第2編 君のいない冬

揺れる街灯の明かり、小さな一本道

暗闇に舞う雪を「まるで宝石みたい」と

言っていた君の言葉が浮かんで

この季節を巡る度泣きたくなるんだ

もう隣で笑う君はいない


化粧をした木々が、肌を切る風が

すべてが君と繋がるから君を忘れられない

まるで心配性で寂しがり屋の君みたいだ

「私のこと忘れないで」と風が囁いた気がした


僕はこれから先何度も出会いや別れを繰り返すだろう

その当たり前の時の中に君はいつもいるの

だから二人で歩もう、僕の未来を

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