ弱いこの国においては、『時計一つでメイド付きの豪邸が建つ』と言われる程の超高級品で、これを個人所有出来るのは、金持ち貴族や王族、あとは、せいぜい相当羽振りのいい豪商ぐらいである。

 そんな高価かつ貴重な物を目の前にぶら下げられて、見るなと言う方がどうかしているだろう。

「はいはい、そんなに興奮しないの。ほら、結構いい出来でしょう?」

 と、なにやら呆れたようにそう言って、エリナはその手にあった小さな時計を、なんのためらいもなくあたしに差し出してきた。

「うわあ、懐中時計なんて初めて見たわ。しかも、日付表示機能付きじゃないの。これ!?」

 我ながらちと情けない事に、どうしても震えてしまう両手でエリナの時計を受け取り、それをまじまじと眺めながら、あたしは思わず感嘆の声を上げてしまった。

 あたしのように、『並』かそれ未満の生活を営んでる者にとって、時計を見る機会などほとんど無く、せいぜい大きな街に出かけた時に、時計台のそれを見るぐらいである。

 携帯できるサイズの時計など、実用品というよりは、超大金持ちが自己顕示欲を満たすために必要なアイテムという性格の物で、もちろん、あたしなど、これが「初対面」である。

「一応、ケースは金で文字盤はミスリル。日付表示機能の他に、ストップウォッチ機能もついて、しかも、対ショック機構と日常生活防水も搭載!!」

「おおっ、一部よく分からないところもあるけど、それは凄い!!」

「しかも、今なら特製お手入れセットと、専用高級携帯用ケースもお付けして、な、なんと、2億7千万クローネのご奉仕価格!!」

「た、高過ぎるわぁぁぁぁ!!」

 ノリノリのエリナをビシッと指さして、あたしは思わずツッコミを入れてしまった。

 2億7千万クローネ。下手すれば、あたしの根城であるクランタの街を丸ごと買えます。マジで。

「もう、何言ってるのよ。この時計は、この世に一つしかない逸品よ。実際、某国のバカ国王に見せたら、『この国やるからそれ寄こせ』とか、かなり真面目に言われたぐらいだし、たかだか2億7千万クローネじゃあ格安よ」

 と、心外だとでも言わんばかりに、エリナはそんな事を言ってきた。

 ええい、どこのボケナスだ。時計一個で国売ろうとするヤツは!! 

「っていうか、あんた、それをあたしに売りつけるつもりだったわけ?」

 思わずジト目でエリナを睨みつつそう問いかけると、彼女はペロリと舌を出した。

「あのねぇ、あたしだってそこそこ人を見る目は持っているつもりよ。あんたなんかにこの時計を売ったら、代金を回収する前に自滅されるのがオチね」

「……もしかして、ケンカ売ってるのかしら?

 もしそうだとしたら、残念ながら落第点ね。ンなバカみたいな大金持ってるヤツが、この世界に何人いると思ってるのよ?」

 と、失礼極まりないことを言うエリナに、あたしは少なからず呆れてしまいながらそう返した。

 まあ、当たり前といえば当たり前だが、そんな、決して小さくはない街を、丸ごと一つ買えるほどの大金を自由に使えるヤツなど、そこらにゴロゴロ転がっているワケがない。

 この国では、国王か、せいぜいわずか数家の超名門貴族ぐらいだろう。

「あのねぇ、真面目に受け取ってどーするのよ。要するに、元から売るつもり無かったっていうこと。ったく、変なところでシャレが分からないんだから」

 どうやら、呆れてしまったのはこちらも同じらしい。

 なんだか不条理極まりない文句をのたまった後に、エリナは軽く肩をすくめた。

「だったら、素直にそう言えばいいでしょうに。まあ、それはどうでもいいわ。えっと、今は『夏の四七日、三時』ね。午前か午後かまでは分からないけど、とりあえず、この遺跡に潜ってから七日目か」

 エリナの時計が表示している時刻を確認しながら、あたしは誰ともなくそうつぶやいた。

 その遺跡の規模や内容によっても異なるが、装備や精神的、肉体的な負担を考えて、最初に行われる調査は、おしなべて一四日程度で切り上げられる事が多い。

 それを考えれば、あたしたちがこの遺跡に潜ってからの日数は、特に長いわけではないのだが、反面、体に溜まった疲労度のほどは、かなりのものがある。

 もちろん、それは、ここがかなりクセの強い遺跡である事も影響しているのだろうが、それ以上に、やはり数年のブランクが大きく影響しているのだろう。

 なーんてな事言ったら、お師匠辺りが泣く可能性が高いので、間違っても口に出すようなマネはしないけど。

「やれやれ、たかだか七日間ならまだいいじゃないの。あたしなんて、今日で二ヶ月目に突入よ。自分でも、よく発狂しなかったと思うわ」

 と、苦笑を浮かべたエリナにツッコミを入れられてしまった。

 確かに、この遺跡に二ヶ月っていうのは、かなりシンドイものがあるでしょうね。

 だけど、彼女は……。

「うーん。あたし的には、この遺跡で二ヶ月間彷徨う事より、五百年以上もこの世界に生きている方が凄いと思うんだけど……」

 と、わざと冗談めかした口調で、あたしはエリナにそう言ってやった。

 もちろん、これは、あくまでも彼女の話が正しいという前提があっての話だが、エリナがあのアリス・エスクードのお仲間だったとすると、古文書などの記載から推定される彼女の年齢は、ざっと計算して五百六十才である。

