複垢による自演を世界観の悪に据え、それを取り締まるプロとしての主人公というのが面白い。また、とてつもない古代史マニアで、趣味の小説を書くけれどもあまり報われていない点も等身大の人間像で好感が持てます。メタ的に読むと作中でやってることってなんというかアホらしさがあるのですが、それを大真面目にやっている故の面白味が感じられます。継続的に読みたい作品です!