第10話 いろんな事

 十一月七日、午前六時半。

 うずら屋で、熱いコーヒーを飲みながら、三人と一匹は悩んでいた。

 「どうする?」

 長い沈黙のあと、黒田の声が智にのしかかる。

 自転車を押して坂道を登って、正門の直前まで来ないと、守衛室に人がいるかどうかは全く見えなかった。逆に守衛室からは、智の姿はよく見えたという。守衛室から、植え込みのある場所は全く見えなかった。

 弘は誰にも見られたくなかったはずだ。にも関わらず、正門から学校に入る事は、非情に合理性がない。彼が正門から学校に入ったと言うのなら、前提として、彼はあの時間、守衛室に人はいないという事を知っている必要がある。しかし、その可能性はゼロに近い。となれば、弘は正門ではない場所から、学校に入ったという考えが妥当だ。だとすれば、どこからだろうか。おそらく一回目の侵入口と一緒だろう。ではなぜ、弘は嘘をつく必要があったのか。それは、知られたくない事があったからだ。そう考えるのが妥当だろうと、黒田が話し終えたところで、智は溜め息をついた。

「今日の放課後、弘と話をしてみるよ」

 黒田がビータンを家まで届けてくれると言ったので、智は頭を下げた。

 結局、その日の智は、授業が全く頭に入ってこなかった。

 放課後となって、選挙管理委員会のメンバーが集まった時も、どこか上の空といった感じで、眠そうな顔をしている瑠香と揃って、信也に注意される事となってしまった。

「報道部の松田が学内アンケートの結果を発表しているが、三人とも横並びといったとこだな」

 信也と由香里だけが、選挙管理委員の役目に集中していて、他の三人はというと、智はともかく、瑠香は眠そうで目がとろんとしているし、康太は体調不良で早く帰った。

 体調不良という事になっているが、智には何となく理由が思いあたる。

 彼は窓際にもたれかかり、窓から外を眺めた。

 丸池の横の坂道を、サッカー部がロードワークをしているのが見える。彼らは坂を下り、正門の前を通りすぎ、来客用駐車場の前を通って、彼の視界から見えなくなっていった。

 智は、思わず声を出して立ち上がった。

「おい、後藤。やる気なさすぎ!」

 信也に怒られ、智は首をすくめて見せた。すぐに座りなおし、瑠香を見る。彼女は眠そうな目で、彼を見ていた。

 選挙管理委員会が終了後、智は瑠香を家に送って行った。

 午後五時に、瑠香の家に到着した。彼女の家は、学校から自転車で二〇分ほどだった。そこは、しまなみ市の古い街並みが残る一帯で、街並み保存地区となっていた。その一角の古い木造一戸建ての借家が彼女の家だった。借家だと彼が分かったのは、同じ造りの一戸建てが何件も周囲に並んでいるからだ。古い一戸建てという表現は、まだ控えめに感じられるその木造の建物の玄関で、瑠香が振り返る。