 長寿で知られるエルフ族ならともかく、最近は寿命が延びたと言われているとはいえ、せいぜい七十才ぐらいで生涯を終える人間種族としては、破壊的なほどの長生きだろう。

 あたしとしては、むしろ、これほどの長きに渡って、正気を保っている事の方が、ことさら驚きである。

「うっ。そ、それを、あのマリアの『血族』に言われると、なんか頭に来るのを通り越して、思いっきり呆れたくなるんですけど」

 と、実に複雑な表情を浮かべつつ、エリナはそう答えてきた。

「あのねぇ、五百六十年も前の話されても、全く自覚がないんですけど。大体、実は、あたしにも王家の血が入っているってことですら、今回初めて知ったぐらいだし」

 そんなエリナの様子に、あたしはそう返して肩をすくめるしかなかった。

 ……まあ、「遙か昔に、勝手に王家を飛び出した元・国王の末裔」など、ハッキリ言って極限に近いレベルで他人だけどさ。くそぅ、我が先祖ながら、なんとも短絡的な事をしてくれる!! もし、そのまま黙って玉座に居座ってくれれば、あたしも今頃はれっきとした王家の一員だったはずなのに、なんと勿体ないことをしてくれやがるんだか。

 まあ、今さら文句垂れたところで、どーにかなるものでもないけどね。

「くっ……。なかなかイタイところを突いてくれるわね」

 あたしとしては、さして鋭くツッコミを入れたつもりはなかったのだが、しかし、エリナにしてみれば、致命傷だったらしい。なにか、ヤケに苦しそうな表情を浮かべつつ、まるで唸るようにそんなことを言ってきた。

「ったく、何の因果で、アリスに『お呼ばれ』されなきゃならかったんだか。大体、自分でもワケが分からないような魔法なんか、いきなり使うなっての!!」

 そして、誰に向かって言っているのか分からない様子で、エリナはブチブチと愚痴をこぼし始める。

 そりゃまあ、どこかのボケ魔道士が起こした無邪気な『いたずら心』で、異世界からこっちの世界に無理矢理引きずり込まれた挙げ句、エルフ族並の人生を歩むハメになれば、愚痴の一つや二つこぼしたくなるだろう。今までちょっと虐めていた身とはいえ、さすがに、同情しちゃうかな・・・。

「そういえば、エリナって『得体の知れない召還魔法』でこっちの世界に来たんでしょう? まあ、あんまり期待されても困るけど、なにか資料みたいなものがあれば、もしかしたら、あなたを『元の世界』に戻す方法を見つけられるかもしれないわね」

 と、ほとんど無意識のうちに、思わずそう言ってしまうあたし。

 瞬間、エリナは大きくため息をついた。

「アリスから始まった歴代『エスクードさん』も、やっぱり同じ事を言ってくれたけど、結局はこの様よ」

 どこか遠くを見る視線でそう言って、エリナは切なさを覚える笑みを浮かべた。

 ・・・あーあ、ヤブヘビだったわね。

「あっ、そ、そうなの。でも、ほら、物は試しって言うし、ぶっちゃけ一人の魔道師として、あたしも興味あるし」

 と、あわてて取り繕ったつもりのあたしだったが、よくよく考えてみると、あまり慰めにはなっていないかもしれない。

 しかし、エリナはなにかを諦めるように、もう一度ため息をついてから、小声でなにやらブツブツつぶやき始めた。

 すると、あたしのすぐ目の前の床に、突然、淡く光を放つ『召還円(サモン・サークル)』らしき物が描かれ、次の瞬間、一見してかなり古い物だと分かる、分厚い書物が『出現』した。

「それ、例の魔法の原文が載ってる古文書。ちなみに、あたしが書いた現代語訳版は、資料室に保管されているわ」

 と、ぶっきらぼうに行ってくるエリナの声を聞いてから、あたしはとるもとりあえず、その古文書を手に取った。

「えーっと……。へぇ、ずいぶん状態がいいわね。こんな綺麗な古文書なんて、今までに見たこと無いわ」

 適当にページを繰りつつ、あたしは誰ともなくそうつぶやいてしまった。

 もちろん、それ相応にヤレや痛みは見られるし、古代アストリア語で記された文章も、一部かすれて読みにくくなっている部分はある。

 しかし、それにしても、少なくとも千数百年の年月を経ているはずの書物にしては、むしろ、不自然なぐらいに綺麗な状態なのだ。

 あたしも、過去に何度となくこの手の古文書を見てきたが、そのどれもが、せいぜい『何か書いてある』程度にしか判読できないほど、とにかく酷く痛んでいた。

 恐らく、これほどはっきりと文章が読み取れる古文書は、世界でもこれ一冊ぐらいではなかろうか?

