第5回
流「ここからは作家の真矢咲にも参加して頂く『川野流の停波放送』となります」
咲「久しぶりにまともな台本を書いた真矢咲です。よろしく」
流「パーソナリティの川野流です。そして、第5回の中波放送をお聴きの方はご存知だと思いますが今回からアシスタントとして加入したお2人です」
美春「初めましてスプリングスの桜木美春です」
美沙「3人ともあの挨拶忘れてるよ。皆さんチューハー。あれ、停波放送だからテーハーかな? スプリングスの桜野美沙です」
流「今回から4人体制になった『川野流の停波放送』ですが、中波放送同様こちらも今回からテコ入れが入りました」
咲「こっちの話にスタッフが後付けで状況説明の文を入れてくれていたけど今回からはそれを無くしました」
美沙「わたし達は前回までを知らないけど」
美春「今回からは中波放送のオマケとして楽しんでください」
咲「それじゃあ、中波放送では収録できなかった流クンの『辞書紹介』をやろうか。流クン、準備は出来た?」
流「休憩時間に選んでおいたのですぐ行けますよ」
美沙「よっ『辞書紹介』のプロ」
流「美沙さん、あまり適当な煽りを入れないでください。それでは、気を取り直して。僕の『辞書紹介』は169ページの『市松模様』の項目です。市松模様と言うのは紺と白を交互に置いた基盤縞を並べた文様をいう単語だそうですが、想像しやすいように説明すると一部色が異なりますがチェスの盤面を思い浮かべて貰えれば分かるのではないでしょうか。僕がチェスを例に出したのは実は理由があります。市松模様の話からは完全に話が脇道に逸れてしまいますが、1年と半年ほど前に今は別のペンネームで活動している作家が書いたヒーロー物の小説がリメイクされるという話を耳にして、その物語に出て来たチェスの 駒がモチーフの敵組織が好みだった僕としてはどのようにリメイクされるのか今から楽しみにしているという話でした。『市松模様』から別の話になってしまい申し訳ありません」
美春「あからさまな宣伝のようだったけれど気のせいよね?」
流「気のせいですね」
美沙「以上、流くんの『辞書紹介』でした」
流「休憩が終わって仕事の顔に切り替えてもらったところ申し訳ないですが、今回の停波放送でやるべきことは以上です」
美春「でも一応、エンディングではなくてフリートークの時間なのね」
咲「ここは第1回から自由な放送になっているからスタッフへの不満とかあったら言っちゃっても構わないよ」
美沙「絶対にこの後で美春ちゃんが不満を爆発させると思うから」
美春「どんなキャラよ、私」
美沙「まず、わたしから言うね。もっとみんなで参加できるコーナーを作ってください」
咲「はい、頑張って考えます」
美春「不満を爆発させないように小出しで言うけれど、まずは『川野流の中波放送』っていうだけでも良いから次回までにジングルを収録すること。次に、スタッフも積極的に番組に参加すること。やらせでも良いから私たちが円滑にトークを出来るようなメールを送りなさい。やらせならやらせでちゃんと説明はしてあげるから。最後に次回も頑張りましょう」
美沙「美春ちゃんツンデレだ」
咲「ツンデレだね」
流「本人は否定すると思いますが僕もそう思います」
美春「も、もう話すことがないならこのまま締めるわよ」
流「じゃあ、締めましょうか。ここまでのお相手はパーソナリティの川野流と」
咲「構成作家の真矢咲と」
美春「スプリングスの桜木美春と」
美沙「同じくスプリングスの桜野美沙でした」
流「次回、第6回の放送は7月24日の23時59分更新予定です」
咲「前回の放送で時間が1分遅れてしまっていたことをこの場を借りて深くお詫びします」
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