「びっくりした?」

 瑠香が少し恥ずかしそうに、自転車を家の横に置く。智は正直にうなずきながら

「俺が小学校まで住んでた家を思い出した」

 と答えた。

「よかったら、お茶くらい飲んで行ってよ」

 智は遠慮なく、彼女に続いて家にあがる。

 その時、ちょうど、出かける準備をした中年の女性が玄関に現れる。

「おかえり」

「ただいま」

「……こんにちは。お邪魔します」

「あら……」

 その女性は瑠香の母だと名乗り、智に馬鹿丁寧なお辞儀をした。そのまま、急いで出かけて行った。

 智は通された居間で、コタツに入る。瑠香が紅茶を運んできた。

「パックだけどねー」

 それでも十分に美味しかった。

 智はこの後、弘の部屋に行かねばならないと思うと、憂鬱だった。適当な話題が見つからず、リビングを見回す。立派なデスクトップのパソコンがあった。

 この部屋の中で、一番高そうなもの。

 智の視線に気づいて、瑠香が笑う。

「お兄ちゃんがバイト代で買ってくれたの。ネットオークションとかで取引をしてお小遣いを稼いでるんだ」

 しっかりしてるなぁと感心した後、智は可笑しくなって笑った。




 智が弘の家を訪ねたのは、もう午後八時過ぎだったが、弘の両親は彼を喜んで迎えてくれた。

 親友がコーヒーを運んでくる。

 智は「おう」と返事をして、それを受け取った。二人は弘の部屋で向かい合っていた。

「役に立った?」

 弘が笑顔で彼を見た時、小さくうなずいた。どう話そうか迷っていると、部屋の中のあるものが目に入る。それは、弘の制服だった。

「学校、いつから来るんだ?」

 弘が気まずそうに目を逸らした。

「毎朝、行こうとはするんだ。でもな……」

 二人は黙ってコーヒーの入ったカップを口に運ぶ。熱い液体をすする音だけが部屋に響く。

「弘、どうして俺に嘘を話すんだ?」

 智がまっすぐに見つめる先には、困った顔をした弘がいた。

 彼の視線が定まらない。

「お前はあの日、正門から入っていない。だってお前は誰にも知られたくなかったはずだ。あの時間に学校にいたっていう事を。だったら正門から学校には入らない」

「なんだ。俺を疑ってるのか? やめてくれよ」

 わざと明るい声を出したが、その声は動揺を隠せていない。

「お前は、あの日、正門で白い車を見てないし、ジュースを買いにも行ってない。直樹があそこで倒れていたのを、別の場所から見つけたんだ。お前はあの日、直樹と二人で忍び込んだんじゃないのか?」

 弘は無表情で押し黙った。

「お前、校舎から見てたんじゃないのか?」

 正門の植え込みをどこから見たのか。噴水側のベンチにいたのではないなら、彼はどこから直樹を見つけたのか。その答えは、選挙管理委員会に出席している時に分かった。

 弘は、選挙管理委員室にいたのだ。彼はそこから直樹を見た。ちょうど智の座る席から、正門だけでなく丸池周辺もよく見えるのだ。

 あの植え込みも。

「弘、お前は選挙管理委員室にいたんだ。そうだよな」

 智は、沈黙したまま視線を逸らした親友を見た。否定も肯定もしないが、親友の沈黙は肯定だと受け止め、智は話を続ける。

「お前は窓から、缶コーヒーを買いにいった直樹が、誰かに襲われるのを見ていた。そうじゃないのか?」

 弘はコーヒーを啜って、溜め息をついた。

「やっぱり嘘をつくもんじゃないな」

 弘はここで、姿勢を崩して深く息を吐きだす。そして、疲れた顔を作って口を開いた。

「お前の言う通り、俺は校舎の中にいた。二人で学校に忍び込み、二人で確認したんだ。そして、忍び込むのに慣れてきた油断もあって、直樹が缶コーヒーを買いに行った。俺はロッカーに書類をもどして、窓際に座っていた」

 弘はゆっくりと言葉を紡ぐ。

「そうしたら、丸池脇に白い車が停まっているのが見えた。マフラーから煙も出てたしルームランプもついていた。自販機で缶コーヒーを買った直樹にも、当然それが見えていて、あいつはなぜか隠れず、それに近寄ったんだ」

「白い車は本当に停まっていたんだな?」

「ああ、停まっていた。直樹が車に近寄ろうとした時、丸池辺りから人が出てきた。空はずいぶんと明るくなっていたけど、それでも池の周りは暗くてよく見えなかった。フードみたいなものをかぶっていたから顔は見てないけど男だと思う。二人は何か話していたんだけど」