 そういう意味でも、あたしは早くもこの古文書に強い興味を覚え始めていた。

「それ、過去の大戦の際に全て破棄されたはずの『魔法書』だと思うのよ。実は、前に何度も調べてみたんだけど、その古文書には、この遺跡と同じような『保存』の魔法がかけられているみたいでね。普通の本に、そこまで手間をかけるとは思えないし、あながち的はずれな推測じゃないはずよ」

 と、少し調子を取り戻してきたらしいエリナが、なぜか妙に自慢げにそう言って来た。

「えっ、『魔法書』ですって!?」

 驚きのあまり、手にした古文書を取り落としそうになってしまいながら、あたしは思わず素っ頓狂な声を上げてしまった。

 『魔法書』というのは、ズバリそのもの、魔法を使うために必要となる呪文と、それにともなう儀式めいた動作……いわゆる『印』が記されている書物である。

 もう何度か述べているとは思うが、魔術とは異なり、魔法はその呪文と印さえ覚えてしまえば、誰でも同じものが使える。

 つまり、この魔法書を解読できれば、人間種族の間では、遙か昔に失伝している魔法を、再び復活させる事も可能というわけである(もっとも、誰も試したことはないので、あくまでも理論上だが)。

 実は、魔道院が行ってきた過去の遺跡調査の中で、何度かそれとおぼしき古文書が発見された事があったのだが、その全ては酷く損傷した不完全なもので、そのままでは全く役に立たないものだった。

 そんなわけで、もしエリナの推理が正しいものであるなら、あたしが手にしているこの古文書……いや、あえて魔法書と呼ばせてもらうが、これは、歴史に残る大発見ということになる。

 ……うわっ、なんかいきなり緊張してきた!!

「まあ、あくまでも推論よ。なにしろ、歴代エスクードさん達も、その本を頼りに色々と試行錯誤したけど、あたしを元の世界に戻すどころか、すでにアリスが成功させているはずの『召還』すら出来なかったしね。

 まあ、あのアリスのことだから、間違って違う書物をあたしに渡したっていう可能性は十分にあるし、あんまり期待しない方がいいわよ」

 と、そう言って、エリナは苦笑を浮かべた。

「ふぅん……。でも、これって、全く見当違いの本って言うわけでもないみたいよ。あとでちゃんと読み返してみるけど、かなり詳しく魔法について書かれているみたいだし」

 再び視線を「魔道書」に戻し、あたしはエリナにそう返した。

 といっても、パラパラとページを捲っているだけなので、簡単な単語はともかく、あまり目にしないような単語は、あとでちゃんと意味を調べる必要があるけどね。

「そりゃまあ、だからこそ、あたしも後生大事にずっと保管していたんだけどね。まあ、もう今さらって感じだし、あなたの『研究』の成果に関しては、あまり期待しない事にしておくわ」

 そう言って、エリナはパタパタと右手を振った。

 ……ふむ、これが彼女の本心からの言葉か、はたまた狙ってわざとそう言ったのかは知らないが、あたしって、こう言われると、逆に思いっきりやる気が出るタイプなのよね。

 おっしゃ、その『期待』。せいぜい裏切らせて貰うわよ!!

「それより、今はこの遺跡から脱出する方が先決よ。その魔道書らしき物は、あなたに渡しておくから、ゆっくり読み直すならあとでね」

 あたしの様子を見てなにか悟ったらしく、エリナはすかさずそう釘を刺してくれた。

「はいはい、分かってますって。それじゃあ、貴重な資料一式、確かにお預かりしました」

 そう返して、あたしは虚空に『穴』を開け、そこに、エリナから渡された『魔道書』をそっとしまい込んだ。

 これで、万が一あたしが命を落とすような事でもない限り、この先何があっても大丈夫である。

 こんな面白そうな書物を前にして、それを今すぐ読まないという決断は、あたしもかなり後ろ髪を引かれる思いなのだが、エリナの言うことは間違いではない。

 これだけ変な遺跡だから、この先なにがあるのか全く見当が付かないし、余計な事に気を取られているのは、かなり危険な事である。

 仮にエリナを元の世界に戻す方法が見つかったとしても、それが原因で、万一この遺跡で命を落とすような事にでもなれば、それこそ目も当てられない。

「さてと、この遺跡を脱出する大きな目標が出来たところで、悪いけど、もうちょっと休ませて貰うわ。さすがに、連チャンで寝不足はみっともないしね」

 あたしがそう言うと、エリナは軽く片目を閉じて返事をしてきた。

 それを肯定の合図ととり、あたしは再び『結界』の中に戻ると、適当なスペースを見つけて横になった。

 ここで、さっき起きたばかりだろう。お前は!? とツッコミの声が聞こえそうだが、いつでも何処でも寝れる時は即座に眠り、食べる時は即座に食べるというのが、遺跡探索者の心得である。

 固い通路の床に横になってからものの数秒程度で、あたしの意識は再び暗転していったのだった。

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