第4回


『前回の反省』と言うか、『謝罪』です。前回の放送で私やスタッフが全く想像していなかった出来事に動揺して見るに堪えない放送となってしまいました。この場を借りて関係者一同謝罪をいたします。


 今回は二本撮りの二本目という事で前回から状況は変わっていませんが『川野流の中波放送』気を引き締めてスタートです。




 では、フリートークのお時間です。はい、構成作家の真矢さんが書いた台本はここで一旦メモ帳に変わってしまっています。


 真矢さん何ですか? 「今回と前回の給料は要らない」ですか? まぁ、そうでしょうね。私もさすがに予定よりも大幅に早く終わってしまった前回のお給料は頂けないです。でも、今回は企画なんて大層なものではありませんけど尺稼ぎになりそうな事は考えました。


 という事で、僕の考えた尺稼ぎトークですが、第1回の時に使ったあの辞書を急遽スタッフさんにお願いをして用意して頂きました。


 何をするのかと言うと、第1回でやった自己紹介の時と同様に適当にページを開いてそのページに書かれている項目のうちから一つを選びトークをしていこうと思います。


 準備は既にできているので早速始めたいと思います。それでは最初のトークテーマは……。1886ページから『罪と罰』です。


 この『罪と罰』は辞書によるとドストエフスキーの長編小説らしいのですが、今回はその小説の話ではなく私が実際に体験した『罪と罰』についてお話ししていこうと思います。


 中学2年生の時の話なので5年前の4月ですね。別の中学校に転校して初の登校だったその日に私は転校先の中学校の先生から事前に、


「登校したら職員玄関のインターホンを押して中に入ってください」


 と言われていたので初登校の日に言われた通り職員玄関のインターホンを押して迎え出てくれた先生と一緒に転校の手続きをするために職員室に向かっていたのですが、その先生が突然


「今日は7時45分に来るように言ったはずだけど」


 と言われまして。でも、私は登校する時間が指定されていることを聞かされていなかったので8時に登校してしまいました。


 小さな罪のように思う人もいると思いますが、私は転校初日に遅刻をしたという事がとても大きな『罪』のように感じたので、翌日から私は遅刻した『罰』として少なくとも5分前に、時間に余裕がある時には1時間や2時間前に行動するように心がけるようになりました。


 ちなみに、中波放送の収録はスタジオ付近には少なくとも1時間前には着くように来て集合30分前にはスタジオの中に入っているようにしています。


 という事で最初のトークテーマ『罪と罰』でした。


 続いて2つ目のトークテーマは……。9ページから『アイドル』です。


 開いたページを見て私の中でトークが広がりそうな項目を選んだのですが、実際のアイドルには疎くてゲーム、マンガ、アニメ、ライトノベルに出てくる『アイドル』か、超が付くほどの人気『アイドル』のメンバーくらいしかわからないです。なので、一部偏った知識でのトークになってしまうかもしれませんが『アイドル』といえばライブは欠かせないと思います。


 私の興味を持っている『アイドル』はアニメの世界で活動していますが、私の見ている『アイドル』アニメは俗にいう中の人が演じているキャラクターそのままの歌声でライブをしているので機会があれば一度は生でライブを見てサイリウムとか振ってみたいですね。


 ライブ以外での『アイドル』のイメージだとやっぱり恋愛禁止のイメージがありますけど、他にも禁止ごととか逆にこれは絶対にやらないといけないこととか決まっているのか知りたいですよね?


 そんな事を言ってもこの現場には『アイドル』に極端に詳しい人や関係者がいないですから答えられませんけどね。


 さて、私はこれ以上『アイドル』のトークを広げることは出来そうにないのでこのトークはこの辺で。




 無理矢理広げればトークは続けられそうでしたが、今回はこの辺でエンディングのお時間です。


 台本には書いていませんが『ゲストを作り出せ!』『一問十答』のメールをお待ちしていま……せん。スタッフさんがカンペで「今回からメールは募集しません」と言っているのでこのコーナーは今回やってないですけど今回で事実上の最終回ですか? ネタが思いついた時にやりませんか?


 スタッフさん達がコーナーに関して収録中に会議を始めたのでコーナーの存続については『停波放送』の方で発表したいと思います。


 次回、六月末の放送ですがこの番組が大幅にテコ入れされる予定です。私たちも全然話し合っていないのでどのような放送になるのかは次回をお楽しみにして頂けたらと思います。


今回はこの辺でお別れです。お相手は川野流でした。また次回お会いしましょう。

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