 弘はそこで言葉を止めた。彼の手は、せわしなく自分の腕をさする。

「その男が直樹に何かを見せた時、あいつは棒立ちになった。それからなぜか男に背中を向けたんだ。すると、男が」

 智は右手をあげて、弘の話をさえぎった。

「ちょっと、待ってくれ。この話は本当だろうな」

 弘はうろたえた目をしたが、すぐにうなずく。

「ああ、本当だ」

 智はしばらく黙っていた。弘も黙りこむ。

「弘、この話が本当なら、お前はなんで警察にこの話をしないんだ? 犯人を見てるじゃないか」

 弘は立ち上がった。それがあまりに突然の事だったので、智はただ、見上げる事しかできない。

「おまえは……、俺が退学になってもいいってのか?」

 そう言った時の弘の顔は、醜く歪んでいて、うずら屋で一緒にゲームをしたり、馬鹿話で盛り上がっていた弘と、同じ人間だとは思えなかった。

 智が、彼の家から出た時、スマートフォンにメールが届いている事に気づく。

 母と瑠香からだ。

『放蕩息子よ。晩御飯は食べないのかな?』

『智くん。連絡ほしいな』

 智は携帯電話をバッグに詰め込むと、自転車にまたがった。




 しまなみ警察署を出て、十五分程度でうずら屋に到着した。

 今田陽介は、後輩刑事の新井を連れて、ここに来た。

 店は閉まっていたが、明かりはついていて、二人がドアを開き、中に入ると、黒田が出入り口に近いボックス席に座っていた。

「やあ、お待たせして。突然、ご連絡して申し訳なかったですね」

 今田の挨拶にも、マスターは不愛想だ。

「どうぞ」

 相変わらずの黒田が二人に座るように勧める。二人は彼の正面に座った。そこで黒田が立ちあがり、店のカウンターの奥から、コーヒーをカップに入れて運んでくる。

「店を閉めた後だから、電子レンジで温めただけですけどね」

 それでもコーヒーの香りはすばらしく、今田は笑顔で受け取った。

「それで、刑事さんがわざわざ私に聞きたい事っていうのは、何でしょうか?」

 時計は午後十時を少し過ぎたくらい。

 黒田は正直、早く帰って寝たかった。今日の朝はとても早かったし、あの後、店を切り盛りした彼は、布団があればすぐにでも寝てしまいそうなほどに疲れていた。それは体力的な事だけでなく、精神的なものもあったからだったのだが。

 今田は前置きなしでと断って、黒田の顔に視線を向けて口を開いた。

「野島弘が、後藤智に話した事、あなたは聞いてないですか?」

 黒田は口端を歪めた。

「ここでの会話なら、いくらでも耳に入ってきてましたけど、いちいち覚えてないですね」

「いえいえ、事件のあった後に限って思い出してくださいよ。特に十月十日に、あの時間に彼が学校にいた理由を話してなかったですか? 山田直樹についてはどうです? 二人は何か話してましたか?」

「刑事さんは、十三年前、どこにいましたか?」

 黒田は、今田の質問に質問で返した。今田はまばたきをする。

「十三年前ねぇ。私は広島にいましたけど」

「同じ県内だから知ってるはずだ。しまなみで起きた十三年前の事件の事を」

 今田は記憶を辿る。

 十三年前……。

 そういえば、母親と子供が殺された事件があった。それは警察内でも有名な事件で、彼も当然知っていた。今でもよく覚えている。被害者は黒田くろだ涼子りょうこと、三歳になったばかりのシンノスケくん。

 黒田……? 黒田か!

