第8回

川野流「第8回中波放送収録日から日付変わって九月初旬です」


桜木美春「クーラーが直ったらしいけれど今日は寒いとは言わないまでもクーラーの要らない涼しさね」


桜野美沙「中波放送の収録日はブースの中が暑すぎて停波放送は別日での収録になりました」


流「随分と間が空きましたね」


真矢咲「流クンの夏休みが終わっちゃって時間が取り難くなっちゃったからね」


流「という事で今回は第8回の放送をこちらに用意されたメモを基に振り返ろうと思います」


美春「振り返るのは収録が2,3週間も前だった私たちだけで、視聴者は数分前の出来事よ」


咲「それは大人の事情という事で」


美沙「それじゃあ、振り返ろうか。まずは、オープニングトーク『暑い、暑い、ひたすら暑い!』」


美春「思い出しただけで暑くなってきたわ」


流「さっき収録した音声データを聴かせてもらいましたけど、全員出だしから全く気合の感じられない声でしたよ」


咲「暑さは人を変えるね。いつもは優しい流クンと美沙チャンまで怖かったから」


美沙「カキ氷の時だよね?」


美春「誰が作っても味が変わらないことはわかっているけれど美味しかったわ」


流「メモによると収録中に僕たち誰一人としてどんなシロップをかけたのか話していなかったみたいですけど、どんなシロップ使ったか覚えていますか?」


美春「私はメロンしか食べないからメロンのはずよ」


流「そうですね。美春さんは2回食べましたけどどちらもメロンシロップをかけていたそうです」


咲「流クンはブルーハワイ食べていなかった?」


美沙「イチゴも食べていた気がする」


流「よく覚えていますね。僕は1個目にイチゴ、2個目にブルーハワイを食べました。美沙さんと咲さんは何味を食べたか覚えていますか?」


美春「ちなみに何個食べたのか覚えているの?」


美沙「4個……。あっ、思い出した! イチゴ、メロン、ブルーハワイ1個ずつと3色合わせたやつだ」


流「収録中に2個、収録後に2個でしたね」


美春「あの後、マネージャーに怒られたのよね」


美沙「食べ過ぎだって」


流「当たり前ですよ。そう言えば咲さん僕の手元にあるメモではカキ氷に何もかけていないとありますけど、何かかけていましたよね?」


美春「私も見たわよ。何だったのか分からなかったけれど」


咲「あれは砂糖水だったかな? あの日は収録後に人と会う予定だったからシロップでしたが変な色になったら困ると思って」


美沙「なるほどね~」


流「次は『一問十答』を振り返るつもりだったのですが、僕がこの後に別の仕事があるのでここまでです」


美春「別の仕事ってアルバイトか何か?」


流「いえ、違います。次回予告のついでに言いますが、次回のゲストさんがラジオ番組をやっていて、この後ゲストで出演することになりました」


美沙「ゲストって誰なの?」


流「それは次回までのお楽しみという事で。先ほどから話にありますが、次回第9回はゲストの方に来て頂きます。準レギュラーの彼ではありませんよ」


咲「次回更新は10月30日。ハロウィン前日です。折角だから仮装しましょうか」


流「面白そうですね。という事でお相手は、初ゲスト頑張ります。川野流と」


美春「ハロウィンを日本で行う意義が未だに理解できない桜木美春と」


美沙「実はハロウィンのかぼちゃを掘るのが得意な桜野美沙と」


咲「言いだしておきながら大層な仮想は出来ないだろうなと思っている構成作家の真矢咲でした」


四人「ばっ波~」

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