第11回

川野流「『今年の反省』今年はこのラジオを多くの方に浸透させることが出来なかったので、来年はもっと多くの方に様々な企画にチャレンジしていきたいと思います」



流「川野流の中波放送 この番組は水守プロダクションと和水プロダクションの提供でお送りいたします」



流「今月も始まりました『川野流の中波放送』こんばん波~従弟が自動車学校に行くことになり祖母や叔母から『流は免許を取らないのか?』と聞かれましたが、実は今年の一月に取得しています。ペーパードライバーの川野流です」


デスティニー田中「こんばん波、免許を取っても車に乗るつもりは全くなかったのに少なくとも週に一度は車を運転しているデスティニー田中です」


桜野美沙「免許は持っているし、お休みの日はドライブとかするけど、怖いからって一緒に乗ってくれる人が居ない桜野美沙です。こんばん波~」


流「本日はクリスマス回という事で、皆でお祝いしたかったのですが、美春さんがインフルエンザの為お休みです。が、先ほどメールが送られてきたので代読させていただきます。

『流くん、デスティニー君、美沙、スタッフの皆さん、そしてリスナーの皆様、月に一度の収録だというのにインフルエンザで収録に参加できず申し訳ありません。こうなることを見越して早めに収録していたのではないかとスタッフに問い詰めたいのですが、今は怒る元気がないので元気を取り戻したら裏で言っておきます。流くんには今回ボケ二人の相手をさせてしまうけれど、きっと大丈夫だと思います。最後になりますが、流くん、デスティニー君、美沙、リスナーの皆様罹った身で偉そうなことを言えないのですが、手洗いうがいは忘れずにしてください。もちろんスタッフもインフルエンザには気を付けて。では、また年明けに皆様に元気な姿で会いたいと願っています。良いお年を。   スプリングス 桜木美春』

以上です」


田中「珍しく優しかったな」


美沙「いつもならメールでも毒舌なのに」


流「本人いないからって言いたい放題ですけど、これ放送されたら本人の耳に届きますからね」


2人「今のカットで」


流「分かっていると思いますが、がっつり乗せてください。という事で、今回はこの3人で頑張っていきたいと思います」



田中「川野流の中波放送」



流「改めましてこんばん波~。川野流です。さて、オープニングで僕は『今年の反省』をしましたが、2人は今年を振り返ってこれだけは反省しておきたいことはありますか?」


田中「『今年の反省』と言うよりも毎年心掛けていることだが、学校やこの番組の収録には絶対に遅刻をしない。特に今年はこのラジオの収録に参加させてもらってからはより一層気を引き締めるようになった」


流「この現場では集合時間前に来ていますけど、学校はいつも遅刻ギリギリですからね」


田中「ここカットな」


美沙「絶対カットされないと思うな」


流「美沙さんは今年一年を振り返って反省することはありますか?」


美沙「うん、このラジオを始めて気付いた事だけど、わたしは3人とか4人でおしゃべりするときに聞き手に回って喋っていないなぁって気付いたからそれが反省かな」


流「それは、上手く話しを回せていない僕も反省すべきですね」


美沙「わたしがただ話について行けていないだけだから気にしないで」


流「そうですか? でも、これからは出来る限り美沙さんも会話に参加できるような話題について話していきたいと思います」


田中「ちなみに、どんな話題なら美沙さんも積極的に話せます?」


美沙「積極的に話せる話題? ご飯とか?」


流「ご飯ですか。この番組も今回で11回目ですが、今までご飯に関して話したことはなかったと思いますね」


田中「スタッフが折角だからコーナー作ってみる? だって」


美沙「どんなコーナーになるのか分からないし、どうせフリートークになりそうだけど1回やってみるくらいなら面白いかもね」


流「美春さんの代わりと言わんばかりにスタッフさんを弄りますね。ちなみにスタッフさんは『今年の反省』はありますか?」


真矢咲「スケジュールの調整が不十分だったことかな」


流「まぁ、色々と大変でしたからね」


田中「俺も突然呼び出されたりしているからな」


美沙「でも、田中くんいつも暇なんだよね?」


田中「オレもイソガシイですよ。ゲンセンとか、ゲンセンとか……」


流「という事で、ですね。皆さんそれぞれ『今年の反省』を言ってもらいましたが、この反省を生かして今後この番組をより良いものにするために頑張りますのでこれからも」


3人「よろしくお願いします」



美沙「川野流の中波放送」



流「更新日はギリギリクリスマスという事でスペシャルコーナー」


田中「お題をクリアしてクリスマスプレゼントをゲットしろ」


美沙「クイズ中波放送の一年」


流「美春さんが居たら確実に意味が分からないと言うので、ルールを説明します。今から、過去10回の放送の中から構成作家の真矢咲さんがクイズを出題します。解答者の僕、デスティニー、美沙さんの3人は早押し……ボタンは無いので自主的に『はい』と言って回答します。問題は全部で4問。正解者はクリスマスプレゼントがもらえます」