「あの時、私はあんな事は二度と起きないと思っていましたが、どうやらそうじゃないみたいだ。警察はまた、疑わしいとか、捜査に協力的でないからといった事で捜査を進めて、状況証拠で犯人をでっちあげる。そんな馬鹿な事を繰り返す組織だったと、今では確信してますよ。そんな組織に、協力的になれますか?」

 うずら屋のマスターの名字も黒田。

 今田はまじまじと、エプロンを外す男を見つめた。家族を殺された夫は、勤めていた会社を事件後に退職して、しまなみ市内で飲食店をしていると聞いた事がある。

 まさか、その本人が目の前の男だとは。

「あの時、真っ先に疑われたのは、家に食料品を届けてくれていたスーパーのアルバイトの男の子だった。しまなみ大学の学生さんだったかな。警察の捜査にも、やってないの一点張りで、何も話そうとしない。しかし、彼は第一発見者であり、妻や子供の遺体には、彼の指紋がたっぷりとついていた」

 黒田はコーヒーを啜った。

「確かに私もあの学生が犯人だと思って、そりゃあ恨みましたよ。死刑になればいいと思った。でも、彼は犯人じゃなかった」

 そうだった。十三年前のあの事件の犯人は、黒田の妻の不倫相手が犯人だったのだ。

 黒田は、話すのもつらくなくなったという口調で続ける。

「当時はつらかったよ。それまで被害者だったのが、突然、殺されて当然みたいな事をテレビや雑誌で言われるんだから。でも、助けてくれる人がたくさんいたから、私はここでこうして喫茶店をやりながら、生活できるんだ」

 黒田はじっと今田を見つめた。今田はお邪魔しましたとだけ言葉に出し、新井刑事を助手席に乗せて、しまなみ学校へと向かう。

「あの人、なんであんな話をしたんでしょうか?」

 新井が言葉の跡に、煙草を吸っていいかと聞いてきたが、今田は首を振った。

「彼は何かを知っている。でも俺達に話したくないと思っている。それでも、俺達の為にヒントはくれた」

「ヒント?」

「事件のあった場所をよく調べろという事だ。十三年前の事件でも、真犯人逮捕のきっかけは、殺害場所にあった。先入観が邪魔して見えてなかったんだ」

 新井が携帯電話で、署に連絡を入れる。学校に寄って帰ると牧野に話している。電話の向こうから、牧野の声が聞こえていた。

「そういえば、犯人だと間違われていた大学生は助かりましたね、真犯人が捕まって」

 新井が携帯電話をスーツのポケットにしまった。

「その学生は自殺したよ」

 今田の言葉で、二人はしまなみ高等学校に着くまで、一言も発しなくなった。




 今田はしまなみ高等学校の来客用駐車場に車を停めて、運転席から降りた。助手席の新井刑事に、守衛室に向かわせ、自分は正門の周囲を見渡す。黒田は何を野島弘から聞いたのだろうか。彼もここに立ったのだろうか。

 守衛室から、新井が帰って来た。

「外で何かする事に関しては、学校側の許可はいらないだろうという事です」

「そうか」

 今田は改めて、事件の事を考えた。

 野島弘は、この場所で友人の死体を発見した。どういう理由かは分かっていないが、十日の午前六時、野島弘はここにいた。正門の植え込みに倒れている友人に近寄った。そして死んでいる事に気づく。彼は守衛室に走り、警備員を呼んでいる。それから二人は最初に、しまなみ高等学校の教頭である金田に連絡をした。これは野島弘と、駆けつけた警備員の証言が一致している。

「それにしても、守衛室からすぐのところで、人が殺されるなんて理不尽ですよね。塀さえなければ……」

 新井がうろうろと歩きながら、独り言を言っていた。

 待て、今、新井は何て言った?

「おい、新井」

 今田の声に新井が振り返る。

「今、なんて言った?」

 キョトンとした顔で、新井が同じ言葉を繰り返した。

 今田は守衛室に走る。守衛室の中には、初老の男がいた。警察手帳を出した今田は、あの事件のあった日、この守衛室には誰がいたのかと質問する。

 山本と書かれたネームプレートを胸につけた初老の男は、困惑の表情を隠さなかった。今田の隣に、新井が立つ。そういえば、事件の通報後、警備会社の聞き込みをしたのは、この新井だったはずだ。

「新井、当日は守衛室に誰がいたんだ? この方か?」

「いいえ、この方は野島くんから、内線で呼び出されて見回りから慌てて引き返してきたそうです」

「だよな。野島くんは内線で呼び出したんだ。守衛室からわざわざ。おたくの警備会社に尋ねた時、二人一組での警備と、契約書に載っていた記憶があるのだが、もう一人はどこに行ってたんです?」

 今田は新井をじっと見つめていた。

 守衛室に誰かがいたなら、ここで山田直樹が何者かに襲われた時、その音は聞こえるはずだ。こんなに静かなのだから。

 今田の質問に、警備員は沈黙した。ようやく吐きだした言葉は

「すいません。会社に聞いてください。私は詳しい事は知りません」

 今田はそれ以上、追及するような事はせず、新井を連れて学校の外に出た。

「どうして、あそこで止めたんですか?」

「会社の責任ある人間から、事情を聞いたほうがいい。なんかこの事件は、いくつもの不正行為が絡んでいる気がする」

「不正行為?」

「ああ、守衛室の事もそうだが、殺された山田直樹と発見者の野島弘。この二人がなぜ、早朝の学校にいたのかを考えてみると、選挙に関する事で、何かあったとみるのが妥当じゃないか?」

 新井がメモをめくる。

「生徒会長選挙……」

「そうだ。候補者の開示を明日に控えた十日の夜に、山田直樹はここにいたんだ。その推薦者の一人、野島弘もここにいた。野島弘のあの頑なな態度。彼の友人の態度。野島弘があの時間、この学校にいた理由が判明すると、彼自身もしくは、彼とその周囲の人間が非常にまずい立場におかれるからじゃないのか?」

 今田は正門の植え込みの前に立ち、周囲を見渡した。彼の視線の先には、暗闇だけ。

 その闇から聞こえる草のかすれる音と、自動販売機が時たま発する音が、彼の耳に届いた。

「それに、山田直樹が殺された理由も気になる。彼はなぜ、殺されなければならなかったのか。例えば、野島弘がやった場合、二人の間で、山田直樹が殺されなければならない事っていうのは、どんな事だろう。しかも、この場所で」

「場所が関係あるんでしょうか?」

「考えてもみろ。毎日通う学校の前で、野島弘はわざわざ山田直樹を殺すか? 俺なら、どこか別の場所にするね」

 新井がメモを閉じた。

「突発的な事だった……」

「そうだ。突発的な事が起きた。山田直樹にとって、殺されなきゃいけないような、突発的な事がここで起きてしまったんだ。しかも、運悪く守衛室には誰もいなかった。彼を助ける事ができる人間は、ここには誰もいなかった」

「犯人は、守衛室に人がいない事を知っていたのでしょうか?」

 新井の質問に、今田は首を振った。

「分からない。そもそも、塀が邪魔して、ここからだと守衛室があるなんて分からない……が、野島弘は知っていたはずだ。塀ひとつ隔てた向こうに、人がいるかもしれない場所で、しかも毎日通う場所で、野島弘は突発的な事があったとしても、山田直樹を殺すだろうか」

 新井の呼吸が早くなるのは、興奮のせいだろうか。

「犯人は野島弘じゃない」

 若い刑事の声に、今田は首を振って自販機に近づく。缶コーヒーを二本買い、一本を彼に渡した。

「まだ分からん。野島弘かもしれんし、そうでないかもしれん。ただ、野島弘はこの学校に毎日、通っているという事だ。当然、守衛室の場所も知っている。突発的な事が起きたとしても、ここで首を絞めるのは可能性として低いという事だ。でもゼロじゃない」

 今田は来客用駐車場に向かいながら、自分の考えを話した。その後ろを、新井が続く。

「可能性はゼロに近いか……」

 新井が助手席に乗りながら口を開いた。

 二人は車が温まるまで、外で缶コーヒーを啜った。

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