田中「クリスマスプレゼントは俺たちが持ち寄ったのも入っているみたいだな」


美沙「美春ちゃんのプレゼントも預かってきたから正解したら貰えるみたいだよ」


流「それでは早速始めましょうか。ではここからの進行は真矢さんお願いします」


咲「はい、任されました。それでは早速第1問。第1回からの問題です。『第1回目の放送で流クンはスタッフの事を何と呼んでいたでしょうか?』この問題は流クンには簡単すぎるので美沙チャンか田中クンが間違えてからじゃないと回答できません」


田中「はい」


咲「田中クン、答えは?」


田中「俺も何回か聞いた事あると思うぞ。『ガラスの窓の外の大人』じゃなかったか?」


咲「正解! 田中クン、クリスマスプレゼントゲット」


田中「どもです」


美沙「それは、わたしが選んだプレゼントだよ」


流「中は何が入っているんですか?」


田中「なんか、小っちゃい加湿器」


美沙「事前に誰に当たるかわからないって聞いていたから誰に当たっても良いように無難なものを選んでみたけどどうかな?」


田中「加湿器はあまり使ったことないですけど、ありがとうございます。これを美沙さんだと思って大事に使います」


流「美沙さんが若干引いているので少しは自重してください」


咲「それじゃあ、2問目いくよ。『第2回放送から出演したデスティニー田中クンですが、デスティニー田中クンが登場した回に行ったコーナーは?』これは簡単ですね」


美沙「はい」


咲「はい、美沙チャン」


美沙「十問一答」


咲「正か、じゃない。惜しい」


流「はい!」


咲「流くん」


流「不定期でしかやっていませんけどコーナー名は覚えておいてください。答えは『一問十答』1つの問いに対して10個の答えを出すコーナーです」


咲「流石、メインパーソナリティー。見事クリスマスプレゼントをゲット。ちなみに私からのプレゼントです」


流「ありがとうございます。中は、なんと商品券5千円分でした」


咲「番組からじゃなくて、完全に自腹です」


流「わざわざありがとうございます。大切に使わせていただきます」


美沙「いいなぁ、わたしもそろそろプレゼント欲しいな」


咲「美沙チャンもそろそろクリスマスプレゼントを獲得しやすくなるのではないでしょうか、第3問は美沙チャンたちスプリングスが初登場した第5回目からです。『第5回目の時点で恒例の挨拶が無かったこの番組に初登場した桜野美沙チャンが最初に考案した挨拶は?』」


田中「これって、俺が出て無い回だよな?」


流「そうですね。でも、この間聴いたって言っていませんでした?」


田中「いや、分かるよ。分かるけど。ほら、分かれよ」


流「美沙さん、先に答えてくれとのことです」


美沙「ありがたいけど、分からない」


流「ちょっと、なんで耳打ちしているんですか」


田中「いや、ヒントだから」


流「あなた答える側ですからね」


美沙「はい!」


咲「はい、完全に答えを耳打ちされていた美沙チャン」


美沙「『チューハー』で良いの?」


流「耳打ちされて答えを知ったから仕方ないですけど、答えはもう少し自信を持って行ってください」


咲「スタッフは判断に困っているみたいだけど、私の独断と偏見で正解。美沙チャンもクリスマスプレゼントをゲット」


流「不正のにおいがプンプンしますけど、おめでとうございます。プレゼントは僕が選んだものですね」


美沙「じゃあ、中を見たいと思います。何かな~? 毛布?」


流「着る毛布というものを選んでみました。夜は冷えるのでこれを着て過ごしてもらえればと思います」


美沙「ありがとう。早速今夜から使うね」


咲「皆がプレゼントをゲットしたところで、次が最後の問題です。第4問『クーラーが動かなくてブース内がサウナのように暑かったのは第何回?』」


流「確か夏頃に収録した回でしたよね」


美沙「分かった!」


咲「美沙チャン、答えをどうぞ」


美沙「第8回目」


咲「正解です。美沙チャン2つ目のクリスマスプレゼントゲットです」


美沙「今貰ったのは美春ちゃんからのプレゼントなんだけど、美晴ちゃんには申し訳ないけどこれは咲さんにプレゼントするね」


咲「良いんですか?」


美沙「咲さんには毎回お世話になっているので美春ちゃんもなんだかんだ言いながらプレゼントするのを許してくれると思うので」


咲「それじゃあ、お言葉に甘えて」


流「では、デスティニーのプレゼントはお休みの美春さんにお渡しします」


美沙「ちなみに美春ちゃんのプレゼントは何だったんですか?」


咲「紅茶の茶葉のセットみたいです」


美沙「紅茶ってよくわからないけど多分高い奴だよね」


流「見る限りそうでしょうね。ところで、デスティニーのプレゼントは何だったんですか?」


田中「それは次回、美春さんから言ってもらおう」


流「次回まで引き延ばす必要はないと思いますけど、今回は珍しく巻きの指示が出ているので次回に引き延ばしましょうか」


田中「皆さん次回までお楽しみという事で」



美沙「川野流の中波放送」



流「さて、無事に第11回まで更新してきました『川野流の中波放送』無事に年を越すことが出来そうです。これも皆さんのお陰です。ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。という事で、ここまでのお相手は川野流と」


田中「デスティニー田中と」


美沙「スプリングスの桜野美沙でした」


3人「良いお年を」


流「停波放送で重大発表があるのでお見逃しなく」

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